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公開番号2024022426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022195322,2022125532
出願日2022-12-07,2022-08-05
発明の名称トランスファ装置
出願人冨士発條株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B21D 43/05 20060101AFI20240208BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】搬送方向に対して平面視で所定角度回転させたワークを、バランスよく挟持して搬送することが可能なトランスファ装置を提供する。
【解決手段】正方形又は長方形のダイホルダに固定された状態で、平面視における長手方向が前記ダイホルダの四辺のいずれとも直交せずに、四辺の方向に対して所定角度を有して交差するように成形孔が形成されているダイで加工された加工材を次工程に搬送するトランスファ装置280であって、加工材を、搬送方向に対して直交する方向の両側から挟持するように設けられたフィンガー284Aと、フィンガー284Aを、搬送方向に対して直交する方向に沿って、加工材に対して接近及び離間するように作動させることが可能なエアシリンダ86Aと、を有し、フィンガー284Aは、平面視において、加工材の長手方向に沿った面と当接するように形成された凹部を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
正方形又は長方形のダイホルダに固定された状態で、平面視における長手方向が前記ダイホルダの四辺のいずれとも直交せずに、前記四辺の方向に対して所定角度を有して交差するように成形孔が形成されているダイで加工された加工材を次工程に搬送するトランスファ装置であって、
前記加工材を、該加工材の搬送方向に対して直交する方向の両側から挟持するように設けられたフィンガーと、
前記フィンガーを、前記搬送方向に対して直交する方向に沿って、前記加工材に対して接近及び離間するように作動させることが可能な駆動源と、を有し、
前記フィンガーは、
平面視において、前記加工材の長手方向に沿った面と当接するように形成された凹部を有する、
ことを特徴とするトランスファ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス加工された加工材を搬送するトランスファ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
金属加工に用いられるプレス機として、例えば特許文献1には、トランスファプレス機が開示されている。
【0003】
例えば特許文献1に開示されるように、トランスファプレス機は、ボルスタ16を介してボルスタ支持壁12によりダイホルダ13Hを支持しており、ダイホルダ13Hにはダイ13が固定されている。ダイ13には成形孔13Aが形成されており、筒形ワーク90は、パンチ15によってダイ13の成形孔13Aに押し込まれてプレス加工される。単発プレス機及び順送プレス機においても、ワークがダイに形成された成形孔にパンチによって押し込まれてプレス加工される点は、トランスファプレス機と同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6626234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、搬送方向に対して平面視で所定角度回転させた状態でワークを搬送する場合、バランスよくワークを搬送できない可能性がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、搬送方向に対して平面視で所定角度回転させたワークを、バランスよく挟持して搬送することが可能なトランスファ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のトランスファ装置は、
正方形又は長方形のダイホルダに固定された状態で、平面視における長手方向が前記ダイホルダの四辺のいずれとも直交せずに、前記四辺の方向に対して所定角度を有して交差するように成形孔が形成されているダイで加工された加工材を次工程に搬送するトランスファ装置であって、
前記加工材を、該加工材の搬送方向に対して直交する方向の両側から挟持するように設けられたフィンガーと、
前記フィンガーを、前記搬送方向に対して直交する方向に沿って、前記加工材に対して接近及び離間するように作動させることが可能な駆動源と、を有し、
前記フィンガーは、
平面視において、前記加工材の長手方向に沿った面と当接するように形成された凹部を有する、
ことを特徴とする。
【0008】
上記のトランスファ装置によれば、フィンガーが、平面視において加工材の長手方向に沿った面と当接するように形成された凹部を有する。そのため、ダイに形成された成形孔が、ダイホルダの四辺のいずれとも直交せずに、四辺の方向に対して所定角度を有して形成されていたとしても、搬送方向に対して直交する方向の両側から、プレス加工された加工材をバランスよく挟持することができる。しかも、フィンガーを作動させる駆動源の仕様変更を行う必要もない。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、搬送方向に対して平面視で所定角度回転させたワークを、バランスよく挟持して搬送することが可能なトランスファ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ワーク供給装及びトランスファプレスシステムを含むシステムの全体を示す正面図の一例である。
一般的なワーク供給装置及びトランスファプレスシステムを含むシステム全体の平断面図の一例である。
トランスファプレス機の側断面図の一例である。
一般的な複数のダイのうち一部のダイの平面図及びこの平面図に示されるA-A線断面図、並びに、平面図に示されたダイに対応するパンチの平断面図である。
特徴的な複数のダイのうち一部のダイの平面図、及びこの平面図に示されたダイに対応するパンチの平断面図の一例である。
トランスファプレス機を含むプレスシステムの平断面図の一例であって、ワークがフィンガーで挟持された態様を示す図である。
変形例に係るトランスファプレス機を含むプレスシステムの平断面図の一例であって、ワークがフィンガーで挟持された態様を示す図である。
図7において破線で囲まれたB部の詳細図の一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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