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公開番号2025166001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2025125676,2022502209
出願日2025-07-28,2020-07-17
発明の名称併用がん療法剤および方法
出願人ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア,The Regents of the University of California,ザ・ユナイテッド・ステイツ・ガバメント・リプレゼンテッド・バイ・ザ・デパートメント・オブ・ベテランズ・アフェアーズ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 38/19 20060101AFI20251028BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】免疫チェックポイント阻害剤療法と組み合わせた、がんまたは充実性腫瘍を治療する方法を提供する。
【解決手段】対象において、がんまたは充実性腫瘍を治療する方法であって、a.前記対象に、(i)CXCL9ポリペプチド、CXCL10ポリペプチド、もしくはそれらの組み合わせ、(ii)前記CXCL9ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、前記CXCL10ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、もしくはそれらの組み合わせ、(iii)前記CXCL9ポリペプチドをコードする前記ポリヌクレオチドを含む細胞、前記CXCL10ポリペプチドをコードする前記ポリヌクレオチドを含む細胞、もしくはそれらの組み合わせ、または(iv)それらの任意の組み合わせを投与することと、b.前記対象に免疫チェックポイント阻害剤を投与することと、を含む、方法である。
【選択図】図5C
特許請求の範囲【請求項1】
対象において、がんまたは充実性腫瘍を治療する方法であって、
a.前記対象に、
(i)CXCL9ポリペプチド、CXCL10ポリペプチド、もしくはそれらの組み合わせ、
(ii)前記CXCL9ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、前記CXCL10ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、もしくはそれらの組み合わせ、
(iii)前記CXCL9ポリペプチドをコードする前記ポリヌクレオチドを含む細胞、前記CXCL10ポリペプチドをコードする前記ポリヌクレオチドを含む細胞、もしくはそれらの組み合わせ、または
(iv)それらの任意の組み合わせを投与することと、
b.前記対象に免疫チェックポイント阻害剤を投与することと、を含む、方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記免疫チェックポイント阻害剤が、抗体、任意に、モノクローナル抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記免疫チェックポイント阻害剤が、CTLA-4阻害剤、CTLA-4受容体阻害剤、PD-1阻害剤、PD1-L1阻害剤、PD1-L2阻害剤、4-lBB阻害剤、OX40阻害剤、LAG-3阻害剤、TIM-3阻害剤、またはそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記免疫チェックポイント阻害剤が、CTLA-4阻害剤、任意に、イピリムマブまたはトレミリムマブである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記免疫チェックポイント阻害剤が、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、ピジリズマブ、ランブロリズマブ、BMS-936559、アテゾリズマブ、およびAMP-224、AMP224、AUNP12、BGB108、MCLA134、MEDI0680、PDR001、REGN2810、SHR1210、STIA110X、STIA1110、およびTSR042からなる群から選択されるPD1阻害剤である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記免疫チェックポイント阻害剤が、BMS-936559、MPDL3280A、MEDI-4736、MSB0010718C、ALN-PDL、BGBA317、KD033、KY1003、STIA100X、STIA1010、STIA1011、STIA1012およびSTIA1014からなる群から選択されるPD1-L1阻害剤である、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記投与することが、CXCL9、CXCL10、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記CXCL9ポリペプチドが、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列を含み、前記CXCL10ポリペプチドが、配列番号3または配列番号4のアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記CXCL9ポリペプチド、CXCL10ポリペプチド、またはそれらの組み合わせをコードする前記ポリヌクレオチドが、ベクターに挿入され、前記ベクターが、前記対象に投与されるか、または前記ベクターが、抗原提示細胞(APC)もしくは樹状細胞(DC)に導入され、次いで、前記対象もしくは前記腫瘍の部位に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ベクターが、アデノウイルスベクター、レンチウイルスベクター、CMVベクター、ワクシニアウイルスベクター、シンドビスウイルスベクター、またはヘルペスウイルスベクターである、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
政府の利益の声明
本研究は、米国退役軍人省によって支援され、連邦政府は、本発明において一定の権利を有する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
肺がんは、世界中で最も一般的ながんによる死亡原因であり、患者の約85%は、非小細胞肺がん(NSCLC)を有する。化学-免疫療法併用の最近の承認は、進行したNSCLCの治療状況を変化させ、すべての適格な患者は、腫瘍PD-L1レベルに関係なく化学療法と組み合わせて、または腫瘍PD-L1>50%を有する選択された患者における単剤療法のいずれかで、フロントライン環境で抗PD-1/PD-L1免疫療法を受けることができる。このシフトは、フロントライン環境での患者転帰の改善をもたらした[客観的奏効率(ORR)は約55%である]が、満たされていないニーズの領域、すなわちPD-1および/またはPD-L1阻害剤を投与中の進行後の患者にとって効果的な治療選択肢も生み出した。第二選択化学療法は、これらの患者にとって選択肢であるが、顕著な毒性および限られた有効性と関連づけられる。代替として、進行後のPD-1またはPD-L1阻害剤による治療は、観察された最小限の臨床的利益で評価されている(ORRは約8%である)。
【0003】
試験は、PD-1/PD-L1遮断に対する応答が、高い腫瘍変異量(TMB)、増加したCD8+T細胞腫瘍浸潤、および高いベースライン腫瘍PD-L1発現に関連していることを明らかにする。対照的に、発がん性ドライバー変異は、抗PD-1/PD-L1免疫療法への耐性に寄与し得る。例えば、LKB1不活性化変異は、おそらく免疫抑制および血管新生環境を促進して、腫瘍成長を促進することによって、KRAS変異体肺腺がん(LUAC)における抗PD-1療法に対する一次耐性の駆動に関与している。加えて、上皮成長因子受容体(EGFR)変異および/または未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)再編成を有する患者は、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)療法の失敗後のPD-1/PD-L1阻害からの恩恵を受けない。EGFRおよび/またはALK変異体腫瘍は、多くの場合、非炎症性および免疫抑制性TMEを有し、それは免疫療法への耐性に寄与し得る。したがって、腫瘍抗原提示を強化し、免疫抑制性TMEを克服し、腫瘍血管新生を阻害するアプローチは、PD-1/PD-L1遮断の有効性の改善につながると予想される。
【0004】
本発明は、PD-1/PD-L1遮断の有効性、および一般的な免疫チェックポイント阻害剤療法に対する耐性を改善することを対象とする。
【発明の概要】
【0005】
一態様において、対象においてがんまたは充実性腫瘍を治療する方法であって、(a)対象に(i)CXCL9ポリペプチド、CXCL10ポリペプチド、もしくはそれらの組み合わせ、(ii)CXCL9ポリペプチド、CXCL10ポリペプチド、もしくはそれらの組み合わせをコードするポリヌクレオチド、(iii)CXCL9ポリペプチド、CXCL10ポリペプチド、もしくはそれらの組み合わせをコードするポリヌクレオチドを含む細胞、または(iv)それらの任意の組み合わせを投与することと、(b)対象に免疫チェックポイント阻害剤を投与することと、を含む、方法が提供される。
【0006】
一実施形態において、免疫チェックポイント阻害剤は、CTLA-4阻害剤、CTLA-4受容体阻害剤、PD-1阻害剤、PD-L1阻害剤、Pall阻害剤、PD1-L2阻害剤、4-lBB阻害剤、OX40阻害剤、LAG-3阻害剤、TIM-3阻害剤、またはそれらの組み合わせからなる群から選択される。一実施形態において、免疫チェックポイント阻害剤は、抗体、任意に、モノクローナル抗体である。一実施形態において、免疫チェックポイント阻害剤は、CTLA-4阻害剤、任意に、イピリムマブまたはトレミリムマブである。
【0007】
一実施形態において、免疫チェックポイント阻害剤は、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、ピジリズマブ、ランブロリズマブ、BMS-936559、アテゾリズマブ、およびAMP-224、AMP224、AUNP12、BGB108、MCLA134、MEDI0680、PDR001、REGN2810、SHR1210、STIAI10X、STIA1110、およびTSR042からなる群から選択されるPD1阻害剤である。
【0008】
一実施形態において、免疫チェックポイント阻害剤は、BMS-936559、MPDL3280A、MEDI-4736、MSB0010718C、ALN-PDL、BGBA317、KD033、KY1003、STIA100X、STIA1010、STIA1011、STIA1012、およびSTIA1014からなる群から選択されるPD1-L1阻害剤である。
【0009】
一実施形態において、CXCL9/10は、CXCL9、CXCL10、またはそれらの組み合わせを指し、それらを含む。組み合わせの一実施形態において、CXCL9およびCXCL10の各々は、各々独立して、ポリペプチド、ポリヌクレオチドとして、ポリヌクレオチドを含む細胞、またはそれらの任意の組み合わせとして、異なる形態で投与される。一実施形態において、CXCL9は、ポリペプチドとして投与される。一実施形態において、CXCL10は、ポリペプチドとして投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせは、各々ポリペプチドとして投与される。一実施形態において、CXCL9は、CXCL9をコードするポリヌクレオチドとして投与される。一実施形態において、CXCL10は、CXCL10をコードするポリヌクレオチドとして投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせは、各々CXCL9およびCXCL10をそれぞれコードするポリヌクレオチドとして投与される。一実施形態において、CXCL9は、CXCL9をコードするポリヌクレオチドを含む細胞として投与される。一実施形態において、CXCL10は、CXCL10をコードするポリヌクレオチドを含む細胞として投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせは、CXCL9をコードするポリヌクレオチドを含む細胞、およびCXCL10をコードするポリヌクレオチドをコードする細胞として投与される。
【0010】
一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせが投与され、CXCL9は、ポリペプチドとして投与され、CXCL10は、CXCL10をコードするポリヌクレオチドとして投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせが投与され、CXCL10は、ポリペプチドとして投与され、CXCL9は、CXCL9をコードするポリヌクレオチドとして投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせが投与され、CXCL9は、ポリペプチドとして投与され、CXCL10は、CXCL10をコードするポリヌクレオチドを含む細胞として投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせが投与され、CXCL10は、ポリペプチドとして投与され、CXCL9は、CXCL9をコードするポリヌクレオチドを含む細胞として投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせが投与され、CXCL9は、CXCL9をコードするポリヌクレオチドとして投与され、CXCL10は、CXCL10をコードするポリヌクレオチドを含む細胞として投与される。一実施形態において、CXCL9とCXCL10との組み合わせが投与され、CXCL10は、CXCL10をコードするポリヌクレオチドとして投与され、CXCL9は、CXCL9をコードするポリヌクレオチドを含む細胞として投与される。
(【0011】以降は省略されています)

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