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公開番号2024030092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132655
出願日2022-08-23
発明の名称回転電機
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 11/215 20160101AFI20240229BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】発熱部品の冷却機能を有し、かつセンサマグネットを用いた回転角度検出の性能低下を抑制可能な回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機1は、回転子と一体に回転するセンサマグネット4と、回転子の回転を制御する回路基板と、センサマグネット4と一体に形成されたファン5とを備える。ファン5は、円周方向に所定の間隔をあけて並び、回路基板に向けて突出する複数のブレード51を有する。センサマグネット4には磁極部としてのN極とS極とが周方向に交互に設けられている。制御回路部には、センサマグネット4に対向する位置に磁気センサが設けられている。磁極部は、その中心がセンサマグネット4においてブレード51と軸方向に重なる位置となるように、設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転子(2)と、
磁極部としてのN極とS極とが周方向に交互に設けられて、前記回転子と一体に回転するセンサマグネット(4)と、
前記センサマグネットに対向する位置に設けられた磁気センサ(61)を有して、前記回転子の回転を制御する制御回路部(6)と、
磁性体であって前記センサマグネットと一体に形成されて、前記制御回路部に向けて突出する複数のブレード(51;151)を有するファン(5)と、
を備え、
前記磁極部の中心は、前記センサマグネットにおいて前記ブレードと軸方向に重なる位置に設けられている回転電機。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記ファンは、前記センサマグネットに設けられた前記磁極部の数と同数の前記ブレードを備えており、
前記ファンが有するすべての前記ブレードは、前記磁極部と軸方向に重なる位置に設けられている請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記ファンは、前記センサマグネットに設けられた前記磁極部の数に対して奇数倍の数の前記ブレードを備えており、
前記磁極部のそれぞれは、前記センサマグネットにおいて前記ブレードと軸方向に重なる位置に設けられている請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記ブレードは、周方向長さを有する先端面を有しており、
前記磁極部の中心は、前記センサマグネットにおいて前記ブレードの前記先端面と軸方向に重なる位置に設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
【請求項5】
前記センサマグネットと前記ブレードは、同じ材質によって一体成型された一体品である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
【請求項6】
前記センサマグネットと前記ブレードは、異なる材質によって一体成型された一体品である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、センサマグネットに一体に設けられた冷却用ファンを有して、パワー素子等の発熱部品を冷却する回転電機を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6354487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の冷却用ファンが磁性体である場合には、ファンの回転により、検出されたセンサマグネットの1周分の磁束密度波形についてピークが明確に現れなくなる。これにより、検出された磁束密度波形のピークに基づいた回転角度を適正に検知しがたくなる。
【0005】
この明細書に開示する目的は、発熱部品の冷却機能を有し、かつセンサマグネットを用いた回転角度検出の性能低下を抑制可能な回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
開示された回転電機の一つは、回転子(2)と、磁極部としてのN極とS極とが周方向に交互に設けられて、回転子と一体に回転するセンサマグネット(4)と、センサマグネットに対向する位置に設けられた磁気センサ(61)を有して、回転子の回転を制御する制御回路部(6)と、磁性体であってセンサマグネットと一体に形成されて、制御回路部に向けて突出する複数のブレード(51;151)を有するファン(5)と、を備え、磁極部の中心は、センサマグネットにおいてブレードと軸方向に重なる位置に設けられている。
【0008】
この回転電機によれば、磁極部の中心は軸方向にブレードに重なって設けられているため、ファンの回転中に磁気センサで検知した磁束密度波形のピークが明確になる。このピークに基づいた回転角度の検知により、回転角度の適正な検知が図れる。さらに、ファンの回転中に制御回路部の発熱部品を冷却する機能を発揮できる。したがって、回転電機は、発熱部品の冷却機能を有し、かつセンサマグネットを用いた回転角度検出の性能低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の回転電機を示した断面図である。
第1実施形態に係るブレードと磁極部との関係を示す図である。
センサマグネットおよびファンを径方向に視た図である。
ブレードおよび磁極部と、検知された磁束密度波形との関係を示す図である。
第2実施形態に係るブレードと磁極部との関係を示す図である。
ブレードおよび磁極部と、検知された磁束密度波形との関係を示す図である。
第3実施形態に係る、ブレードおよび磁極部と、検知された磁束密度波形との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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