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公開番号
2025176459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082633
出願日
2024-05-21
発明の名称
貴金属吸着材料
出願人
エヌ・イーケムキャット株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
20/22 20060101AFI20251127BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】幅広い貴金属に対して優れた貴金属吸着を有する新たな技術的手段を提供することを一つの目的とする。
【解決手段】シリカ担体を式(I)で表されるアミノ基含有基(式中、R
1
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、Z
1
は、結合であるか、またはNR
2
であり、R
2
は、水素、または1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基であり、R
3
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、R
4
は、水素、または1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基である)
で少なくとも修飾した、貴金属吸着材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シリカ担体が式(I)で表されるアミノ基含有基:
JPEG
2025176459000019.jpg
25
170
(式中、
R
1
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、
Z
1
は、結合であるか、またはNR
2
であり、
R
2
は、水素、または1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基であり、
R
3
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、
R
4
は、水素、または1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基である)
で少なくとも修飾された、貴金属吸着材料。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
R
1
がC
1~20
アルキレンである、請求項1に記載の貴金属吸着材料。
【請求項3】
Z
1
がNR
2
である、請求項1に記載の貴金属吸着材料。
【請求項4】
R
3
がC
1~20
アルキレンである、請求項1に記載の貴金属吸着材料。
【請求項5】
R
4
がC
1~20
アルキルである、請求項1に記載の貴金属吸着材料。
【請求項6】
前記シリカ担体が、式(II)で表されるアミノ基含有基:
JPEG
2025176459000020.jpg
18
170
(式中、
R
5
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、
Z
2
は、結合であるか、またはNR
6
であり、
R
6
は、水素、または1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基であり、
R
7
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分である)
でさらに修飾された、請求項1に記載の貴金属吸着材料。
【請求項7】
R
5
がC
1~20
アルキレンである、請求項6に記載の貴金属吸着材料。
【請求項8】
Z
2
がNR
6
である、請求項6に記載の貴金属吸着材料。
【請求項9】
R
7
がC
1~20
アルキレンである、請求項6に記載の貴金属吸着材料。
【請求項10】
前記シリカ坦体上の式(I)で表されるアミノ基含有基と式(II)で表されるアミノ基含有基とのモル比(式(II)で表されるアミノ基含有基/式(I)で表されるアミノ基含有基)が、0.1~10である、請求項6に記載の貴金属吸着材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、貴金属吸着材料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
貴金属(例えば、白金族金属)は、例えば均一系触媒や不均一系触媒の原料として、多種多様に使われている。一方、これら貴金属(または貴金属元素)は、最終製品(例えば、医薬、食品等)への混入が好ましくない場合があることや、一般的に高価であることが知られている。また、SDGsの観点からは、貴金属を再利用することが求められているといえる。そのため、貴金属を回収する技術が種々検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、テトラクロロパラジウム酸ナトリウム、テトラクロロ白金、テトラクロロ金酸等の貴金属水溶液と、特定の構造を持つアミド化合物を接触させることで、アミド化合物が貴金属抽出剤として作用したことが開示されている。
【0004】
特許文献2には、シリカゲルに3-アミノプロピルトリメトキシシランを修飾した後、3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸、エチルチオ酢酸で処理した白金分離剤が白金及びパラジウムイオンを含む塩酸溶液から貴金属を分離したことが開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、シリカアルミナからなる多孔質中空糸膜に、3-アミノプロピルトリエトキシシランを修飾したパラジウム吸着剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-31719号公報
特開2014-133227号公報
国際公開第2017/204154号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1~3に開示されている貴金属分離材料は、溶液のpH、溶液内に共存する化合物、貴金属の溶液中での形態(例えば、白金族元素が錯体を形成している場合における、錯体の構造)等に影響されて、吸着率に大きな差があること、貴金属錯体の種類によっては吸着が極めて困難な場合があることが、本開示者の検討により明らかとなった。そのため、従来の貴金属吸着材料では、吸着対象となる貴金属の形態に応じて適宜使い分ける必要があったり、そもそも吸着が極めて困難な場合があった。
【0008】
したがって、本開示は、幅広い貴金属に対して優れた貴金属吸着を有する新たな技術的手段を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示者らは、シリカ坦体に特定のアミノ基含有基をグラフトした貴金属吸着材料が優れた貴金属吸着特性を示しうることを見出した。本開示は、かかる知見に基づくものである。
【0010】
本開示の一実施態様によれば、シリカ担体が式(I)で表されるアミノ基含有基:
JPEG
2025176459000001.jpg
24
170
(式中、
R
1
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、
Z
1
は、結合であるか、またはNR
2
であり、
R
2
は、水素、または1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基であり、
R
3
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよい二価のC
1~20
炭化水素部分であり、
R
4
は、1つ以上の置換基で置換されていてもよいC
1~20
炭化水素基である)
で少なくとも修飾された、貴金属吸着材料が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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