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公開番号2025164468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068470
出願日2024-04-19
発明の名称ウレタン断熱材を形成する施工方法、建築構造体、及び断熱構造体
出願人BASF INOACポリウレタン株式会社,フクビ化学工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類E04B 1/76 20060101AFI20251023BHJP(建築物)
要約【課題】ウレタン断熱材の空隙や底上がり、透湿防水シートの透湿性の低下の少なくとも一部を解決する技術を提供する。
【解決手段】吹き付け面20Sが多孔性樹脂フィルム層23で構成された建築用透湿防水シート20に、ウレタン原料を建築現場で吹き付けてウレタン断熱材11を形成する施工方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
吹き付け面が多孔性樹脂フィルム層で構成された建築用透湿防水シートに、ウレタン原料を建築現場で吹き付けてウレタン断熱材を形成する施工方法。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
請求項１に記載の施工方法によって形成された建築物の壁又は屋根である建築構造体。
【請求項３】
吹き付け面が多孔性樹脂フィルム層で構成された建築用透湿防水シートと、
前記建築用透湿防水シートに、ウレタン原料を吹き付けて形成されたウレタン断熱材と、を備える断熱構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ウレタン断熱材を形成する施工方法、建築構造体、及び断熱構造体に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
建築物には外部からの雨水等の侵入を防ぎ、かつ、内部の湿気を外部に放出できる透湿防水シートが広く使用されている。汎用的な透湿防水シートは、屋外側に透湿防水フィルム層、屋内側に補強層を構成したもので、補強層は一般的にはポリエステル不織布が使用される。
【０００３】
特許文献１は、面材表面上に硬質ウレタンフォーム断熱材を積層してなる断熱構造を開示する。面材として、不織布の片面に合成樹脂微多孔質膜を被覆又は積層したシート材も使用できると記載されている。
【０００４】
特許文献２は、軟質面材に硬質ポリウレタンフォーム原液を室内側から吹き付けて発泡硬化させて形成される断熱層からなる建築物の断熱構造を開示する。具体例として、軟質面材として、透湿防水性を有するシート材を接着せずに２層重ねて積層したものを使用した試験体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００６－５７３９８号公報
特開２０１４－１４８８００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１及び特許文献２には、ウレタン原料の吹き付け面の構成について明記されていない。通常、不織布と多孔性樹脂フィルム層とを備える透湿防水シートは、吹き付け面が不織布で構成される。
【０００７】
透湿防水シートの不織布側の面にウレタン原料を吹き付けると、ウレタン断熱材に空隙が形成されたり、ウレタン断熱材が底上がりしたりするという課題がある。また、透湿防水シートの不織布側の面にウレタン原料を吹き付けると、透湿防水シートの透湿性が低下するという課題もある。
本開示は、上記課題の少なくとも一部を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
吹き付け面が多孔性樹脂フィルム層で構成された建築用透湿防水シートに、ウレタン原料を建築現場で吹き付けてウレタン断熱材を形成する施工方法。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、上記課題の少なくとも一部が解決される。例えば、ウレタン断熱材の空隙や底上がりを抑制できる。また、透湿防水シートの透湿性の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る断熱構造体を模式的に示す断面図である。
図１の一部を拡大して示す拡大断面図である。
変形例に係る断熱構造体の一部を拡大して示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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