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公開番号
2025181135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024088939
出願日
2024-05-31
発明の名称
後処理装置、及び、画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
37/04 20060101AFI20251204BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】装置が大型化、高コスト化することなく、手差し処理部の開口部からの音漏れを軽減する。
【解決手段】後処理装置本体1の内部に開口部Mを介して連通して、複数枚のシートPが重ねられてなるシート束PTが手差しされる手差し処理部41が設けられている。また、手差し処理部41に手差しされた状態のシート束PTに対して開口部Mの綴じ位置で綴じ処理をおこなう綴じ装置30と、綴じ装置30が遮蔽解除位置に移動する動作に連動して、開口部Mを遮蔽する閉鎖位置から遮蔽解除する開放位置に移動する遮蔽部材50と、が設けられている。さらに、綴じ装置30を移動させる移動機構60~64(移動手段)が設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
後処理装置本体の内部に開口部を介して連通して、複数枚のシートが重ねられてなるシート束が手差しされる手差し処理部と、
前記手差し処理部に手差しされた状態の前記シート束に対して前記開口部の綴じ位置で綴じ処理をおこなう綴じ装置と、
前記綴じ装置が遮蔽解除位置に移動する動作に連動して、前記開口部を遮蔽する閉鎖位置から遮蔽解除する開放位置に移動する遮蔽部材と、
前記綴じ装置を移動させる移動手段と、
を備えたことを特徴とする後処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記遮蔽部材は、前記移動手段によって前記綴じ装置が前記遮蔽解除位置から前記遮蔽解除位置ではない位置に移動する動作に連動して、前記開放位置から前記閉鎖位置に向かって移動することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記遮蔽部材は、前記移動手段によって前記綴じ装置が前記遮蔽解除位置から前記綴じ位置に移動する動作に連動して、前記開放位置から前記手差し処理部に手差しされて載置されたシート束を挟み込む位置に移動することを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記遮蔽部材を前記閉鎖位置と前記開放位置との間で上下方向に移動可能にガイドするガイド部と、
前記遮蔽部材を前記閉鎖位置に向けて下方に付勢する付勢部材と、
を備え、
前記綴じ装置が前記遮蔽解除位置に移動する動作に連動して、前記綴じ装置の押動部に押動されて前記遮蔽部材が前記付勢部材の付勢に抗するように前記開放位置に向けて上方に移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記遮蔽部材の雌ネジ部に螺合して、ピニオンギアとともに回転可能なボールねじと、
前記遮蔽部材の回転を制限する制限部と、
を備え、
前記綴じ装置は、前記ピニオンギアに螺合可能なラックギアを具備し、
前記綴じ装置が前記遮蔽解除位置に移動する動作に連動して、前記綴じ装置の前記ラックギアに螺合する前記ピニオンギアが前記ボールねじとともに回転して前記遮蔽部材が前記閉鎖位置から前記開放位置に向けて上方に移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項6】
前記移動手段は、前記綴じ装置による前記綴じ位置でのシート束に対する綴じ処理が終了した後に、前記綴じ装置を前記綴じ位置から前記遮蔽解除位置に移動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項7】
前記綴じ装置は、前記遮蔽解除位置に位置している状態のとき、
スタートボタンが押下されることでシート束に対する綴じ処理をおこなうように制御されて、
前回の綴じ処理がおこなわれてから、又は、前記遮蔽部材が前記閉鎖位置から前記開放位置に移動してから、所定時間が経過しても前記スタートボタンが押下されないときに前記移動手段によって前記綴じ位置から前記後処理装置本体の内部の基準位置に移動されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項8】
前記綴じ装置は、前記遮蔽解除位置に位置している状態のとき、
検知手段が前記綴じ位置にシート束が手差しされた状態を検知することでシート束に対する綴じ処理をおこなうように制御されて、
前回の綴じ処理がおこなわれてから、又は、前記遮蔽部材が前記閉鎖位置から前記開放位置に移動してから、所定時間が経過しても前記検知手段によるシート束の検知がされないときに前記移動手段によって前記綴じ位置から前記後処理装置本体の内部の基準位置に移動されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項9】
シートに画像を形成可能な画像形成装置と、
請求項1又は請求項2に記載の後処理装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項10】
前記画像形成装置は、画像が形成されたシートを排出可能であって、その排出されたシートを取り出し可能な胴内空間が形成され、
前記後処理装置は、前記画像形成装置の前記胴内空間に設置されたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートに後処理を施す後処理装置と、その後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、画像形成システム(画像形成装置)において、手差しで差し込んだシート束に対して綴じ処理(後処理)をおこなう後処理装置が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、特許文献1、2に開示された後処理装置は、画像形成装置の外装部に設置されていて、ユーザーが手差しでスリット(開口部)に差し込んだシート束の角部に対して綴じ処理を実行可能に構成されている。
【0003】
一方、特許文献2には、手差し用の綴じ処理部に形成されたスリット(開口部)から装置内部の機械音が外部に漏れる不具合を防止するために、スリットを開閉する遮蔽部材をモータ駆動で稼働する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2の後処理装置は、手差し処理部の開口部を開閉する遮蔽部材をモータ駆動で稼働するため、装置が大型化、高コスト化してしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が大型化、高コスト化することなく、手差し処理部の開口部からの音漏れを軽減することができる、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における後処理装置は、後処理装置本体の内部に開口部を介して連通して、複数枚のシートが重ねられてなるシート束が手差しされる手差し処理部と、前記手差し処理部に手差しされた状態の前記シート束に対して前記開口部の綴じ位置で綴じ処理をおこなう綴じ装置と、前記綴じ装置が遮蔽解除位置に移動する動作に連動して、前記開口部を遮蔽する閉鎖位置から遮蔽解除する開放位置に移動する遮蔽部材と、前記綴じ装置を移動させる移動手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置が大型化、高コスト化することなく、手差し処理部の開口部からの音漏れを軽減することができる、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
図1の画像形成システムにおける後処理装置の自動処理部を示す構成図である。
後処理装置を示す上面図である。
後処理装置における手差し処理部を示す図である。
別形態としての手差し処理部を示す図である。
手差し処理部における遮蔽部材と綴じ装置との動作を示す図である。
図6の続きの動作を示す図である。
手差し綴じ処理時の制御の一例を示すフローチャートである。
画像形成システムの制御系を示すブロック図である。
変形例1としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
図10の後処理装置でおこなわれる手差し綴じ処理時の制御を示すフローチャートである。
変形例2としての、後処理装置を示す上面図である。
図12の後処理装置の手差し処理部における遮蔽部材と綴じ装置との動作を示す図である。
変形例3としての、画像形成システムを示す全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
図1にて、本実施の形態における画像形成システム300について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成システム300は、画像形成装置100の胴内空間W(原稿読込装置102と画像形成部115との間に設けられた空間である。)に、綴じ処理機能を備えた後処理装置1(シート処理装置)が着脱可能に設置されている。胴内空間Wは、画像形成装置100から排出されたシートP(印刷後のシートPである。)を排出可能な空間であって、その排出されたシートPを取り出し可能な空間でもある。すなわち、後処理装置1が設置されていない状態において、胴内空間Wは、画像形成装置100から排出されたシートPがスタックされる空間(排出部)として機能することになる。
画像形成システム300において、画像形成装置100は、後処理装置1以外の部分であって、主として、画像形成部115、本体給送トレイ112、定着部120、原稿搬送装置110、原稿読込装置102、などで構成されている。画像形成装置100(画像形成システム300)の外装部には、画像形成システム300における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル149(操作表示部)が設置されている。
図1~図4を参照して、後処理装置1には、綴じ装置30、内部トレイ20、排出ローラ対15、排出トレイ17、複数の搬送ローラ対11~13、などが設置されている。
ここで、後処理装置1は、画像形成装置100に対して搬送方向(シートPの搬送方向である。)の下流側に配置されている。後処理装置1は、画像形成装置100から排出された印刷後の複数枚のシートPに対して綴じ処理(針有り綴じ処理)を施したり、手差しでセットされたシート束PTに対して綴じ処理(針有り綴じ処理)を施したりするための装置であるが、これについては後で詳しく説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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