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公開番号2025168615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-11
出願番号2024073286
出願日2024-04-29
発明の名称電動注射器
出願人有限会社安久工機,アットドウス株式会社
代理人個人
主分類A61M 5/20 20060101AFI20251104BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】電気浸透流ポンプの安定的な駆動を実現する電動注射器を提供すること。
【解決手段】駆動液が貯留される流路をもつ吸引側流路部と、吸引側流路部の流路に連通する駆動流路をもつ駆動機構部と、を有する電動注射器。駆動機構部は、一対の電極及び一対の電極に挟まれた多孔質体を含み、電気浸透流ポンプとして機能する。電動注射器は、駆動機構部における吸引側流路部と多孔質体との間の部分に一端部が連結されたチューブ状の逃がし管部を有している。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
駆動液が貯留される流路をもつ吸引側流路部と、
一対の電極及び前記一対の電極に挟まれた多孔質体を含み、前記流路に連通する駆動流路をもつ駆動機構部と、
前記駆動機構部における前記吸引側流路部と前記多孔質体との間の部分に一端部が連結されたチューブ状の逃がし管部と、を有する、電動注射器。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記逃がし管部は、
他端部が前記吸引側流路部に連結されている、請求項1に記載の電動注射器。
【請求項3】
前記吸引側流路部は、
前記逃がし管部との連結箇所と、前記駆動機構部との連結箇所との間に、液体の流れを前記駆動機構部側へ向かう方向に制限する逆止弁が設けられている、請求項2に記載の電動注射器。
【請求項4】
前記逃がし管部における前記駆動機構部との連結箇所の近傍に対し当接可能に配置される当接部材と、前記当接部材を動作させる駆動手段と、を含む揺動機構部を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の電動注射器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体や気体を吸引又は吐出するための電動注射器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
体液や血液等の吸引又は薬液等の体内への注入の際に用いられる注射器には、電動のものが存在する(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1の電動注射器は、モータの駆動により、設定された速度で薬液の注入を行うよう構成されている。特許文献2の電動注射器は、電気浸透流ポンプの駆動により輸液を行うよう構成されている。特許文献2では、電気浸透流ポンプを用いることにより、デバイスの小型化、低消費電力化、及び薬液の微量投与が可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-156005号公報
特許第6967797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電動注射器の駆動源として電気浸透流ポンプを採用した場合、該ポンプの駆動により流路内の陰圧が強まると、駆動液に泡が発生する。そして、発生した泡が一定程度まで大きくなると、電気浸透流ポンプの駆動を妨げ、駆動液の流れが停止することもある。そのため、電気浸透流ポンプの円滑かつ安定的な駆動を実現する電動注射器が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電動注射器は、駆動液が貯留される流路をもつ吸引側流路部と、一対の電極及び一対の電極に挟まれた多孔質体を含み、上記流路に連通する駆動流路をもつ駆動機構部と、駆動機構部における吸引側流路部と多孔質体との間の部分に一端部が連結されたチューブ状の逃がし管部と、を有するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、駆動機構部における吸引側流路部と多孔質体との間の部分に一端部が連結されたチューブ状の逃がし管部を有することから、当該部分の泡を逃がし管部へ導き、泡の拡大及び蓄積を抑制することができる。よって、電気浸透流ポンプの安定的な駆動を実現することができ、液体や気体の吸引又は吐出を円滑に滞りなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態1に係る電動注射器の構成例を示す斜視図である。
本発明の実施の形態2に係る電動注射器の構成例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
図1を参照し、実施の形態1における電動注射器100の構成例について説明する。図1に示すように、電動注射器100は、吸引側流路部10と、駆動機構部20と、吐出側流路部30と、逃がし管部50と、を有している。吸引側流路部10は、例えば樹脂製で、流路1cをもつチューブ状の部材である。吸引側流路部10の流路1c内には、駆動液が貯留される。吐出側流路部30は、例えば樹脂製で、流路3cをもつチューブ状の部材である。
【0009】
駆動機構部20は、樹脂により形成された本体部21と、一部又は全体が本体部21に内包された駆動部22と、を有している。駆動部22は、一対の電極である電極2a及び電極2bと、電極2aと電極2bとで挟まれた多孔質体23と、を含む。電極2a及び電極2bは、導電性を有するもので、例えば導電性物質とゴムとを含む。一対の電極(2a、2b)は、少なくとも一部が本体部21により覆われている。
【0010】
多孔質体23は、例えば多孔質セラミックにより形成される。多孔質体23は、電極2aを介して吸引側流路部10の流路と繋がっており、駆動液が浸透している。また、多孔質体23は、電極2bを介して吐出側流路部30の流路と繋がっている。多孔質体23は、本体部21により覆われている。駆動機構部20には、吸引側流路部10の下流側の端部と吐出側流路部30の上流側の端部との間に、流路1cと流路3cとをつなぐ駆動流路22cが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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