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公開番号2025165220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069193
出願日2024-04-22
発明の名称端子付き電線及びワイヤーハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/02 20060101AFI20251027BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線の端部と端子部品との接合に関し、十分な接合強度を得ることができる端子付き電線、及び、そのような端子付き電線を備えたワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】端子付き電線11において電線111の導体露出部111d及び端子部品112の接合部112bを互いに接合する溶融連結部113が、導体露出部111dの延出中心軸X11を通るとともに接合部112bにおける載置面112b-1と交差する断面の輪郭線113aが、電線延出側の縁寄りに位置する端部を中心A111とし、当該中心A111から導体露出部111dの外面までの距離L11から素線111aの1本分の太さL12を減じた長さを半径R11とした円弧状エリアA11の内側を通らない形状を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の素線が撚り合された導体部が樹脂被覆によって被覆され、一端部に前記導体部が前記樹脂被覆から露出状態で延出した導体露出部を有する電線と、
導電性金属で形成され、前記導体露出部が載置されて溶融接合される接合部が設けられた端子部品と、
前記導体露出部及び前記接合部の少なくとも一部が溶融されて一体となることで前記導体露出部及び前記接合部を互いに接合する部位であって、前記導体露出部の延出中心軸を通るとともに前記接合部における前記導体露出部の載置面と交差する断面の輪郭線が、前記断面における前記載置面上で当該載置面の電線延出側の縁寄りに位置する端部を中心とし、前記載置面に対する直交方向について、前記中心から前記導体露出部の外面までの距離から前記素線の1本分の太さを減じた長さを半径とした円弧状エリアの内側を通らない形状を有した溶融連結部と、
を備えたことを特徴とする端子付き電線。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記輪郭線が、前記電線延出側とは反対側で、当該反対側へと凸の曲線を描いて前記載置面へと向かうとともに、隅R状の凹形状を描きつつ前記載置面に達していることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
【請求項3】
前記輪郭線において前記中心に最も近い近接点から当該中心までの距離が、前記導体部の外径の70%以上の長さを有していることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
【請求項4】
前記溶融連結部における前記載置面との前記延出中心軸に沿った接合長が、前記導体部の外径よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
【請求項5】
請求項1~4のうちの何れか一項に記載の端子付き電線と、
絶縁樹脂で形成されて前記端子付き電線が複数本組み合わされるハウジング部材であって、各々が筒状に形成された複数の端子収容室が設けられ、当該複数の端子収容室に複数本の前記端子付き電線における前記端子部品が一対一に収容されるコネクタハウジングと、
を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の端部が端子部品に接合された端子付き電線と、そのような端子付き電線を備えたワイヤーハーネスに関するものとなっている。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電線の端部が端子部品に接合された端子付き電線が広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の端子付き電線は、電線の端部が端子部品に圧着によって接合されたものであるが、電線の端部が端子部品に例えばレーザ溶接等によって溶融接合された端子付き電線も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-59304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、溶融接合タイプの端子付き電線については、電線の端部と端子部品とがどのような接合状態で接合されていれば十分な接合強度が得られるのかはっきりしていないことがあり、接合強度の点で改善の余地が見られるのが現状である。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、電線の端部と端子部品との接合に関し、十分な接合強度を得ることができる端子付き電線、及び、そのような端子付き電線を備えたワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、端子付き電線が、複数の素線が撚り合された導体部が樹脂被覆によって被覆され、一端部に前記導体部が前記樹脂被覆から露出状態で延出した導体露出部を有する電線と、導電性金属で形成され、前記導体露出部が載置されて溶融接合される接合部が設けられた端子部品と、前記導体露出部及び前記接合部の少なくとも一部が溶融されて一体となることで前記導体露出部及び前記接合部を互いに接合する部位であって、前記導体露出部の延出中心軸を通るとともに前記接合部における前記導体露出部の載置面と交差する断面の輪郭線が、前記断面における前記載置面上で当該載置面の電線延出側の縁寄りに位置する端部を中心とし、前記載置面に対する直交方向について、前記中心から前記導体露出部の外面までの距離から前記素線の1本分の太さを減じた長さを半径とした円弧状エリアの内側を通らない形状を有した溶融連結部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、ワイヤーハーネスは、上述の端子付き電線と、絶縁樹脂で形成されて前記端子付き電線が複数本組み合わされるハウジング部材であって、各々が筒状に形成された複数の端子収容室が設けられ、当該複数の端子収容室に複数本の前記端子付き電線における前記端子部品が一対一に収容されるコネクタハウジングと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述の端子付き電線及びワイヤーハーネスによれば、電線の端部と端子部品との接合に関し、十分な接合強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るワイヤーハーネスを示す分解斜視図である。
図1に示されている1本の電線の導体露出部が端子部品の接合部における載置面に載置された様子を拡大して示した図である。
図2に示されている電線及び端子部品を示した三面図である。
図2及び図3に示されている溶融連結部の形状を示す模式図である。
図4に示されている溶融連結部の形状に対する比較例を、図4と同等の側面と部分断面で示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、端子付き電線及びワイヤーハーネスの一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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