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公開番号
2025157855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024060150
出願日
2024-04-03
発明の名称
集合住宅
出願人
三井住友建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
1/04 20060101AFI20251008BHJP(建築物)
要約
【課題】コーナー部の住戸の開放性が向上した集合住宅を提供する。
【解決手段】集合住宅1は、内側端部9と第1の外側端部10とを有する第1の内側周縁部6と、内側端部9と第2の外側端部11とを有する第2の内側周縁部7と、第1の外側端部10と第2の外側端部11とを結ぶ外側周縁部8と、を有するコーナースラブ5と、コーナースラブ5の内部を延び、引張力が付与された緊張材31と、コーナースラブ5の第1の外側端部10の近傍に位置する、緊張材31の第1の定着部19と、コーナースラブ5の第2の外側端部11の近傍に位置する、緊張材31の第2の定着部20と、を有している。外側周縁部8は第1の定着部19と第2の定着部20とを結ぶ直線Lより外側にあり、コーナースラブ5の直線Lと外側周縁部8との間の領域Sは柱101で支持されておらず、緊張材31は領域Sを延びる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内側端部と第1の外側端部とを有する第1の内側周縁部と、前記内側端部と第2の外側端部とを有する第2の内側周縁部と、前記第1の外側端部と前記第2の外側端部とを結ぶ外側周縁部と、を有するコーナー部のスラブと、
前記スラブの内部を延び、引張力が付与された緊張材と、
前記スラブの前記第1の外側端部の近傍に位置する、前記緊張材の第1の定着部と、
前記スラブの前記第2の外側端部の近傍に位置する、前記緊張材の第2の定着部と、
を有し、
前記外側周縁部は前記第1の定着部と前記第2の定着部とを結ぶ直線より外側にあり、
前記スラブの前記直線と前記外側周縁部との間の領域は柱で支持されておらず、
前記緊張材は前記領域を延びる、集合住宅。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記緊張材は外側に凸形状をなす、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項3】
前記スラブに隣接し、前記第1の内側周縁部の側方に設けられた第1の外壁と、
前記スラブに隣接し、前記第2の内側周縁部の側方に設けられた第2の外壁と、
を有し、
前記第1の定着部は前記第1の外壁の外側に位置し、前記第2の定着部は前記第2の外壁の外側に位置する、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項4】
前記第1の定着部の近傍に位置する第1の柱と、
前記第2の定着部の近傍に位置する第2の柱と、
前記第1の柱から外側に突き出し、前記第1の定着部が取り付けられた第1の支持部と、
前記第2の柱から外側に突き出し、前記第2の定着部が取り付けられた第2の支持部と、
を有する、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項5】
前記第1の定着部の近傍に位置し、前記第1の定着部が取り付けられた第1の柱と、
前記第2の定着部の近傍に位置し、前記第2の定着部が取り付けられた第2の柱と、
を有する、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項6】
前記第1の柱の水平方向の断面は、前記第1の内側周縁部と平行な方向に細長い形状を有し、
前記第2の柱の前記水平方向の断面は、前記第2の内側周縁部と平行な方向に細長い形状を有する、
請求項5に記載の集合住宅。
【請求項7】
前記緊張材は、前記第1の定着部から前記第1の内側周縁部と垂直な方向に延びる第1の部分と、前記第2の定着部から前記第2の内側周縁部と垂直な方向に延びる第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分とを連結する弧状部と、からなる、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項8】
前記緊張材は、前記第1の定着部と前記第2の定着部の中間位置で、前記第1の定着部及び前記第2の定着部より低い位置にあり、
前記スラブは前記緊張材を収容するフラットスラブである、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項9】
前記緊張材は、前記第1の定着部と前記第2の定着部の中間位置で、前記第1の定着部及び前記第2の定着部より低い位置にあり、
前記スラブは、前記緊張材の経路に沿って下面を延び前記緊張材を収容する梁形部を有する、請求項1に記載の集合住宅。
【請求項10】
前記スラブは、少なくとも一つの内側プレキャスト部と、前記少なくとも一つの内側プレキャスト部より外側にあり、前記外側周縁部に沿った少なくとも一つの外側プレキャスト部と、に分割されている、請求項1に記載の集合住宅。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は集合住宅に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
集合住宅、特に塔状集合住宅では2方向に面するコーナー部の住戸の価値が高いとされている。特許文献1には、コーナー部を隅切りしコーナー部から外れた位置に柱を設けた塔状集合住宅が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-82868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コーナー部の住戸は2方向に面しているため眺望が良好であり、開放性に優れている。しかし通常は角部に柱が設置されるため、コーナー部の優位性を十分に生かしきれていない。特許文献1に記載された集合住宅はコーナー部を隅切りしているためコーナー部に柱はないが、近傍に柱が設けられるため依然としてコーナー部の優位性を生かしているとはいえない。
【0005】
本発明は、コーナー部の住戸の開放性が向上した集合住宅を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の集合住宅は、内側端部と第1の外側端部とを有する第1の内側周縁部と、内側端部と第2の外側端部とを有する第2の内側周縁部と、第1の外側端部と第2の外側端部とを結ぶ外側周縁部と、を有するコーナー部のスラブと、スラブの内部を延び、引張力が付与された緊張材と、スラブの第1の外側端部の近傍に位置する、緊張材の第1の定着部と、スラブの第2の外側端部の近傍に位置する、緊張材の第2の定着部と、を有している。外側周縁部は第1の定着部と第2の定着部とを結ぶ直線より外側にあり、スラブの上記直線と外側周縁部との間の上記領域は柱で支持されておらず、緊張材は上記領域を延びる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コーナー部の住戸の開放性が向上した集合住宅を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る集合住宅の代表フロアの平面図である。
図1の部分拡大図と断面図である。
コーナー部のスラブの変形例を示す概念図である。
本発明の第2の実施形態に係る集合住宅の部分拡大図と断面図である。
本発明の第3の実施形態に係る集合住宅の部分拡大図である。
本発明の第4の実施形態に係る集合住宅のコーナー部のスラブの概略斜視図である。
本発明の第5の実施形態に係る集合住宅の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、本発明の集合住宅のいくつかの実施形態について説明する。実施形態は搭状集合住宅を対象とするが、本発明は板状集合住宅にも適用可能である、以下の説明及び図面において、X方向とY方向は互いに直交する水平方向であり、柱の配列方向及び梁の延びる方向と平行である。Z方向は鉛直方向ないし上下方向であり、X方向及びY方向と直交する。「外側」と「内側」はそれぞれZ方向からみた平面視において、集合住宅の中心から離れる方向と中心に向かう方向を意味する。集合住宅の平面形状は全体として略四角形であり、4つのコーナー部が丸められている。但し、後述するようにコーナー部の形状は限定されない。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は集合住宅1の代表フロアの平面図、図2(a)は図1のA部拡大図、図2(b)は図1のB-B線に沿った断面図、図2(c)は図1のC-C線に沿った断面図である。図1は集合住宅1の柱2、梁3、スラブ4のみを示している。集合住宅1の基本構造は鉄筋コンクリート製のラーメン構造であり、X方向及びY方向に柱2が配列し、柱2の間をX方向及びY方向に梁3が延びている。集合住宅1の外壁に沿って住戸(図示せず)が設けられ、集合住宅1の中央部にはエレベータ、階段等の共用設備(図示せず)が配置されている。4つのコーナー部は周囲の柱2及び梁3に支持された張り出し構造となっている。4つのコーナー部は同じ構造を有しているため、以下では図1のA部のコーナー部の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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