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公開番号
2025160333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025124418,2023551761
出願日
2025-07-25,2022-09-02
発明の名称
放電加工機及び放電加工方法
出願人
ファナック株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
B23H
1/10 20060101AFI20251015BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】アルミニウム系材料を放電加工する場合であっても、フィルタ32の寿命を長くすることができるワイヤ放電加工機を提供する。
【解決手段】本開示の態様によれば、アルミニウム系材料を放電加工するワイヤ放電加工機(10)であって、ワイヤ放電加工機において放電加工時に使用される加工液は、カリウムイオン、カルシウムイオン、ナトリウムイオン及びマグネシウムイオンのいずれか1種類以上の陽イオンと、硫酸イオン、亜硫酸イオン、二亜硫酸イオン、亜硫酸水素イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンのいずれか1種類以上の陰イオンと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
放電加工で使用された加工液を濾過して前記加工液に含まれるスラッジを除去するフィルタを有する放電加工機であって、
アルミニウム系材料を放電加工する場合に使用される前記加工液は、カリウムイオン、カルシウムイオン、ナトリウムイオン及びマグネシウムイオンのいずれか1種類以上の陽イオンを含み、
前記アルミニウム系材料の放電加工中に前記フィルタの目に詰まり易い水酸化アルミニウムが前記加工液内に生成されることを抑制するために、前記陽イオンが前記加工液に含まれる、放電加工機。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の放電加工機において、
前記加工液は、硫酸イオン、亜硫酸イオン、二亜硫酸イオン、亜硫酸水素イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンのいずれか1種類以上の陰イオンを更に含む、放電加工機。
【請求項3】
請求項2に記載の放電加工機において、
前記カリウムイオン、前記カルシウムイオン、前記ナトリウムイオン、前記マグネシウムイオン、前記硫酸イオン、前記亜硫酸イオン、前記二亜硫酸イオン、前記亜硫酸水素イオン、前記水酸化物イオン、前記硝酸イオン及び前記亜硝酸イオンは、前記加工液に薬剤が投入されることにより、前記加工液に含まれるイオンである、放電加工機。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の放電加工機において、
イオン交換樹脂を有し、
前記ナトリウムイオン及び前記水酸化物イオンは、前記加工液を前記イオン交換樹脂に通すことにより、前記加工液に含まれるイオンである、放電加工機。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の放電加工機において、
前記アルミニウム系材料を放電加工することにより、酸化アルミニウム又は酸化アルミニウム三水和物が生成される、放電加工機。
【請求項6】
放電加工で使用された加工液を濾過して前記加工液に含まれるスラッジを除去するフィルタを有する放電加工機を用いた放電加工方法であって、
カリウムイオン、カルシウムイオン、ナトリウムイオン及びマグネシウムイオンのいずれか1種類以上の陽イオンを含む前記加工液内で、アルミニウム系材料を放電加工し、
前記アルミニウム系材料の放電加工中に前記フィルタの目に詰まり易い水酸化アルミニウムが前記加工液内に生成されることを抑制するために、前記陽イオンが前記加工液に含まれる、放電加工方法。
【請求項7】
請求項6に記載の放電加工方法において、
前記加工液は、硫酸イオン、亜硫酸イオン、二亜硫酸イオン、亜硫酸水素イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンのいずれか1種類以上の陰イオンを更に含む、放電加工方法。
【請求項8】
請求項7に記載の放電加工方法において、
前記加工液に薬剤が投入されることにより、前記カリウムイオン、前記カルシウムイオン、前記ナトリウムイオン、前記マグネシウムイオン、前記硫酸イオン、前記亜硫酸イオン、前記二亜硫酸イオン、前記亜硫酸水素イオン、前記水酸化物イオン、前記硝酸イオン又は前記亜硝酸イオンを前記加工液に含ませる、放電加工方法。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の放電加工方法において、
前記加工液をイオン交換樹脂に通すことにより、前記ナトリウムイオン又は前記水酸化物イオンを前記加工液に含ませる、放電加工方法。
【請求項10】
請求項6~8のいずれか1項に記載の放電加工方法において、
前記加工液内で前記アルミニウム系材料を放電加工することにより、前記加工液内に酸化アルミニウム又は酸化アルミニウム三水和物を生成する、放電加工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放電加工機及び放電加工方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
国際公開第2006/126248号には、放電加工機が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2006/126248号
【発明の概要】
【0004】
近時では、より良好な放電加工機が待望される。
【0005】
本開示の態様は、アルミニウム系材料を放電加工する放電加工機であって、当該放電加工機において放電加工時に使用される加工液は、カリウムイオン、カルシウムイオン、ナトリウムイオン及びマグネシウムイオンのいずれか1種類以上の陽イオンと、硫酸イオン、亜硫酸イオン、二亜硫酸イオン、亜硫酸水素イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンのいずれか1種類以上の陰イオンと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、ワイヤ放電加工機の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
放電加工機は、加工において使用された加工液をフィルタにおいて濾過する。濾過により、加工液からスラッジ等が除去され、フィルタには加工液に含まれていたスラッジ等が付着する。放電加工機は、濾過後の加工液を再利用する。フィルタを通過するために加工液に必要とされる圧力が所定値以上となった場合、オペレータはフィルタを交換する必要がある。そのため、放電加工機には、フィルタの寿命を長くすることが求められる。フィルタの寿命とは、新品のフィルタに交換されてから、フィルタを通過するために加工液に必要とされる圧力が所定値以上となるまでの期間を示す。
【0008】
放電加工機がアルミニウム系材料を加工する場合におけるフィルタの寿命は、放電加工機が鉄系材料を加工する場合におけるフィルタの寿命よりも短い。例えば、ワイヤ放電加工機が同じ板厚の鉄材料とアルミニウム材料とを加工した場合、鉄材料を加工したときのフィルタの寿命に対して、アルミニウム材料を加工したときのフィルタの寿命は、10%~25%の期間となる。
【0009】
そのため、放電加工機によりアルミニウム系材料が加工される場合、フィルタの廃棄量が増大する問題がある。本開示は、フィルタの寿命を長くすることを課題とする。
【0010】
〔第1実施形態〕
[ワイヤ放電加工機の構成]
図1は、ワイヤ放電加工機10の模式図である。ワイヤ放電加工機10は、加工機本体12、加工液処理装置14及び数値制御装置16を有する。ワイヤ放電加工機10は、本発明の放電加工機に相当する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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