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公開番号2023075911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2022165162
出願日2022-10-14
発明の名称硬化性樹脂組成物及び硬化膜
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類C08F 2/50 20060101AFI20230524BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】有機エレクトロルミネッセンス(EL)等の画像表示装置における外光反射によるムラの問題を解決するために、光拡散性を有する硬化膜であって、低温硬化性及び耐溶剤性に優れた硬化膜を形成することができる硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】樹脂(A)、重合性化合物(B)、重合性開始剤(C)、及び散乱粒子(D)を含有し、前記樹脂(A)は、α,β-不飽和カルボニル基を有する構成単位(Aa)、活性メチレン基又は活性メチン基を有する構成単位(Ab)及び酸基を有する構成単位(Ac)を有し、前記重合性開始剤(C)は、オキシム系化合物を含み、前記散乱粒子(D)は、平均粒径が100nm以上5000nm以下である、硬化性樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂(A)、重合性化合物(B)、重合性開始剤(C)、及び散乱粒子(D)を含有し、
前記樹脂(A)は、α,β-不飽和カルボニル基を有する構成単位(Aa)、活性メチレン基又は活性メチン基を有する構成単位(Ab)及び酸基を有する構成単位(Ac)を有し、
前記重合性開始剤(C)は、オキシム系化合物を含み、
前記散乱粒子(D)は、平均粒径が100nm以上5000nm以下である、硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化膜。
【請求項3】
請求項2に記載の硬化膜を含む表示装置。
【請求項4】
請求項1記載の硬化性樹脂組成物を基板の上に塗布する工程、
硬化性組成物を乾燥することにより硬化性組成物層を形成する工程、
硬化性組成物層を露光する工程、及び、
露光された硬化性組成物層を加熱する工程
を含む、硬化膜の製造方法。
【請求項5】
露光された硬化性組成物層を70℃以上200℃以下で加熱する請求項4に記載の硬化膜の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂、当該樹脂を用いた硬化性樹脂組成物、及び当該硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化膜に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像表示装置において、カラーフィルタにおける着色パターン及びオーバーコート等の硬化膜として、耐溶剤性に優れた硬化膜が所望されている。
【0003】
特許文献1(特開2018-165351号公報)には、耐溶剤性に優れる硬化膜を形成しうる樹脂として、α,β-不飽和カルボニル基を有する構成単位と、活性メチレン基又は活性メチン基を有する構成単位及び酸基を有する構成単位を有する樹脂が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-165351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)等の画像表示装置における外光反射によるムラの問題を解決するために、光拡散性を有する硬化膜であって、低温硬化性及び耐溶剤性に優れた硬化膜を形成することができる硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下を含む。
〔1〕 樹脂(A)、重合性化合物(B)、重合性開始剤(C)、及び散乱粒子(D)を含有し、
前記樹脂(A)は、α,β-不飽和カルボニル基を有する構成単位(Aa)、活性メチレン基又は活性メチン基を有する構成単位(Ab)及び酸基を有する構成単位(Ac)を有し、
前記重合性開始剤(C)は、オキシム系化合物を含み、
前記散乱粒子(D)は、平均粒径が100nm以上5000nm以下である、硬化性樹脂組成物。
〔2〕 〔1〕に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化膜。
〔3〕 〔2〕に記載の硬化膜を含む表示装置。
〔4〕 〔1〕記載の硬化性樹脂組成物を基板の上に塗布する工程、
硬化性組成物を乾燥することにより硬化性組成物層を形成する工程、
硬化性組成物層を露光する工程、及び、
露光された硬化性組成物層を加熱する工程
を含む、硬化膜の製造方法。
〔5〕 露光された硬化性組成物層を70℃以上200℃以下で加熱する〔4〕に記載の硬化膜の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明の硬化性樹脂組成物によると、光拡散性を有する硬化膜であって、低温硬化性及び耐溶剤性に優れた硬化膜を形成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<硬化性樹脂組成物>
本発明の硬化性樹脂組成物は、樹脂、重合性化合物、重合性開始剤、及び散乱粒子を含有する。以下、本発明の硬化性樹脂組成物に含まれる各成分について、樹脂を樹脂(A)と称し、重合性化合物を重合性化合物(B)と称し、重合性開始剤を重合性開始剤(C)と称し、散乱粒子を散乱粒子(D)と称する。
【0009】
〔1〕 樹脂(A)
樹脂(A)は、α,β-不飽和カルボニル基を有する構成単位(Aa)、活性メチレン基又は活性メチン基を有する構成単位(Ab)及び酸基を有する構成単位(Ac)を有する樹脂である。
【0010】
樹脂(A)は、より詳細には以下のとおりである。
樹脂(A)は、α,β-不飽和カルボニル基を有する構成単位(以下、該構成単位を「構成単位(Aa)」と称する。)と、活性メチレン基又は活性メチン基を有する構成単位(Ab)(以下、該構成単位を「構成単位(Ab)」と称する。)と、酸基を有する構成単位(Ac)(以下、該構成単位を「構成単位(Ac)」と称する。)とを含む。本発明の硬化性樹脂組成物は、樹脂(A)を含むので、低温硬化性及び耐溶剤性に優れた硬化膜を形成することができる。
樹脂(A)は、さらに他の繰り返し単位(Ad)を含んでいてもよい。また、該樹脂は、構成単位(Aa)、構成単位(Ab)、及び構成単位(Ac)を、それぞれ2種以上含んでいてもよい。
樹脂(A)は、硬化性樹脂組成物のバインダー樹脂として使用される観点から、アルカリ可溶性樹脂であることが好ましい。アルカリ可溶性とは、アルカリ化合物の水溶液である現像液に溶解する性質のことをいう。
樹脂(A)は、構成単位(Ac)を含む重合体を含むため、アルカリ可溶性を付与しやすい。「(メタ)アクリル酸及び/又はそのエステルに由来する構成単位」を「(メタ)アクリル系構成単位」ともいう。なお、「(メタ)アクリル酸」は、「メタクリル酸及び/又はアクリル酸」を意味するものとする。以下、各構成単位について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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