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公開番号
2025173577
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024079163
出願日
2024-05-15
発明の名称
情報処理システム及び情報処理方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06Q
10/0633 20230101AFI20251120BHJP(計算;計数)
要約
【課題】プロセスモデルを作成するための現場データのデータ項目の意味を推定する。
【解決手段】情報処理システムは、複数の業務を含むプロセスに係る現場データから選択され、所定の意味を示すデータ項目が指定された着完実績データと、現場データから選択された意味推定対象データと、を保持し、着完実績データの当該所定の意味を示すデータ項目の特徴量と、意味推定対象データに含まれる各データ項目の特徴量と、に基づいて、意味推定対象データのデータ項目から、当該所定の意味を示すデータ項目の候補を推定し、着完実績データと、当該候補が当該所定の意味を示すデータ項目である場合における意味推定対象データと、の比較結果に基づいて、当該候補から当該所定の意味を示すデータ項目を推定する。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理システムであって、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、
複数の業務を含むプロセスに係る現場データから選択され、所定の意味を示すデータ項目が指定された着完実績データと、
前記現場データから選択された意味推定対象データと、
前記着完実績データの前記所定の意味を示すデータ項目の特徴量と、
前記意味推定対象データに含まれる各データ項目の特徴量と、を保持し、
前記プロセッサは、
前記着完実績データの前記所定の意味を示すデータ項目の特徴量と、前記意味推定対象データに含まれる各データ項目の特徴量と、に基づいて、前記意味推定対象データのデータ項目から、前記所定の意味を示すデータ項目の候補を推定し、
前記着完実績データと、前記候補が前記所定の意味を示すデータ項目である場合における前記意味推定対象データと、を比較する比較処理を実行し、
前記比較処理の結果に基づいて、前記候補から前記所定の意味を示すデータ項目を推定する、情報処理システム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、前記着完実績データと、前記データ項目の推定結果と、に基づいて、前記プロセスに含まれる業務の関係をモデル化したプロセスモデルを作成する、情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記所定の意味を示すデータ項目は、前記プロセスにおける追跡対象を識別する情報を示す追跡対象識別項目と、前記プロセスにおける追跡箇所を識別する情報を示す追跡箇所識別項目と、前記プロセスにおいて追跡対象が追跡箇所に存在したタイミングを示すタイミング項目と、を含み、
前記プロセッサは、
前記着完実績データの前記追跡対象識別項目、前記追跡箇所識別項目、及び前記タイミング項目に基づいて、前記追跡対象が前記追跡箇所を辿った情報を示すプロセスフローを作成し、
前記比較処理において、前記候補が前記所定の意味を示すデータ項目である場合における前記意味推定対象データと、前記プロセスフローと、を比較する、情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
前記比較処理において、前記候補が前記所定の意味を示すデータ項目である場合における前記意味推定対象データと、前記プロセスフローと、の適合度を算出し、
前記算出した適合度が所定の条件に基づいて高いと判定した候補を、前記所定の意味を示すデータ項目として推定する、情報処理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、前記意味推定対象データにおける前記候補が示す前記追跡対象識別項目、前記追跡箇所識別項目、及び前記タイミング項目の組み合わせが、前記着完実績データの前記追跡対象識別項目、前記追跡箇所識別項目、及び前記タイミング項目の組み合わせに整合する度合いを示す指標に基づいて、前記適合度を算出する、情報処理システム。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、前記指標と、前記候補が示す前記追跡対象識別項目、前記追跡箇所識別項目、及び前記タイミング項目の組み合わせに対応して予め定められた得点と、に基づいて、前記適合度を算出する、情報処理システム。
【請求項7】
請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、前記意味推定対象データにおける前記候補が示す前記タイミング項目と複数の前記追跡対象識別項目と、を含む組み合わせが、前記着完実績データの前記タイミング及び前記追跡対象識別項目を含む組み合わせに整合すると判定した場合、前記意味推定対象データを部品投入実績データであると推定する、情報処理システム。
【請求項8】
請求項2に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
前記推定結果に基づいて、前記意味推定対象データを含む前記現場データを前記プロセスモデルに関連付け、
前記プロセスモデルに関連付けた現場データ間の相関に基づいて、前記意味推定対象データにおいて前記所定の意味を示すデータ項目の推定結果が適正であるかを判定する、情報処理システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
前記推定結果が適正ではないと判定された前記意味推定対象データについて、
前記所定の意味を示すデータ項目の一部を示す情報の入力を受け付け、
前記一部の情報が正しいものとして、前記候補を推定する処理と、前記比較処理と、前記候補から前記所定の意味を示すデータ項目を推定する処理と、を再度実行する、情報処理システム。
【請求項10】
情報処理システムによる情報処理方法であって、
前記情報処理システムは、プロセッサとメモリとを有し、
前記メモリは、
複数の業務を含むプロセスに係る現場データから選択され、所定の意味を示すデータ項目が指定された着完実績データと、
前記現場データから選択された意味推定対象データと、
前記着完実績データの前記所定の意味を示すデータ項目の特徴量と、
前記意味推定対象データに含まれる各データ項目の特徴量と、を保持し、
前記情報処理方法は、
前記プロセッサが、前記着完実績データの前記所定の意味を示すデータ項目の特徴量と、前記意味推定対象データに含まれる各データ項目の特徴量と、に基づいて、前記意味推定対象データのデータ項目から、前記所定の意味を示すデータ項目の候補を推定し、
前記プロセッサが、前記着完実績データと、前記候補が前記所定の意味を示すデータ項目である場合における前記意味推定対象データと、を比較する比較処理を実行し、
前記プロセッサが、前記比較処理の結果に基づいて、前記候補から前記所定の意味を示すデータ項目を推定する、情報処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
製造業における各業務では、業務の完了又は所定の事象の発生を契機として、現場データが発生したり収集されたりしている。現場作業者は、この現場データを分析することで、作業効率の向上を図っている。
【0003】
ここで、各業務を管理する部門が異なる場合、業務管理のためのシステムが各部門により異なること等を理由として、部門間での情報共有が難しくなることがある。また、各部門は、当該部門が収集した現場データを分析することで、当該部門内の業務の作業効率の向上を図っているが、製造プロセス全体の作業効率の向上のためには、各部門の連携が必要不可欠である。各部門に対して、当該部門内で収集した現場データのみならず、製造プロセス全体で発生する現場データを互いに関連付けて提示することにより、各部門の連携が促進されると考えられる。
【0004】
上記したことは製造現場に特有のものではなく、例えば、物流業、小売業、又はサービス業など複数の業務から構成される一連のプロセスを有する業種においても、同様である。
【0005】
本技術分野の背景技術として、特開2022-20927号公報(特許文献1)及び国際公開第2018/025707号(特許文献2)がある。特許文献1には、「製造現場で発生した現場データをもとに、複数の工程からなるプロセスにおいて、プロセスを構成する業務と現場データの関連性を示すプロセスモデルを作成」するプロセスモデル作成部が開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、「学習手段は、カラムの意味を含むテーブルと当該テーブルの意味とを含む学習データに基づいて、テーブルにおけるカラムの意味に応じた属性値の分布とテーブルの意味との間の規則性を示すモデルを学習する。推定手段は、入力されるテーブルにおけるカラムの意味に応じた属性値の分布とモデルとに基づいて、そのテーブルの意味を推定する」ことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-20927号公報
国際公開第2018/025707号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示されているプロセスモデル作成部が、製造プロセスに含まれる業務から発生する現場データから、当該現場データのデータ構造を定義するプロセスモデルを作成するが、当該現場データのデータ項目の意味が既知であることが前提とされており、データ項目の意味が未知の現場データを用いてプロセスモデルを作成する技術については特許文献1には開示されていない。
【0009】
製造プロセスで発生する現場データから、当該現場データのデータ構造を定義するプロセスモデルを作成するためには、特許文献1で開示された技術では、製造プロセスでの製造対象が、いつ、どこで作業が行われたか、という情報を、現場データから抽出する必要がある。
【0010】
ここで、製造プロセスで発生する現場データについて、一般に、製造対象を識別する識別子に関する情報や、時刻等のタイミングを示す情報や、作業を識別する識別子に関する情報が、複数個所に記録されることがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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