TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025168670
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-11
出願番号
2025074816
出願日
2025-04-28
発明の名称
連続生産製品にとって代表的なパターンの体系的な特定
出願人
ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
,
ROBERT BOSCH GMBH
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
30/20 20200101AFI20251104BHJP(計算;計数)
要約
【課題】製品に対する、特にステアバイワイヤ式のステアリングシステム及び/又は高度自動運転用のステアリングシステムに対する、パラメトライズ可能な解析的なシミュレーションモデルの代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルを決定するためのコンピュータ実装された方法を開示する。
【解決手段】本方法は、非類似度指標に基づいて所定の数のパラメトライズされたシミュレーションモデルを特定することであって、それぞれ2つのパラメトライズされたシミュレーションモデルの間の非類似度指標が距離を定義し、複数の代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルが結果的に得られる、ことを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
製品に対する、特にステアバイワイヤ式のステアリングシステム及び/又は高度自動運転用のステアリングシステムに対する、パラメトライズ可能な解析的なシミュレーションモデルの代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルを決定するためのコンピュータ実装された方法(100)であって、
前記方法(100)は、
・非類似度指標に基づいて所定の数のパラメトライズされたシミュレーションモデルを特定すること(140)であって、それぞれ2つのパラメトライズされたシミュレーションモデルの間の前記非類似度指標が距離を定義し、複数の代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルが結果的に得られる、こと(140)
を含む、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記非類似度指標は、gap指標、ν-gap指標、及び/又は、L2指標に基づく、
請求項1に記載の方法(100)。
【請求項3】
前記複数の代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルは、それぞれのパラメトライズされたシミュレーションモデルから、当該シミュレーションモデルに最も近いそれぞれの代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルまでの距離が、特に所定の有限次元ノルムにおいて最小であるように定義される、
請求項1又は2に記載の方法(100)。
【請求項4】
前記所定の有限次元ノルムは、[1,+Inf]内のpに対するpノルム、特に、合計ノルム、ユークリッドノルム、又は、最大値ノルムである、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項5】
前記方法(100)は、
・前記所定の数、及び/又は、最小の距離、特に前記有限次元ノルムにおける最小の距離に基づいて、前記代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルの代表性に対する尺度を決定すること(141)と、
・任意選択的に、前記代表性に対する尺度が所定の基準を十分に満たしていない場合に、前記所定の数を調整すること(150)、特に増加させることと、
を含む、請求項3又は4に記載の方法(100)。
【請求項6】
前記それぞれ2つのパラメトライズされたシミュレーションモデルは、前記製品に対する運行設計領域(ODD)内の2つのパラメータサンプルに関して前記パラメトライズ可能な解析的なシミュレーションモデルを評価することによって定義される、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項7】
前記所定の数のパラメトライズされたシミュレーションモデルを特定すること(140)は、解析的な最適化、近似的な最適化、及び/又は、数値的な最適化に基づく、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項8】
前記解析的な最適化、前記近似的な最適化、及び/又は、前記数値的な最適化は、前記ODDに対して実施される、
請求項7に記載の方法(100)。
【請求項9】
前記方法(100)は、
・前記代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルに対応付けられたそれぞれのパラメータサンプルを、前記パラメトライズ可能な解析的なシミュレーションモデルの前記代表的なパラメータサンプルとして決定すること(160)
を含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項10】
前記方法(100)は、
・前記代表的なパラメトライズされたシミュレーションモデルに対応付けられた製品パターンを決定すること(161)であって、特に、前記パラメトライズ可能な解析的なシミュレーションモデルの前記代表的なパラメータサンプルに基づいて、複数の代表的な製品パターンが結果的に得られる、こと(161)
を含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
従来技術
例えばステアリングシステムのような連続生産製品(特に、大量連続生産製品)は、製造公差及び製造精度に起因して、例えば、摩擦、弾性及び/又は慣性のような製品パラメータのばらつきの影響を受けている。
続きを表示(約 2,400 文字)
【0002】
さらに、連続生産製品は、例えば、摩耗及び/又は環境の影響による経年劣化に起因した追加的なパラメータばらつきの影響を受けている。連続生産製品のパラメータばらつきの、現実に発生する全ての値範囲及び値組合せが、連続生産製品のいわゆる「運行設計領域(operational design domain)」(ODD)、独語ではほぼ“Betriebsbereich fuer die Auslegung”を形成する。
【背景技術】
【0003】
通常、製品のシミュレーションモデル(略してモデル)には、その本質的な又は関連する特性だけが含まれ、したがって、現実の挙動とモデル化された挙動との間には、単純化に起因する偏差が生じる。ODD内のパラメータばらつきによって、それぞれの個々の連続生産製品ごとに、その現実の挙動と、公称パラメータを備えた製品の代表性に焦点が当てられていることの多い、対応するシミュレーションモデルとの間に追加的な偏差が生じる。ODD全体内の単純化及びばらつきに起因するモデル偏差乃至はモデル不確実性を含めたこのシミュレーションモデルは、多くの場合、製品の閉ループ制御の開発のための、及び/又は、シミュレーションに基づいた製品リリースのための基礎を形成する。現在のところ、連続生産製品のモデル不確実性の完全な特徴付けは、原則的に手間が掛かり過ぎるので、シミュレーションモデルは、いくつかの少数の現実の製品パターン(略して、パターン)と比較される。
【0004】
典型的には、以下のような製品パターン、すなわち、
・例えば、専門家の意見に即して最も重要である最小の、最大の及び/又は公称の製品パラメータを備えたパターン、
・専門家によって定義された製品パラメータを備えたパターン
が選択される。
【0005】
したがって、選択された製品パターンが、ODD全体を十分に代表するということ、またこれにより、ODD内の単純化及びばらつきに起因するモデル不確実性の特徴付けを可能にするということは、保証されていない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
書籍“Essentials of Robust Control”、Kemin Zhou及びJohn C. Doyle著、1st edition, Pearson, 1997, ISBN: 9780135258332、第17章
刊行物“Frequency domain uncertainty and the graph topology”、Glenn Vinnicombe著、IEEE Transactions on Automatic Control, vol. 38, no. 9, pp. 1371-1383, Sept. 1993, DOI: 10.1109/9.237648
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の基礎となる解決されるべき課題は、例えば連続生産製品にとって十分に代表的な製造パターンを選択することができる方法を提供することにあると見て取ることができる。解決されるべきさらなる課題は、例えばODD内の単純化及びばらつきに起因するモデル不確実性の特徴付けを可能にすることにあると見て取ることができる。
【0008】
従来型のステアリングと比較して、ステアバイワイヤ(SbW)式のステアリングシステム及び/又は高度自動運転(highly automated driving:HAD)用のステアリングシステムには、製品リリースのためのより厳格な規範的要件が課されている。(大量)連続生産されるSbWステアリングシステム及びHADステアリングシステムに対するより厳格なリリース要件によって現実のテスト及び試験のコストが従来型のステアリングと比較して異常に増加しないようにするために、当業界においては、シミュレーションに基づいたリリースプロセスに焦点が当てられている。このようなシミュレーションに基づいたリリースの場合には、既知のモデル不確実性を備えた、ステアリングシステムの妥当性確認及び/又は検証されたシミュレーションモデルが重要である。
【0009】
原則的に、シミュレーションモデルの種々異なる側面又はモデル全体を妥当性確認及び/又は検証するために、複数の種々異なる手法が公知である。しかしながら、(大量)連続生産製品のODD内の単純化及びばらつきに起因するモデル不確実性の体系的又は完全な特徴付けを可能にするような手法は、現在のところ存在しない。特に、例えば、定量化可能な残留不確実性を備えたODD全体にとって代表的であり、かつ、これによりODD内のモデル不確実性の体系的な特徴付けを可能にするようないくつかの少数の製品パターンを、体系的又は最適に選択するための方法は存在しない。
【0010】
さらに、ステアリングシステムは、無視できないパラメータばらつきの影響を受けており、大抵の場合、閉ループ制御回路において動作される。したがって、ステアリングシステムの場合には、多くの場合、制御技術において確立された手法によってロバストなコントローラが設計される。しかしながら、この設計方法は、製品に対する既知の不確実性を備えたモデルを前提としている。コントローラ設計に関して、ODD内の既知の代表性範囲をさらに有し、かつ、共にODD全体にとって代表的である、既知の不確実性を備えた1つ又は複数のモデルを構築するための手法は、現在のところ存在しない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
詐欺保険
28日前
個人
縁伊達ポイン
28日前
個人
5掛けポイント
4日前
個人
RFタグシート
15日前
個人
ペルソナ認証方式
12日前
個人
QRコードの彩色
1か月前
個人
地球保全システム
1か月前
個人
情報処理装置
7日前
個人
自動調理装置
14日前
個人
冷凍食品輸出支援構造
2か月前
個人
為替ポイント伊達夢貯
2か月前
個人
表変換編集支援システム
2か月前
個人
残土処理システム
1か月前
個人
農作物用途分配システム
27日前
個人
知財出願支援AIシステム
2か月前
個人
知的財産出願支援システム
1か月前
個人
インターネットの利用構造
11日前
個人
タッチパネル操作指代替具
21日前
個人
スケジュール調整プログラム
20日前
個人
携帯端末障害問合せシステム
20日前
個人
行動時間管理システム
2か月前
個人
パスワード管理支援システム
2か月前
個人
AIによる情報の売買の仲介
2か月前
株式会社キーエンス
受発注システム
1か月前
株式会社キーエンス
受発注システム
1か月前
日本精機株式会社
施工管理システム
2か月前
株式会社キーエンス
受発注システム
1か月前
個人
エリアガイドナビAIシステム
12日前
個人
食品レシピ生成システム
1か月前
個人
海外支援型農作物活用システム
1か月前
個人
パスポートレス入出国システム
2か月前
個人
システム及びプログラム
1か月前
株式会社アジラ
進入判定装置
2か月前
個人
AIキャラクター制御システム
2か月前
サクサ株式会社
中継装置
2か月前
個人
社会還元・施設向け供給支援構造
2か月前
続きを見る
他の特許を見る