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公開番号2024030702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022133763
出願日2022-08-25
発明の名称内燃機関の油路構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02M 31/10 20060101AFI20240229BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】できるだけ早く吸気ポートを暖める。
【解決手段】内燃機関7の油路構造100は、内燃機関7のクランクケースに取り付けられるシリンダブロック21と、シリンダブロック21に取り付けられ、内燃機関7の燃焼室30に通じる吸気ポート32及び排気ポート33が形成されるシリンダヘッド22と、シリンダヘッド22に取り付けられ、燃焼室30に混合気を供給する吸気バルブ42と燃焼室30で燃焼した混合気を排出する排気バルブ43とを動作させるカムシャフト44と、カムシャフト44と燃焼室30との間に配置され、オイルを流通させるためのオイルジャケット101と、を備え、オイルジャケット101は、吸気ポート32の少なくとも一部を囲む囲繞部102を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関(7)のクランクケース(10)に取り付けられるシリンダブロック(21)と、
前記シリンダブロック(21)に取り付けられ、前記内燃機関(7)の燃焼室(30)に通じる吸気ポート(32)及び排気ポート(33)が形成されるシリンダヘッド(22)と、
前記シリンダヘッド(22)に取り付けられ、前記燃焼室(30)に混合気を供給する吸気バルブ(42)と前記燃焼室(30)で燃焼した前記混合気を排出する排気バルブ(43)とを動作させるカムシャフト(44)と、
前記カムシャフト(44)と前記燃焼室(30)との間に配置され、オイルを流通させるためのオイルジャケット(101)と、を備え、
前記オイルジャケット(101)は、前記吸気ポート(32)の少なくとも一部を囲む囲繞部(102)を有する、
内燃機関の油路構造。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記オイルジャケット(101)に面する位置に、サーモスタット(80)を更に備え、
前記サーモスタット(80)は、前記オイルの温度が所定以上の場合は、前記囲繞部(102)に通じる油路を塞ぐ、
請求項1に記載の内燃機関の油路構造。
【請求項3】
前記囲繞部(102)は、前記オイルジャケット(101)において前記燃焼室(30)から吸熱した後の下流に配置される、
請求項1又は2に記載の内燃機関の油路構造。
【請求項4】
前記吸気ポート(32)の壁面(32a)は、インジェクタ(70)から燃料が噴射される燃料噴射領域(AR)を有し、
前記囲繞部(102)は、前記燃料噴射領域(AR)を囲むように配置される、
請求項1又は2に記載の内燃機関の油路構造。
【請求項5】
前記オイルジャケット(101)は、前記燃焼室(30)の上方から見てラビリンス形状であるラビリンス通路(110)を更に有する、
請求項1又は2に記載の内燃機関の油路構造。
【請求項6】
前記オイルジャケット(101)は、前記ラビリンス通路(110)の上流端と前記カムシャフト(44)の下方から供給される前記オイルの通路(140)とに通じる上流端通路(121)を更に有する、
請求項5に記載の内燃機関の油路構造。
【請求項7】
前記オイルジャケット(101)は、前記ラビリンス通路(110)の下流端と前記囲繞部(102)とに通じる下流端通路(122)を更に有する、
請求項5に記載の内燃機関の油路構造。
【請求項8】
前記囲繞部(102)は、前記吸気ポート(32)の外周に沿う円環状である、
請求項1又は2に記載の内燃機関の油路構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の油路構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する研究開発が行われている。
例えば、特許文献1には、吸気通路外壁の燃料噴射弁の噴射ノズル近傍部分に、エンジン冷却水を導入する保温通路を形成した構造が開示されている。保温通路には、シリンダヘッドの水冷ジャケットを通過したエンジン冷却水(例えば80℃以上の冷却水)が導入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-117816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本技術においては、以下の課題がある。例えば、燃焼室で発生した熱は、エンジンオイルとエンジン冷却水とに移動する。燃焼室で発生した熱がエンジン冷却水にも移動すると、燃焼室で発生した熱を吸気ポートへ効率良く伝えることができなくなる。そのため、できるだけ早く吸気ポートを暖めることが望まれている。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、できるだけ早く吸気ポートを暖めることを目的としたものである。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る内燃機関の油路構造は、内燃機関(7)のクランクケース(10)に取り付けられるシリンダブロック(21)と、前記シリンダブロック(21)に取り付けられ、前記内燃機関(7)の燃焼室(30)に通じる吸気ポート(32)及び排気ポート(33)が形成されるシリンダヘッド(22)と、前記シリンダヘッド(22)に取り付けられ、前記燃焼室(30)に混合気を供給する吸気バルブ(42)と前記燃焼室(30)で燃焼した前記混合気を排出する排気バルブ(43)とを動作させるカムシャフト(44)と、前記カムシャフト(44)と前記燃焼室(30)との間に配置され、オイルを流通させるためのオイルジャケット(101)と、を備え、前記オイルジャケット(101)は、前記吸気ポート(32)の少なくとも一部を囲む囲繞部(102)を有する。
【0007】
(2)上記(1)に記載の内燃機関の油路構造では、前記オイルジャケット(101)に面する位置に、サーモスタット(80)を更に備え、前記サーモスタット(80)は、前記オイルの温度が所定以上の場合は、前記囲繞部(102)に通じる油路を塞いでもよい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)に記載の内燃機関の油路構造では、前記囲繞部(102)は、前記オイルジャケット(101)において前記燃焼室(30)から吸熱した後の下流に配置されていてもよい。
【0009】
(4)上記(1)から(3)の何れかに記載の内燃機関の油路構造では、前記吸気ポート(32)の壁面(32a)は、インジェクタ(70)から燃料が噴射される燃料噴射領域(AR)を有し、前記囲繞部(102)は、前記燃料噴射領域(AR)を囲むように配置されていてもよい。
【0010】
(5)上記(1)から(4)の何れかに記載の内燃機関の油路構造では、前記オイルジャケット(101)は、前記燃焼室(30)の上方から見てラビリンス形状であるラビリンス通路(110)を更に有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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