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公開番号2025161713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024204686
出願日2024-11-25
発明の名称UTG振動板スピーカ及びマイクロフォン
出願人玻音先創科技股ふん有限公司
代理人個人,個人
主分類H04R 7/02 20060101AFI20251017BHJP(電気通信技術)
要約【課題】UTG振動板を有するスピーカ及びマイクロフォンを提供する。
【解決手段】UTG振動板スピーカは、磁力線を発生させる磁気アセンブリと、UTGガラスを含み、厚さが0.01~0.1mmである振動板100と、振動板100に対応するよう配置され、磁気アセンブリと連携して駆動力を発生させて振動板100を振動させるボイスコイル、を含む。振動板の厚さは0.01mmまで薄型化される。振動板100は少なくとも上層膜110又は下層膜150を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁力線を発生させる磁気アセンブリ、
音声を伝達するために用いられ、UTGガラスを含み、厚さが0.01~0.1mmであり、少なくとも上層膜又は下層膜を含む振動板、及び
前記振動板に対応するよう配置され、前記磁気アセンブリと連携して駆動力を発生させて前記振動板を振動させるボイスコイル、を含むUTG振動板スピーカ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記上層膜の厚さは1マイクロメートル以上15マイクロメートル以下であり、前記上層膜は、アルミニウム、ニッケル、銅、ダイヤモンド、樹脂又はポリマーである請求項1に記載のUTG振動板スピーカ。
【請求項3】
前記下層膜の厚さは1マイクロメートル以上15マイクロメートル以下であり、前記下層膜は、アルミニウム、ニッケル、銅、ダイヤモンド、樹脂又はポリマーである請求項1に記載のUTG振動板スピーカ。
【請求項4】
前記振動板の形状には、平面四角形、平面円形、平面楕円形、平面長円形、3D陥凹円形、3D突出円形(dome)、カップ状、ボウル状、ドーム状、角錐状が含まれる請求項1に記載のUTG振動板スピーカ。
【請求項5】
前記振動板は、オーディオ、イヤホン、携帯電話、ノートパソコン、タブレット、テレビに適用される請求項1に記載のUTG振動板スピーカ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スピーカ及びマイクロフォンに関し、特に、UTG振動板スピーカ及びマイクロフォンに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
スピーカとは、電気信号を音声に変換する器具であり、19世紀からすでに100年余りにもわたる発展の歴史がある。一般的なスピーカやイヤホン等の音声信号出力装置は、内部に振動板構造を有している。音声信号を出力する際に、振動板構造が振動することで音声伝達の効果が達成される。振動板構造が周波数の異なる音声信号に従って有効に振動し得るよう、振動板構造には、剛性が高く、密度が小さく、且つ、適切な減衰特性を有する材料を選択するのが最適である。
【0003】
一般的に、スピーカは、主に、磁石、磁石に対応するコイル及び振動板からなる。また、通常は、例えば、振動板サラウンド(diaphragm surround)、サスペンション(spider or suspension)、フレーム等のその他の支持部材を更に含む。スピーカは、コイル内の交流電流と磁界を利用して、フレミングの法則の相互作用に基づき、振動板に振動を発生させる。音声の伝達、吸収(減衰)は周波数に関連し、且つ、非線形的であるため、音声は振動板の振動に基づき発せられる。よって、振動板の材料、製造方式、形状等の特性は、スピーカの品質に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子情報技術の急速な発展に伴って、ますます多くの音声発生装置が各種電子製品に応用されるようになっている。特に、人々に広く使用されている携帯通信機器については、小型化及び多機能化に関心が寄せられているだけでなく、音声効果の高品質化や歪みのなさも求められている。これに対し、振動板は、音声発生デバイスの中核部品として、設計の良し悪しが音声発生デバイスの特性に直接的な影響を及ぼす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の観点に基づき、本発明は、磁力線を発生させる磁気アセンブリと、音声を放出するために用いられる振動板であって、UTGガラスを含み、UTG振動板の厚さが0.01~0.1mmである振動板と、UTG振動板に対応するよう配置され、磁気アセンブリと連携して駆動力を発生させてUTG振動板を振動させるボイスコイル、を含むUTG振動板スピーカを提供する。UTG振動板スピーカは、更に、振動板をフレームに接合するサラウンドを含む。
【0006】
UTGの製造方法は、1回成形と2回成形に分けることができる。1回成形には、非接触式のスリット連続ダウンドロー法を使用可能であり、安定的に30マイクロメートルないしはそれ以下の厚さとすることができる。また、オーバーフロー・ダウンドロー法を用いてもよい。これにより、プロセスの全般にわたって外部と接触することがなくなるため、ガラスプレートの表面が平坦且つ清潔となり、研削・研磨を行う必要がなくなる。極薄ガラスを問題なく引き出すためには、原材料の粘性及び引き出し速度を正確に制御せねばならないほか、ガラスの引き出し過程における厚さのムラや破れ、ひいては破断を回避する必要もある。UTG振動板は、例えば、アルミノケイ酸塩、ホウケイ酸、アルミノホウケイ酸、ソーダ石灰又はその他の適切なガラスとしてもよいが、これらに限らない。いくつかの実施例において、前記UTG層は、ユニット切断・薄型化プロセスにより素板ガラスをUTG層130に形成したものである。
【0007】
別の実施例において、振動板は、厚さが1マイクロメートル以上15マイクロメートル以下の上層膜又は下層膜を少なくとも含む。上層膜又は下層膜は、アルミニウム、ニッケル、銅、ダイヤモンド、樹脂又はポリマーである。UTG振動板は、平面UTG振動板又は立体UTG振動板である。UTG振動板の形状には、平面長尺形、平面矩形、平面円形、平面楕円形、平面長円形、帯状構造を有する3D長尺形、3D陥凹円形、3D突出円形(dome)、カップ状、ボウル状、ドーム状、角錐状が含まれる。UTG振動板は、オーディオ、イヤホン、携帯電話、ノートパソコン、タブレット、テレビに適用される。
【0008】
別の実施例において、UTG振動板マイクロフォンはUTGガラス振動板を含む。UTG振動板の厚さは0.01~0.1mmである。振動板は、厚さが1マイクロメートル以上15マイクロメートル以下の上層膜又は下層膜を少なくとも含む。上層膜又は下層膜は、アルミニウム、ニッケル、銅、ダイヤモンド、樹脂又はポリマーである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に基づく振動板の断面の構造図を示す。
図2Aは、本発明の実施例に基づく振動板の断面の概略図を示す。
図2Bは、本発明の実施例に基づく振動板の断面の概略図を示す。
図2Cは、本発明の実施例に基づく振動板の断面の概略図を示す。
図2Dは、本発明の実施例に基づく振動板の断面の概略図を示す。
図2Eは、本発明の一実施例に基づき提供するイヤホンに応用される振動板構造を示しており、平面図及び断面図を含んでいる。
図3Aは、本発明の一実施例に基づくスピーカの一部構造の概略図を示す。
図3Bは、本発明の別の実施例に基づくスピーカの一部構造の概略図を示す。
図3Cは、本発明の更なる実施例に基づくスピーカの一部構造の概略図を示す。
図4は、本発明の一実施例に基づくUTG振動板マイクロフォンアセンブリの概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで、本発明では、発明の具体的実施例及び観点について詳細に記載する。これらの記載は本発明の構造又はステップ、フローを解釈するためのものであって、説明を意図しており、本発明の特許請求の範囲を制限する主旨ではない。そのため、明細書の具体的実施例及び好ましい実施例以外にも、本発明はその他の異なる実施例において幅広く実行可能である。以下に、特定の具体的実施例を挙げて本発明の実施形態につき説明する。なお、当該技術を熟知する者であれば、本明細書で開示する内容から本発明の効果及び利点を容易に理解可能である。且つ、本発明はその他の具体的実施例によっても運用及び実施可能である。本明細書で詳述する各詳細事項はニーズの違いに応じて応用すればよく、且つ、本発明の精神を逸脱しないことを前提に各種の異なる補足又は変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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