TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024047785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153470
出願日2022-09-27
発明の名称駆動装置
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 5/24 20060101AFI20240401BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】騒音を抑制できる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置は、中心軸線を中心に回転するロータと、ロータを径方向外側から囲むステータと、ステータを径方向外側から囲み保持する円筒状の保持部材70と、保持部材を径方向外側から囲む筒状のハウジングと、中心軸線を中心とする円環状の本体部55を有し、保持部材の軸方向一方側の端部、およびハウジングに固定される中継部材50と、を備える。本体部は、周方向の少なくとも一部に位置する低剛性部55aを有する。低剛性部は、径方向に貫通する貫通孔、若しくは切り欠き部55c、又は径方向の厚さ寸法が局所的に小さい薄肉部の何れかを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸線を中心に回転するロータと、
前記ロータを径方向外側から囲むステータと、
前記ステータを径方向外側から囲み保持する円筒状の保持部材と、
前記保持部材を径方向外側から囲む筒状のハウジングと、
前記中心軸線を中心とする円環状の本体部を有し、前記保持部材の軸方向一方側の端部、および前記ハウジングに固定される中継部材と、を備え、
前記本体部は、周方向の少なくとも一部に位置する低剛性部を有し、
前記低剛性部は、径方向に貫通する貫通孔、若しくは切り欠き部、又は径方向の厚さ寸法が局所的に小さい薄肉部の何れかを有する、
駆動装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記本体部は、周方向に沿って並ぶ複数の前記低剛性部を有する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
複数の前記低剛性部は、周方向に沿って等間隔に並ぶ、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記中継部材は、
前記本体部に対し径方向外側に突出し前記保持部材に締結される複数の第1締結部と、
前記本体部に対し径方向外側に突出し前記ハウジングに締結される複数の第2締結部と、を有し、
複数の前記第1締結部と複数の前記第2締結部とは、周方向において互いに異なる位置でそれぞれ周方向に沿って並び、
前記低剛性部は、周方向において前記第1締結部と前記第2締結部との間に位置する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記ロータの軸方向一方側を回転可能に支持するベアリングと、
前記ベアリングを保持するベアリングホルダと、を備え、
前記中継部材は、前記ベアリングホルダが締結される複数の第3締結部を有し、
複数の前記第1締結部と複数の前記第3締結部とは、周方向において互いに異なる位置でそれぞれ周方向に沿って並び、
前記低剛性部は、周方向において前記第1締結部と前記第3締結部との間に位置する、
請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記第3締結部は、前記第2締結部に直接的に繋がる、
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記保持部材の外周面と前記ハウジングの内周面との間には、流路が設けられる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記ステータに駆動電流を供給する制御部を有し、
前記制御部は、前記駆動電流にノイズキャンセル電流を重畳させるノイズキャンセル部を有する、
請求項1に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年の電気自動車の普及とともに、車両用モータの開発が進められている。モータを車両に搭載する場合、ステータで発生する振動が、モータのハウジングを介して車両に伝達され、車両の操作性に悪影響を与える虞がある。特許文献1に開示されるモータには、このような振動を抑制するために、ステータの外周面に嵌合して変形を抑制する変形抑制部材が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-5375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるようにステータの剛性を高めて振動を抑制する場合であっても振動を完全になくすことは難しい。また、ステータの剛性を高めることで共振周波数が高くなり、高周波数の騒音が搭乗者に不快感を与える虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、騒音を抑制できる駆動装置の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の駆動装置の一つの態様は、中心軸線を中心に回転するロータと、前記ロータを径方向外側から囲むステータと、前記ステータを径方向外側から囲み保持する円筒状の保持部材と、前記保持部材を径方向外側から囲む筒状のハウジングと、中心軸線を中心とする円環状の本体部を有し、前記保持部材の軸方向一方側の端部、および前記ハウジングに固定される中継部材と、を備える。前記本体部は、周方向の少なくとも一部に位置する低剛性部を有する。前記低剛性部は、径方向に貫通する貫通孔、若しくは切り欠き部、又は径方向の厚さ寸法が局所的に小さい薄肉部の何れかを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、騒音を抑制できる駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の駆動装置の概念図である。
図2は、一実施形態の保持部材、および中継部材の分解図である。
図3は、一実施形態の中継部材に採用可能な変形例1の低剛性部を示す図である。
図4は、一実施形態の中継部材に採用可能な変形例2の低剛性部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明では、駆動装置1が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合の位置関係を基に、重力方向を規定して説明する。
【0010】
以下の説明において特に断りのない限り、モータ部2の中心軸線Jに平行な方向(Y軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸線Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸線Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸線Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。また、以下の説明において、+Y側を単に軸方向一方側と呼び、-Y側を単に軸方向他方側と呼ぶ場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社豊田自動織機
冷却構造体および電気機器
15日前
個人
超音波振動体の支持方法
10日前
株式会社発明屋
太陽光発電装置
8日前
株式会社アイシン
回転電機
23日前
株式会社力電
電力システム
10日前
西芝電機株式会社
回転電機
23日前
株式会社LIMNO
充電装置
8日前
個人
チョッパ型双方向ACDCコンバータ
17日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
回転電機
17日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
23日前
株式会社デンソー
制御装置
23日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
18日前
住友重機械工業株式会社
レーザ電源装置
18日前
住友重機械工業株式会社
レーザ電源装置
18日前
矢崎総業株式会社
非接触給電装置
17日前
株式会社デンソー
半導体装置
3日前
株式会社明電舎
回転機
4日前
トヨタ自動車株式会社
コイル線の製造方法
19日前
株式会社GSユアサ
電源装置およびその組立方法
17日前
ダイハツ工業株式会社
車両用制御装置
4日前
東海電子株式会社
電子機器およびプログラム
19日前
株式会社デンソー
電力変換装置
18日前
マレリ株式会社
車両用電源装置
23日前
株式会社豊田自動織機
モータ制御装置
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1日前
株式会社ダイフク
非接触給電設備
19日前
ニデック株式会社
駆動装置
17日前
群貿企業股ふん有限公司
モータ固定子接続構造
10日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
永久磁石式電動機
17日前
日産自動車株式会社
電動車用インバータ
10日前
株式会社立基
管材接続具
18日前
ニデック株式会社
駆動装置
18日前
ニデック株式会社
駆動装置
18日前
東洋電機製造株式会社
電動機の回転子
19日前
続きを見る