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公開番号
2025164666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024190146,2024068601
出願日
2024-10-29,2024-04-19
発明の名称
推奨量出力システム、推奨量出力方法及びプログラム
出願人
株式会社ダイセル
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G16H
10/00 20180101AFI20251023BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】個別のユーザのエクオール摂取量を改善するための技術を提供する。
【解決手段】推奨量出力システムは、対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、決定された推奨量を出力することとを実行する1以上のコンピュータを含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、
予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する前記他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、
決定された推奨量を出力することと、
を実行する1以上のコンピュータを含む推奨量出力システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記指標値は、ユーザが所定期間以上、食事によるイソフラボンの摂取を控え、且つ所定量のイソフラボン含有サプリメントを摂取してから所定時間経過後のエクオール排出量又は血中濃度に応じた値である
請求項1に記載の推奨量出力システム。
【請求項3】
前記状態を表す情報は、更年期障害によって表れ得る症状についてユーザが回答した程度を表す情報である
請求項1又は2に記載の推奨量出力システム。
【請求項4】
前記状態を表す情報は、ユーザの心電図、心拍数、血中酸素濃度、睡眠の質を表す指標、体温、発汗量及び汗の成分の少なくとも何れかを含む
請求項1又は2に記載の推奨量出力システム。
【請求項5】
前記他のユーザの情報は、複数の時点における、前記他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含み、
前記決定処理は、第1の時点における前記他のユーザの状態を表す情報よりも、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記他のユーザの状態を表す情報が改善した、前記他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び前記第1の時点における状態を表す情報が類似する、前記他のユーザの前記第1の時点におけるエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する
請求項1又は2に記載の推奨量出力システム。
【請求項6】
出力された推奨量の前記エクオール及び/又はイソフラボンを前記対象ユーザが所定期間摂取しても、当該対象ユーザの状態を表す情報が所定の基準に基づいて改善したと判断されない場合、前記決定処理において前記推奨量を補正する
請求項1又は2に記載の推奨量出力システム。
【請求項7】
対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、
予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す情報と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する前記他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、
決定された推奨量を出力することと、
を1以上のコンピュータが実行する推奨量出力方法。
【請求項8】
前記指標値は、前記ユーザが所定期間以上、食事によるイソフラボンの摂取を控え、且つ所定量のイソフラボン含有サプリメントを摂取してから所定時間経過後のエクオール排出量又は血中濃度に応じた値である
請求項7に記載の推奨量出力方法。
【請求項9】
対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、
予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す情報と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する前記他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、
決定された推奨量を出力することと、
を1以上のコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
前記指標値は、前記ユーザが所定期間以上、食事によるイソフラボンの摂取を控え、且つ所定量のイソフラボン含有サプリメントを摂取してから所定時間経過後のエクオール排出量又は血中濃度に応じた値である
請求項9に記載のプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、推奨量出力システム、推奨量出力方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが摂取不足している栄養素を補う食品リストを提案するシステムが提案されていた(例えば特許文献1)。本システムでは、携帯端末から、ユーザの摂取した栄養素の過不足量を商品提案サーバに送信する。商品提案サーバは、受信した栄養素の過不足情報に応じて、各種栄養素を補う商品名を格納した商品データベースを参照して、ユーザが摂取すべき商品に関する情報を携帯端末に返信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-26262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イソフラボンから産生されるエクオールの産生能は、腸内環境に依存し、個人によって大きく異なる。しかしながら、エクオールやイソフラボンのサプリメントには、一律の摂取量が記載されることが一般的であり、個別のユーザに適量を提案することは困難であった。本開示は、個別のユーザのエクオール摂取量を改善するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の態様により実現することができる。
(態様1)
対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、
予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す指標値と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する前記他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、
決定された推奨量を出力することと、
を実行する1以上のコンピュータを含む推奨量出力システム。
(態様2)
前記指標値は、前記ユーザが所定期間以上、食事によるイソフラボンの摂取を控え、且つ所定量のイソフラボン含有サプリメントを摂取してから所定時間経過後のエクオール排出量又は血中濃度に応じた値である
態様1に記載の推奨量出力システム。
(態様3)
前記状態を表す情報は、更年期障害によって表れ得る症状についてユーザが回答した程度を表す情報である
態様1又は2に記載の推奨量出力システム。
(態様4)
前記状態を表す情報は、ユーザの心電図、心拍数、血中酸素濃度、睡眠の質を表す指標、体温、発汗量及び汗の成分の少なくとも何れかを含む
態様1から3の何れか一つに記載の推奨量出力システム。
(態様5)
前記他のユーザの情報は、複数の時点における、前記他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含み、
前記決定処理は、第1の時点における前記他のユーザの状態を表す情報よりも、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記他のユーザの状態を表す情報が改善した、前記他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び前記第1の時点における状態を表す情報が類似する、前記他のユーザの前記第1の時点におけるエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する
態様1から4の何れか一つに記載の推奨量出力システム。
(態様6)
出力された推奨量の前記エクオール及び/又はイソフラボンを前記対象ユーザが所定期間摂取しても、当該対象ユーザの状態を表す情報が所定の基準に基づいて改善したと判断されない場合、前記決定処理において前記推奨量を補正する
態様1から5の何れか一つに記載の推奨量出力システム。
(態様7)
対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す情報と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、
予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す情報と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する前記他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、
決定された推奨量を出力することと、
を1以上のコンピュータが実行する推奨量出力方法。
(態様8)
前記指標値は、前記ユーザが所定期間以上、食事によるイソフラボンの摂取を控え、且つ所定量のイソフラボン含有サプリメントを摂取してから所定時間経過後のエクオール排出量又は血中濃度に応じた値である
態様7に記載の推奨量出力方法。
(態様9)
対象ユーザのエクオール産生能の程度を表す情報と、当該対象ユーザの状態を表す情報とを取得することと、
予め記憶装置に蓄積された、他のユーザのエクオール産生能の程度を表す情報と、当該他のユーザの状態を表す情報と、当該他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量を表す情報とを含む他のユーザの情報を用いて、前記対象ユーザとエクオール産生能及び状態を表す情報が類似する前記他のユーザのエクオール及び/又はイソフラボンの摂取量に基づいて、前記対象ユーザが摂取すべきエクオール及び/又はイソフラボンの推奨量を決定する決定処理と、
決定された推奨量を出力することと、
を1以上のコンピュータに実行させるためのプログラム。
(態様10)
前記指標値は、前記ユーザが所定期間以上、食事によるイソフラボンの摂取を控え、且つ所定量のイソフラボン含有サプリメントを摂取してから所定時間経過後のエクオール排出量又は血中濃度に応じた値である
態様9に記載のプログラム。
【0006】
なお、課題を解決するための手段の内容は、コンピュータ等の装置若しくは複数の装置
を含むシステム、1以上のコンピュータが実行する方法、又は1以上のコンピュータに実行させるプログラムとして提供することができる。なお、プログラムを保持する記録媒体を提供するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、個別のユーザのエクオール摂取量を改善するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るシステムの一例を表す図である。
図2は、イソフラボンの摂取量とエクオールの産生量との関係を説明するための図である。
図3は、実施形態に係る学習処理を説明するための処理フロー図である。
図4は、データの収集及び前処理の詳細を説明するための処理フロー図である。
図5は、記憶装置に蓄積されるデータの一例を示す図である。
図6は、推奨量出力処理の一例を表す処理フロー図である。
図7は、第1の変形例において記憶装置に記憶されるデータの一例を示す図である。
図8は、第2の変形例において記憶装置に記憶されるデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ実施形態について説明する。
【0010】
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係るシステムの一例を表す図である。システム100は、サーバ1と、端末2(2A、2B、2C)とを含む。サーバ1は、ユーザのエクオール産生能、例えば更年期障害に関する自覚症状等のようなユーザの状態に関する情報、並びにイソフラボン及びエクオールの少なくとも何れかの摂取量の関係を学習するとともに、学習結果に基づいてユーザに対し摂取すべき成分(すなわち、イソフラボン及びエクオールの少なくとも何れか)を推奨する処理を行う。なお、学習処理と推奨処理とは異なる装置が実行してもよい。端末2は、例えば、摂取すべき成分の提案を受ける対象のユーザが所持するコンピュータである。サーバ1は、端末2を介して、ユーザの排泄物中のエクオール量(以下、「エクオール排出量」とする)等や、ユーザの状態に関する情報を収集したり、端末2へ、摂取すべき成分の推奨量を出力したりする。なお、端末2は、例えばユーザのエクオール排出量を測定する検査機関等のコンピュータを含んでいてもよい。また、サーバ1と端末2とは、ネットワーク3を介して通信可能に接続されている。ネットワーク3は、例えばIP(Internet Protocol)ネットワークを含み、ネットワーク3に接続された
装置は所定の通信プロトコルに基づいて通信を行うことができる。ネットワーク3の一部は、電話網(固定電話網又は移動体通信網)、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、VPN(Virtual Private Network)、LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless LAN)、WAN(Wide Area Network)、インターネットであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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