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公開番号2023170761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022082763
出願日2022-05-20
発明の名称給油装置
出願人ENEOS株式会社,株式会社タツノ
代理人個人
主分類B67D 7/06 20100101AFI20231124BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】深紫外線(UV-C)を用いてウイルス等を迅速かつ簡便に不活化すると共に、操作性及び安全性に優れた給油装置を提供する。
【解決手段】燃料油を供給する給油機構と、給油機構に接続される給油ホースと、給油ホースの先端に設けられ、握り部6aと、レバー部6bと、吐出パイプ6cとを備える給油ノズル6と、給油ノズルが掛けられるノズル掛け11とをハウジング本体2に備え、ハウジング本体に深紫外線を発生させる紫外線発生部7を配設し、紫外線発生部からの深紫外線を給油ノズルに照射する給油装置1。紫外線発生部は耐圧防爆ケース10内に設けられ、紫外線発生部からの深紫外線を耐圧防爆ケースの表面に設けられた強化ガラス12を通して照射することができる。紫外線発生部をノズル掛けを挟んで水平方向に相対向して2つ設けることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料油を供給する給油機構と、
該給油機構に接続される給油ホースと、
該給油ホースの先端に設けられ、握り部と、レバー部と、吐出パイプとを備える給油ノズルと、
該給油ノズルが掛けられるノズル掛けとをハウジング本体に備え、
該ハウジング本体に深紫外線を発生させる紫外線発生部を配設し、
該紫外線発生部からの深紫外線を前記給油ノズルに照射することを特徴とする給油装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記紫外線発生部は耐圧防爆ケース内に設けられ、該紫外線発生部からの深紫外線を該耐圧防爆ケースの表面に設けられた強化ガラスを通して照射することを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
【請求項3】
前記紫外線発生部は、前記ノズル掛けを挟んで水平方向に相対向して2つ設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の給油装置。
【請求項4】
前記紫外線発生部からの深紫外線を、前記給油ノズルの握り部の長手方向に沿って照射することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の給油装置。
【請求項5】
前記紫外線発生部からの深紫外線を、前記給油ノズルの握り部及びレバー部の下部に照射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の給油装置。
【請求項6】
前記ハウジング本体は、前記紫外線発生部の上方に紫外線反射板を備え、前記紫外線発生部からの深紫外線を、該紫外線反射板を介して前記給油ノズルの握り部及びレバー部の上部に照射することを特徴とする請求項5に記載の給油装置。
【請求項7】
前記紫外線発生部からの深紫外線を、前記給油ノズルが前記ノズル掛けに掛けられている際に照射することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給油装置。
【請求項8】
前記ハウジング本体は人検知センサを備え、該人検知センサが人を検知すると、前記紫外線発生部からの深紫外線の照射を停止することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の給油装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の燃料タンク等へ燃料油を給油する給油装置に関し、特に菌、カビ、ウイルスへの対策を施した給油装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、人件費の削減のために顧客自身が給油操作を行うセルフ給油所が増加している。これらのセルフ給油所での給油作業では不特定多数の顧客が給油ノズルに触れるため、給油ノズルに菌、カビ、ウイルス等が付着し、さらに近年では新型コロナウイルスの感染症の感染源になる恐れがある。
【0003】
車両に燃料油を給油する給油ノズルを清潔に維持するため、給油ノズルのアルコール消毒は有効であるが、毎回の消毒作業は作業者の負担になるため、作業性に優れた除菌、除ウイルスが望まれている。
【0004】
そこで、特許文献1には、除菌室を仕切り部材で照射室と非照射室が交互に隣接するように仕切り、除菌対象物を照射室と非照射室とを通過するように移動させ、紫外線照射ランプを照射室に臨ませて配置し、除菌対象物を照射室と非照射室を交互に通過させ、除菌対象物に紫外線を間欠的に照射して付着又は浮遊しているウイルスや細菌を除菌する装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-346862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の発明は有効であるが、除菌対象物を照射室に入れる操作が必要となり、給油装置に利用した場合には、除菌する度に給油ノズルを給油装置より取り外さなければならず操作性が悪化すると共に、給油作業の支障となるという問題がある。
【0007】
また、セルフ給油所に設置される給油装置は、顧客自らが給油ノズルを操作するので、人体に対する紫外線の影響を防ぐ手段が必要となる。特許文献1に記載の発明では、紫外線を間欠的に照射(照射したり、照射しなかったり)しているが、これは光源ランプの寿命が短くなることを防ぐことを目的としており、装置内に手が入った際に人体への影響を防ぐための手段ではない。
【0008】
さらに、給油ノズルの操作者が抗ウイルス手袋を付けて給油操作を行うことも考えられるが、装着の手間や手袋の後処理に問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、深紫外線(UV-C)を用いてウイルス等を迅速かつ簡便に不活化すると共に、操作性及び安全性に優れた給油装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、給油装置であって、燃料油を供給する給油機構と、該給油機構に接続される給油ホースと、該給油ホースの先端に設けられ、握り部と、レバー部と、吐出パイプとを備える給油ノズルと、該給油ノズルが掛けられるノズル掛けとをハウジング本体に備え、該ハウジング本体に深紫外線を発生させる紫外線発生部を配設し、該紫外線発生部からの深紫外線を前記給油ノズルに照射することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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