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公開番号2023115734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-21
出願番号2022018121
出願日2022-02-08
発明の名称冷却装置
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25B 1/00 20060101AFI20230814BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】可燃性冷媒が漏出した場合に可燃性冷媒が滞留するのを効果的に防止できる冷却装置を提供する。
【解決手段】空気の流通が許容される機械室に圧縮機と、凝縮器と、当該凝縮器を冷却する冷却ファンとが設けられると共に、当該機械室から区画した冷却空間に蒸発器が設けられて、圧縮機により可燃性冷媒を圧縮して冷却運転を行い得るよう構成する。そして、圧縮機の動作を停止した状態で、当該圧縮機の動作時よりも低い回転速度となるように冷却ファンを動作させるよう構成して、圧縮機の運転状態に応じて冷却ファンの回転速度を変化させるように当該冷却ファンを可変制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
空気の流通が許容される開放空間に圧縮機と、凝縮器と、当該凝縮器を冷却する冷却ファンとが設けられると共に、当該開放空間から区画した冷却空間に冷却器が設けられて、前記圧縮機により圧縮する冷媒として可燃性冷媒が用いられている冷却装置において、
前記圧縮機の運転状態に応じて前記冷却ファンの回転速度を変化させるように当該冷却ファンを可変制御するよう構成されている
ことを特徴とする冷却装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記圧縮機の動作を停止した状態で、当該圧縮機の動作時よりも低い回転速度で前記冷却ファンを動作させるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
【請求項3】
前記圧縮機の動作を停止した状態で、前記冷却ファンの回転速度を可変するよう構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置。
【請求項4】
前記圧縮機の動作を停止した状態で、前記冷却ファンを間欠的に動作させるよう構成されていることを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却装置に関し、圧縮機と、凝縮器と、凝縮器を冷却する冷却ファンとを備え、冷媒として可燃性冷媒が用いられている冷却装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
喫茶店やレストラン等の厨房施設で好適に使用される冷蔵庫や製氷機等の冷却機器は、圧縮機、凝縮器および冷却器等からなる冷却装置を備えており、前記圧縮機から供給される高圧気体冷媒を、前記凝縮器で冷却(熱交換)して凝縮液化させ、この凝縮液化した冷媒が気化する際の気化熱を利用して冷却器を冷却するようになっている。また、前記凝縮器に近接した位置には、凝縮器用の冷却ファンが配設されており、該冷却ファンを運転することで外部空気を機械室に取入れて凝縮器を空冷することで、効率的に冷媒が凝縮液化されるよう構成されている。また、このような冷却装置に用いられる冷媒としては、環境負荷の高いフロンガスや代替フロンに代えて、蒸発熱や飽和圧等の冷媒としての特性に優れているブタンやプロパン等の炭化水素(HC系)などの可燃性冷媒を利用することで環境負荷の削減を図る取り組みが行われている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-287343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、冷媒として可燃性冷媒を利用する構成では、経年劣化や何らかの外的要因により冷媒配管が損傷した際に、可燃性冷媒が漏出する可能性がある。このため、特許文献1では、機械室内において、冷却ファンの風の流れに対して最も風上側に冷却ファンを配置するようにしてある。しかしながら、冷却ファンを最も風上側に配置した場合でも、機械室内に漏出した可燃性冷媒が局所的に滞留することが懸念される。
【0005】
そこで、本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題を好適に解決するべく提案されたものであって、可燃性冷媒が漏出した場合に可燃性冷媒が滞留するのを効果的に防止できる冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、第1の発明は、
空気の流通が許容される開放空間(20)に圧縮機(32)と、凝縮器(34)と、当該凝縮器(34)を冷却する冷却ファン(36)とが設けられると共に、当該開放空間(20)から区画した冷却空間に冷却器(38)が設けられて、前記圧縮機(32)により圧縮する冷媒として可燃性冷媒が用いられている冷却装置において、
前記圧縮機(32)の運転状態に応じて前記冷却ファン(36)の回転速度を変化させるように当該冷却ファンを可変制御するよう構成されていることを要旨とする。
この発明によれば、圧縮機の運転状態に応じて冷却ファンの回転速度を変化させるように当該冷却ファンを可変させることで、腐食等が生じて孔空き(孔食)が発生して可燃性冷媒が漏出した場合でも、冷却ファンが発生させた冷却風により漏出した可燃性冷媒を機外に排出することができ、可燃性冷媒が滞留するのを防ぐことができる。
【0007】
第2の発明は、
前記圧縮機(32)の動作を停止した状態で、当該圧縮機(32)の動作時よりも低い回転速度で前記冷却ファン(36)を動作させるよう構成されていることを特徴とすることを要旨とする。
この発明によれば、圧縮機の動作を停止している場合に、圧縮機を動作している時よりも低速で冷却ファンを回転させることで、冷却ファンの回転速度を一定速度で回転させ続けるよりも消費電力を抑制しつつ、可燃性冷媒の滞留を防ぐことができる。
【0008】
第3の発明は、
前記圧縮機(32)の動作を停止した状態で、前記冷却ファン(36)の回転速度を可変するよう構成されていることを要旨とする。
この発明によれば、冷却ファンの回転速度を可変することで、圧縮機の動作を停止している状態で圧縮機が配置された内を流れる空気の状態(風の状態)を変化させることができるから、可燃性冷媒の滞留をより効果的に防ぐことが可能になる。
【0009】
第4の発明は、
前記圧縮機(32)の動作を停止した状態で、前記冷却ファン(36)を間欠的に動作させるよう構成されていることを要旨とする。
この発明によれば、冷却ファンをオンオフ制御するだけで圧縮機を停止している間に冷却ファンの回転速度を可変して、可燃性冷媒の滞留を防ぐことができる利点がある。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る冷却装置によれば、可燃性冷媒が漏出した場合に可燃性冷媒が滞留するのを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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