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公開番号
2025181016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024088750
出願日
2024-05-31
発明の名称
振動デバイス
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03B
5/32 20060101AFI20251204BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】接着剤の広がりを容易に制御できる振動デバイスを提供すること。
【解決手段】発熱源となる発熱源回路51を含むICチップ5と、振動素子6と、ICチップ5および振動素子6を収容するベース2と、ICチップ5とベース2との間に配置された接着剤7と、を備え、ベース2は、ICチップ5を収容する凹部2bと、凹部2bの底面としての基板22の上面22fに開口を有する凹部2aと、を有し、接着剤7は、平面視で凹部2a内に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発熱源となる発熱源回路を含む半導体集積回路と、
振動素子と、
前記半導体集積回路および前記振動素子を収容する基板と、
前記半導体集積回路と前記基板との間に配置された接着剤と、を備え、
前記基板は、
前記半導体集積回路を収容する第1凹部と、
前記第1凹部の底面に開口を有する第2凹部と、を有し、
前記接着剤は、平面視で前記第2凹部内に配置されている、
振動デバイス。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記基板は、前記第1凹部の底面に配置された電極を備え、
前記半導体集積回路は、前記電極に接合部材を介して電気的に接続されている、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
平面視で、前記半導体集積回路と前記第2凹部の開口とが重なる領域の面積は、
前記半導体集積回路の前記第2凹部側の面の面積の20%以上60%以下である、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記第2凹部の開口は、平面視で、前記半導体集積回路の外縁よりも外側に配置された部分を有する、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
平面視で、前記第2凹部は、少なくとも前記発熱源回路と重なっている、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記基板は、底面に、前記第1凹部の開口と前記振動素子を搭載する搭載部とを有する第3凹部を有する、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の振動デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ICチップと圧電振動子とをパッケージに内蔵した圧電デバイスが記載されている。特許文献1において、ICチップは、パッケージを構成するベースに、樹脂接着剤によって接合される。また、ICチップがチップマウントされる前に、ベースに塗布される樹脂接着剤の塗布量は、ICチップの表面積の1/4から1/3程度が好ましいことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-267363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のものでは、ICチップをチップマウントした際に、樹脂接着剤が、過度に広がる虞があった。例えば、過度に広がった樹脂接着剤がICチップのバンプと接触した場合、ICチップの発熱や実装時のリフロー時の熱等に起因する熱応力によって、バンプ部分に破断等の不具合が生じる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の一態様に係る振動デバイスは、発熱源となる発熱源回路を含む半導体集積回路と、振動素子と、前記半導体集積回路および前記振動素子を収容する基板と、前記半導体集積回路と前記基板との間に配置された接着剤と、を備え、前記基板は、前記半導体集積回路を収容する第1凹部と、前記第1凹部の底面に開口を有する第2凹部と、を有し、前記接着剤は、平面視で前記第2凹部内に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態1に係る振動デバイスの平面図。
図1のII-II線に沿う振動デバイスの断面図。
図1のIII-III線に沿う振動デバイスの断面図。
熱抵抗削減効果を示すグラフ。
実施形態2に係る振動デバイスの平面図。
図5のVII-VII線に沿う振動デバイスの断面図。
実施形態3に係る振動デバイスの平面図。
図7のVIII-VIII線に沿う振動デバイスの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
また、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、各軸の矢印方向先端側を「プラス側」とも言い、反対側を「マイナス側」とも言う。
また、以下では、Z軸方向に見ることを「平面視」とする。
さらに、以下の説明において、「上面」との記載は、Z軸方向プラス側の面を表すものとし、「下面」との記載は、Z軸方向マイナス側の面を表すものとする。
【0008】
1.実施形態1
図1は、実施形態1の振動デバイス100の平面図であり、内部の構成を破線で示している。図2は、図1のII-II線に沿う振動デバイス100の断面図である。図3は、図1のIII-III線に沿う振動デバイス100の断面図である。図4は、本実施形態による熱抵抗削減効果を示すグラフである。
【0009】
振動デバイス100は、ICチップ5と振動素子6とを1つのパッケージ1に収容した発振器である。振動デバイス100は、クォーツ時計、通信機器、コンピューター、表示装置、印刷装置、産業用ロボット、自動車、航空機等の電子機器に搭載され、タイミング制御や周波数制御等に用いられる。
【0010】
ICチップ5は、振動素子6を用いてクロック基準信号を生成して出力する。ICチップ5は、発熱源回路51を有する。発熱源回路51は、例えば、電源回路およびまたはPLL(Phase Locked Loop)回路である。ICチップ5は、その他に、発振回路、記憶回路、温度センサー、温度補償回路、インターフェイス回路等を有する。本実施形態において、ICチップ5は、半導体集積回路の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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