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公開番号2025168983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073911
出願日2024-04-30
発明の名称電動車両のバッテリ交換システム
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20251105BHJP(車両一般)
要約【課題】車載コントローラが非稼働状態の場合でも、ロック機構を作動させ、バッテリの脱着を可能とする電動車両のバッテリ交換システムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る電動車両Cのバッテリ交換システム1においては、バッテリ11を車両フレームCfに取り付けるロック機構13と、ロック機構13を駆動して、車両フレームCfに対するバッテリ11のロック状態とアンロック状態との切り替えを行う車載アクチュエータ14と、車載回路網20と、車載回路網20を介して、車載アクチュエータ14の動作を制御する車載コントローラ100と、一端が車載回路網20に接続され、他端に外付けコントローラ200を接続可能とする車載コネクタ21と、を備え、車載コントローラ100が非稼働時、外付けコントローラ200にて、車載回路網20を介して、車載アクチュエータ14の動作を制御可能とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電動車両のバッテリ交換システムであって、
前記車両の車両フレームに固定され、バッテリを前記車両フレームに取り付けるロック機構と、
前記ロック機構を駆動して、前記車両フレームに対する前記バッテリのロック状態とアンロック状態との切り替えを行う車載アクチュエータと、
前記車載アクチュエータを動作させるための車載回路網と、
前記車載回路網を介して、前記車載アクチュエータの動作を制御する車載コントローラと、
一端が前記車載回路網に接続され、他端に外付けコントローラを接続可能とする車載コネクタと、
を備え、
前記車載コントローラが非稼働時、前記外付けコントローラにて、前記車載回路網を介して、前記車載アクチュエータの動作を制御可能とするバッテリ交換システム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記車載アクチュエータは、油圧式のアクチュエータであって、
前記車載アクチュエータの動作は、前記車載アクチュエータに接続された油圧回路と、前記油圧回路に作動油を供給する駆動ポンプと、前記油圧回路中に配設された制御バルブとを含んで構成される駆動機構の作動により制御される
請求項1に記載のバッテリ交換システム。
【請求項3】
前記車載コネクタは、前記車載回路網のうち、前記駆動ポンプに電力供給するための第1ライン及び前記制御バルブに電力供給するための第2ラインそれぞれに接続されている
請求項2に記載のバッテリ交換システム。
【請求項4】
前記外付けコントローラは、ユーザの操作を受け付ける操作部を有し、
前記操作部は、前記第1ラインへの電力供給状態を制御する第1スイッチと、前記第1ラインへの電力供給状態を制御する第2スイッチと、含む
請求項3に記載のバッテリ交換システム。
【請求項5】
前記外付けコントローラは、前記バッテリとは異なる第2電源と接続可能な受電用コネクタを有し、
前記外付けコントローラは、前記第2電源から受電した電力を利用して、前記車載回路網を介して、前記車載アクチュエータを動作させるための動作電力を供給する
請求項1に記載のバッテリ交換システム。
【請求項6】
前記第2電源は、前記車両に搭載された補機バッテリである
請求項5に記載のバッテリ交換システム。
【請求項7】
前記車載コネクタは、前記外付けコントローラを接続するための端子をカバーするためのキャップを有する
請求項1に記載のバッテリ交換システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車両のバッテリ交換システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バッテリを搭載した電動車両(例えば、電動自動車や、電動スクーター)が知られている。
【0003】
近年、この種の電動車両において、バッテリ交換システムが採用されるケースが増えてきている。かかるバッテリ交換システムは、車両が搭載されているバッテリの貯蔵電力が減少してきたときに、当該バッテリに対してその都度充電する代わりに、当該バッテリを、バッテリ交換ステーションにてフル充電が行われた別のバッテリと交換する、というコンセプトで車両に組み込まれている(例えば、本願の出願人の先願である特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特願2023-134543号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、この種のバッテリ交換システムにおいては、車載コントローラの制御のもと、バッテリを車両フレームに支持固定するロック機構(例えば、後述する図4、図5を参照)の動作が制御され、車両フレームからのバッテリの取り外し及び/又は車両フレームへのバッテリの取り付けが実施される。
【0006】
そのため、何らかの理由で、車載コントローラが非稼働状態のときには、ロック機構を作動させることができず、車両フレームからバッテリを取り外したり、車両フレームへバッテリを取り付けたりすることが、非常に困難となる。一般に、ロック機構は、安全上の理由から、バッテリを堅固に車両フレームに固定しており、仮に、このロック機構を分解して、車両フレームからバッテリを取り外すとなると、車両の架装(即ち、荷台)を下ろして、車両フレームに取り付けられたバッテリの周辺部品を取り外す必要が生じる。
【0007】
この種のバッテリ交換システムは、通常、バッテリ交換ステーションにて稼働し、バッテリ交換ステーション側のステーションシステムと通信を確立した上で、バッテリ交換ステーション側のロボット等と連携して、車両に搭載されたバッテリの交換を行う。このとき、車載コントローラは、例えば、ステーションシステムに対して、現在の車両の位置情報や、車両に搭載された複数のバッテリパックのうちの交換対象のバッテリの情報等を送信する。
【0008】
このような背景から、車載コントローラのロック機構を作動させる機能は、通常、安全上の理由等から、バッテリ交換ステーション以外では、非稼働状態となるように設定されている。
【0009】
しかしながら、実際に車両を使用している中では、バッテリ交換ステーション以外の場所で、バッテリの貯蔵電力が尽きた際や、路上で車両が故障して車載機器の修理が必要となった際等に、バッテリを交換したり、あるいは一時的に脱着したりする必要がある場合がある。又、車両事故が発生した際には、車載コントローラ自体が、完全に非稼働状態となる場合もある。
【0010】
このような場合、現状のバッテリ交換システムでは、ロック機構を作動させることができず、上記したように、車両フレームからバッテリを取り外したり、車両フレームへバッテリを取り付けたりすることが非常に困難となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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