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公開番号2025168629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-11
出願番号2024150077,2024089940
出願日2024-08-30,2024-06-03
発明の名称冷却服、冷却衣服セット及び冷却衣服セットの装着方法
出願人ビッグボーン株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20251104BHJP(衣類)
要約【課題】本開示の冷却服は、冷却性能と持続性能とを同時に満たすことができる。
【解決手段】本開示の冷却服は、体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有する冷却服であって、前記表側生地又は前記裏側生地は、前記体に対して最も近い位置に配置され、防水性の内側層と、前記体に対して最も離れた位置に配置され、透湿性の表側層と、前記内側層の上側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、前記中間層と前記表側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する透湿制御層とを有するものである。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有する冷却服であって、
前記表側生地又は前記裏側生地は、
前記体に対して最も近い位置に配置され、防水性の内側層と、
前記体に対して最も離れた位置に配置され、透湿性の表側層と、
前記内側層の上側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、
前記中間層と前記表側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する透湿制御層とを有する冷却服。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記表側生地、又は前記裏側生地の透湿度(JIS L 1099:2012 A-1法)が、12.5以上62.5以下である請求項1に記載の冷却服。
【請求項3】
前記体に装着された状態を基準として、前記表側生地又は前記裏側生地の上部に中間層に水を供給する注水口と、前記表側生地又は前記裏側生地の下部に前記中間層が吸収した水を排水する排水口とを設けた請求項1に記載の冷却服。
【請求項4】
前記体に装着された状態を基準として、前記体に近接して配置された請求項1に記載の前記冷却服と、前記冷却服の外側に、送風ファンにより前記体の温度を下げる空調機能服とを有する冷却衣服セット。
【請求項5】
冷却服と空調機能服とを有する冷却衣服セットの装着方法であって、
前記冷却服は、体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有し、
前記表側生地又は前記裏側生地は、
前記体に対して最も近い位置に配置され、防水性の内側層と、
前記体に対して最も離れた位置に配置され、透湿性の表側層と、
前記内側層の上側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、
前記中間層と前記表側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する透湿制御層とを有し、
前記空調機能服は、前記体の温度を下げるファンが備えられ、
前記水が注入された前記冷却服を前記体に装着し、
(i)前記冷却服の上に、前記ファンが停止した状態の前記空調機能服を重ね着した後、前記空調機能服の前記ファンを回転させる、又は、
(ii)前記冷却服の上に、前記ファンが回転している状態の前記空調機能服を重ね着する、
冷却衣服セットの装着方法。
【請求項6】
前記冷却服は、前記体に装着された状態を基準として、前記表側生地又は前記裏側生地の上部で中間層に水を供給する注水口と、前記表側生地又は前記裏側生地の下部で前記中間層が吸収した水を排水する排水口とを有する請求項5に記載の冷却衣服セットの装着方法。
【請求項7】
体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有する冷却服であって、
前記表側生地又は前記裏側生地は、
前記体に対して最も近い位置に配置され、透湿性及び防水性の内側層と、
前記体に対して最も離れた位置に配置され、防水性の表側層と、
前記表側層の下側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、
前記中間層と前記内側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する第1の透湿制御層とを有する冷却服。
【請求項8】
前記表側層は、透湿性及び防水性を有し、
前記中間層と前記表側層との間に配置され、
前記中間層から放出される蒸気の量を制限する第2の透湿制御層をさらに有する請求項7に記載の冷却服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、不織布に吸収された水分の気化により体を冷却する冷却服、冷却衣服セット及び冷却衣服セットの装着方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
夏の屋外での暑さ対策、熱中症対策として、人又は犬等の動物が着用できるベスト等の服に水分を吸収する吸水材を面状に設け、その水分の蒸発による気化熱で熱を吸収し、体を冷やすことが出来る冷却服が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、冷却服の上部に注水口が設けられており、注水口にペットボトルを差し込んで、ペットボトルの水を注水口から冷却服の内部に設けられた吸水材へ送り込んでいる。送り込まれた水が気化する気化熱で熱を吸収し、体を冷やしている。
また、特許文献1では、冷却服にV字型の水の仕切りを複数個分散させて、吸水材の全面に水を行き渡らせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6008301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、冷却服の透湿度(JIS L 1099:2012 A-1法)を上げる程、人が冷却服を着用したとき、人はより冷たく感じる。これは、冷却服から気化する蒸気の量が多くなるからである。冷却服が人を冷たく感じさせる能力のことを、以後、冷却性能と称す。
一方、冷却服の当該透湿度を下げる程、冷却服から気化する蒸気の量が少なくなり、冷却服により人が冷たく感じる時間が長くなる。
冷却服は、冷却服が人を冷たく感じさせる時間が長い程よく、以後、この性能を持続性能と称す。
特許文献1の冷却服では、冷却性能と持続性能とを同時に満たす方法について記載されていない。また、本願の中間層から放出される蒸気の量を制限する透湿制御層についても記載されていない。
上記課題に鑑み、本開示は、冷却性能と持続性能とを同時に満たす冷却服を提供する。
また、上記冷却服を用いた冷却衣服セット及び冷却衣服セットの装着方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る冷却服は、体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有する冷却服であって、
前記表側生地又は前記裏側生地は、
前記体に対して最も近い位置に配置され、防水性の内側層と、
前記体に対して最も離れた位置に配置され、透湿性の表側層と、
前記内側層の上側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、
前記中間層と前記表側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する透湿制御層とを有するものである。
【0007】
本開示の別の態様に係る冷却服は、体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有する冷却服であって、
前記表側生地又は前記裏側生地は、
前記体に対して最も近い位置に配置され、透湿性及び防水性の内側層と、
前記体に対して最も離れた位置に配置され、防水性の表側層と、
前記表側層の下側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、
前記中間層と前記内側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する第1の透湿制御層とを有するものである。
【0008】
本開示の一態様に係る冷却衣服セットの装着方法は、冷却服と空調機能服とを有する冷却衣服セットの装着方法であって、
前記冷却服は、体の前側に配置される表側生地と、前記体の後側に配置される裏側生地とを有し、
前記表側生地又は前記裏側生地は、
前記体に対して最も近い位置に配置され、防水性の内側層と、
前記体に対して最も離れた位置に配置され、透湿性の表側層と、
前記内側層の上側に配置され、水を吸収し、吸収した前記水を貯留させる不織布からなる中間層と、
前記中間層と前記表側層との間に配置され、前記中間層から放出される蒸気の量を制限する透湿制御層とを有し、
前記空調機能服は、前記体の温度を下げるファンが備えられ、
前記水が注入された前記冷却服を前記体に装着し、
(i)前記冷却服の上に、前記ファンが停止した状態の前記空調機能服を重ね着した後、前記空調機能服の前記ファンを回転させる、又は、
(ii)前記冷却服の上に、前記ファンが回転している状態の前記空調機能服を重ね着する、冷却衣服セットの装着方法である。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様の冷却服は、冷却性能と持続性能とを同時に満たすことができる。
また、上記冷却服を用いた冷却衣服セット及び冷却衣服セットの装着方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1における冷却服の概略の構成を示す右から見た正面の斜視図である。
図2は、実施形態1における冷却服の概略の正面図である。
図3は、実施形態1における冷却服の概略の背面図である。
図4は、実施形態1における注水口及び排水口の概略の拡大図である。
図5Aは、図2のA-A断面を表す概略の断面図である。
図5Bは、図2のB-B断面を表す概略の断面図である。
図6Aは、実施形態1における冷却服の中間層から冷水を排水させる概略の動作図で、冷却服の上部をまるめ始めの状態を示す図である。
図6Bは、実施形態1における冷却服の中間層から冷水を排水させる概略の動作図で、冷却服のまるめ終わりの状態を示す図である。
図7は、変形例1における冷却服の概略の構成を示す背面図である。
図8Aは、変形例2における冷却服と空調機能服とを重ね着する場合の概略の斜視図で、人が冷却服を装着した場合を表す図である。
図8Bは、変形例2における冷却服と空調機能服とを重ね着する場合の概略の斜視図で、冷却服の上に空調機能服を重ね着した場合を表す図である。
図9Aは、実施形態2における冷却服の図2のA-A断面に対応する概略の断面図である。
図9Bは、実施形態2における冷却服の図2のB-B断面に対応する概略の断面図である。
図10Aは、実施形態2における冷却服の図2のA-A断面に対応する別の概略の断面図である。
図10Bは、実施形態2における冷却服の図2のB-B断面に対応する別の概略の断面図である。
図11は、実施形態3における排水口の概略の図及び排水口の概略の拡大図である。
図12Aは、実施形態4における帽子の概略の斜視図である。
図12Bは、実施形態4における帽子をひっくり返した状態の概略の斜視図である。
図13は、実施形態4における帽子の概略の平面図である。
図14は、実施形態5における別の帽子の概略の平面図である。
図15は、実施形態6における別の帽子の概略の平面図である。
図16は、実施形態7における注水口の概略の平面図である。
図17は、実施形態8において、帽子カバーを実施形態4の帽子に被せる前の状態を示す概略の斜視図である。
図18は、実施形態8において、帽子カバーを実施形態4の帽子に被せた後の状態の概略の斜視図である。
図19は、実施形態9におけるフード付き帽子の概略の側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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