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公開番号
2025178320
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025153243,2022541285
出願日
2025-09-16,2021-01-03
発明の名称
細胞の標的集団の直接注射による治療のためのシステム及び医薬組成物
出願人
プリボ テクノロジーズ,インコーポレイティド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
9/10 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】対象の細胞の標的集団に治療的処置を提供するためのシステム及び方法が提供される。
【解決手段】このシステムには、隔壁で囲まれたバイアルに注射可能な水溶液が含まれている。注射可能な水溶液は、標的となる細胞集団に注射するために処方されている。この溶液は、治療薬を含み、治療薬の周りにコーティングを有する粒子を含み、コーティングは、粒子からの薬剤の制御された放出を提供するためにキトサンを含む。この溶液は、ポリマーゲルマトリックスの形態のキトサンポリマーをさらに含み、水性ゲル環境からの粒子の制御された放出をさらに提供する。キトサンポリマー及びキトサン被覆粒子を含むバイアル内に配置された凍結乾燥粉末を製造する方法も提供され、粉末は、水と混合すると、粒子及びキトサンゲルの上記の注射可能な水溶液を形成する。 治療薬の局所送達を提供するために、腫瘍、眼球、膵臓組織、肝臓組織、及び肺組織を含むがこれらに限定されない標的細胞集団に上記の注射可能な水溶液を注射する方法がさらに提供される。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
対象の細胞の標的集団に治療的処置を提供するためのシステムであって、以下:
治療的処置の投与に使用される注射器の針が貫通可能な隔壁で囲まれたバイアル;
バイアルに配置された治療用組成物、 前記組成物は治療的処置の投与に使用するために提供され、そして キトサンゲル及び前記ゲルに埋め込まれた複数の粒子を含む水溶液を含み、前記ゲルは注射による投与に適した粘度を有し;
治療薬を含み、そして治療薬の周りにコーティングを有する粒子;及び
粒子からの薬剤の制御放出を提供するためのキトサンを含むコーティング、
を含むシステム。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記水溶液はさらに、水和促進剤、粒子付着阻害剤、粒子凝集阻害剤、及びそれらの組み合わせから成る群から選択された化合物を含み、ここで
(a)前記水和促進剤が、エチレングリコール、プロピレングリコール、ベータ-プロピレングリコール、グリセロール、及びそれらの組み合わせから成る群から選択され、
(b)前記粒子付着阻害剤が、HPMC、ポロキサマー、及びそれらの組み合わせから成る群から選択され、そして
(c)前記粒子凝集阻害剤が、単糖類、二糖類、糖アルコール、塩素化単糖類、塩素化二糖類、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記水溶液がさらにトリポリリン酸ナトリウムを含む、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記粒子が、平均直径が200nm~2000nmの微粒子である、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項5】
前記粒子が、平均直径が500nm~2000nmの微粒子である、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項6】
前記溶液がさらにキトサンでコーティングされていない遊離量の治療薬をさらに含み、ここで前記治療薬の遊離量は、水溶液中の治療薬の総量の約20重量%~約80重量%の間を構成する、請求項1~5のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記治療薬が免疫療法薬である、請求項1~6のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記免疫療法薬が、抗体、サイトカイン、小分子免疫療法薬、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記治療薬が化学療法剤である、請求項1~6のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項10】
前記粒子がキトサンゲルと直接物理的に接触している、請求項1に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年1月3日に出願された米国仮出願番号62/956,795号の利益を主張し、その開示は、参照により本明細書に組込まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
本発明は、疾患及び腫瘍の治療のための標的細胞集団への注射のための治療用組成物、及びより具体的には、治療薬を含むキトサンゲル及びキトサン粒子の注射可能な水溶液、並びにそのような組成物を調製及び使用する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ヒトの腫瘍は、しばしば外科的切除によって治療される。 腫瘍治療は通常緊急の問題であり、特に固形悪性腫瘍の治療である。 これらの腫瘍には、骨髄性肉腫、円形細胞肉腫、メラニン性肉腫、紡錘細胞肉腫、及び乳頭腫が含まれる。 他のタイプの固形腫瘍は、医学技術の当業者によく知られている。
【0004】
しばしば、腫瘍は完全に切除可能ではなく、これらの固形腫瘍は手術不能であると見なされる。 手術不能な固形腫瘍は、その位置又はサイズによってそのように分類することができる。 化学療法は、固形腫瘍の治療によく使用され、そのサイズを縮小して、手術可能にする。
【0005】
化学療法は、以下の3つの異なる経路によって投与され得る:(1)全身静脈内(IV)、(2)動脈内、及び(3)腫瘍内。全身術前I.V. 治療は固形腫瘍の縮小又は収縮に効果的であることがわかっている。Ferriere, J. P. et al. (1998) Primary chemotherapy in breast cancer: correlation between tumor response and patient outcome, American journal of clinical oncology, 21(2), 117-120. さらに、I.V.経路は、転移性細胞(又は微小転移巣)が全身で治療されるように、生物全体に同時治療を提供する。 ただし、主要な問題の1つは、十分な量の抗腫瘍剤を標的の場所に送達することである。 全身化学療法は、用量を制限し、患者にとって耐えられない可能性のある重篤な副作用を引き起こす可能性がある。これらの副作用は、特に強力で有能な薬の使用を減ずる。 文献によると、ほとんどの薬は、最適な効果をもたらさない用量で、許容可能な副作用の限界(MTD-最大許容用量)で全身投与される。
【0006】
MTDに対するこの制限は、治療の成功に影響を与えるだけでなく、より耐性のある腫瘍を形成するという逆効果の結果をもたらす可能性がある。 特定の固形腫瘍内には、特定の用量レベルで化学療法剤に抵抗する能力が互いに異なる、同じタイプの腫瘍細胞のいくつかの集団が存在すると想定されている。Kinsella, A. R., Smith, D., & Pickard, M. (1997) Resistance to chemotherapeutic antimetabolites: a function of salvage pathway involvement and cellular response to DNA damage, British journal of cancer, 75(7), 935). MTDは、特定の腫瘍内の全てではないがほとんどの細胞を殺すことができる用量レベルである可能性がある。 結果として、より耐性のある癌細胞の残留量が残るだけでなく、広範な増殖のために、それらのより耐性のある細胞が腫瘍の大部分を支配し、将来その腫瘍を化学的に治療するためのより困難な課題を提供する。 もう1つの障害は、多くの抗腫瘍薬が相感受性である可能性があることである。 つまり、細胞が細胞周期の特定の段階にある場合にのみ、細胞と相互作用する。投与時に敏感な段階にない他の細胞は免れる。I.V.投与は比較的短時間であるため、高用量強度であっても腫瘍細胞の感受性相を見落とす可能性がある。 多くの腫瘍の治療は、有効性と有害事象の強度の低下の両方において、低用量、高頻度、又は継続的な投与スケジュールの恩恵を受ける可能性がある。
【0007】
腫瘍内注射は、化学療法のための有望な代替技術であり、少なくとも概念的には、最も成功したアプローチを提示するはずである。 この方法では、抗腫瘍薬が腫瘍に直接投与されるため、高い局所濃度が達成され、全身性の副作用が回避される。 この方法はまた、投与量にほぼ無限の柔軟性を提供する。
【0008】
これらの利点にもかかわらず、腫瘍内化学療法は特に効果的ではなかった。 この有効性の欠如は、以下の要因の1つ以上を反映していると想定されている:
【0009】
腫瘍内の腫瘍細胞の密度は非常に高く、従って、血管を経由しないときに細胞を介した薬物の浸透を妨げる。
【0010】
間質液圧は高く、薬剤が間質液に移動するのを防ぐ。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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