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公開番号
2025155772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024220099
出願日
2024-12-16
発明の名称
ケービング抑制剤、該ケービング抑制剤を含有するパン生地及びパン
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
A21D
8/04 20060101AFI20251002BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】パンの食感、及び風味を損なうことなく、パンのケービングを抑制することができるケービング抑制剤、及び該ケービング抑制剤を含有するパン生地及びパンを提供すること。
【解決手段】ケービング抑制剤100重量部中、α-グルコシダーゼ0.2~0.7Uと、6-α-グルカノトランスフェラーゼ90~3000U及び/又は4-α-グルカノトランスフェラーゼ5~180Uを含有することを特徴とする、ケービング抑制剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ケービング抑制剤100重量部中、α-グルコシダーゼ0.2~0.7Uと、6-α-グルカノトランスフェラーゼ90~3000U及び/又は4-α-グルカノトランスフェラーゼ5~180Uを含有することを特徴とする、ケービング抑制剤。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記ケービング抑制剤中、6-α-グルカノトランスフェラーゼ/α-グルコシダーゼ(ユニット比)が360~5450である、請求項1に記載のケービング抑制剤。
【請求項3】
前記ケービング抑制剤中、4-α-グルカノトランスフェラーゼ/α-グルコシダーゼ(ユニット比)が21~330である、請求項1に記載のケービング抑制剤。
【請求項4】
穀粉100重量部(乾燥重量)に対して、請求項1~3のいずれか一項に記載のケービング抑制剤を、0.1~3重量部含有する、パン生地。
【請求項5】
水分が42~48重量%である、請求項4に記載のパン生地。
【請求項6】
請求項4に記載のパン生地を加熱調理してなる、パン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケービング抑制剤、該ケービング抑制剤を含有するパン生地及びパンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、柔らかな食感のパンがベーカリーで流行しているが、柔らかな食感にするためにパンの比容積を大きくしようとすると、パンの密度が低くなることから構造が弱くなり、特に角型食パンにおいては加熱調理後に凹む所謂ケービング(腰折れともいう)がパンの側面及び上部に発生しやすい。とりわけパンの耳を切り落とすサンドイッチ用途においては、外観不良での廃棄に加えて、カッティングロスの増加や、カッティングに要する時間や手間の増加等に繋がることからケービングが大きな問題となっていた。そこで、ケービングを抑制するために乳化剤や増粘剤を用いることがあるが、当該方法では、パンに異風味が付与されたり、食感にくちゃつきが生じるなどの課題が生じていた。このため、パンの風味や食感を損なうことなくケービングを抑制できる方法が求められている。
【0003】
例えば、特許文献1では、保形性が良好であるベーカリー製品を製造可能であるベーカリー用改良材を提供することを目的として、糖転移酵素、及び、糖分解酵素を含有する、ベーカリー用改良材が開示されている。また、特許文献2では、ケービングや腰折れを効果的に防止することができるパン類用品質向上剤を提供することを目的として、α-グルコシルトランスフェラーゼとヘミセルラーゼを含むパン類用品質向上剤が開示されている。しかしながら、これらの実施例に記載されている糖分解酵素の働きでは、糖の高次構造が単純となり、グルテンと糖との高次構造は単一構造の繰り返しとなりがちである。単一構造の繰り返しでは、同一方向への力に弱く、パン生地の構造が軟弱になってしまうため、糖転移酵素を併用したとしても、ケービング抑制は不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-105759号公報
特開2023-126489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、パンの食感、及び風味を損なうことなく、パンのケービングを抑制することができるケービング抑制剤、及び該ケービング抑制剤を含有するパン生地及びパンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の2種以上の酵素をそれぞれ特定量配合することで、パンの風味、及び食感を損なうことなく、パンのケービングを抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
即ち、本発明の第一は、ケービング抑制剤100重量部中、α-グルコシダーゼ0.2~0.7Uと、6-α-グルカノトランスフェラーゼ90~3000U及び/又は4-α-グルカノトランスフェラーゼ5~180Uを含有することを特徴とする、ケービング抑制剤に関する。前記ケービング抑制剤中、6-α-グルカノトランスフェラーゼ/α-グルコシダーゼ(ユニット比)が360~5450であってもよい。前記ケービング抑制剤中、4-α-グルカノトランスフェラーゼ/α-グルコシダーゼ(ユニット比)が21~330であってもよい。本発明の第二は、穀粉100重量部(乾燥重量)に対して、前記ケービング抑制剤を、0.1~3重量部含有する、パン生地に関する。前記パン生地において、水分が42~48重量%であってもよい。本発明の第三は、前記パン生地を加熱調理してなる、パンに関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に従えば、パンの食感、及び風味を損なうことなく、パンのケービングを抑制することができるケービング抑制剤、及び該ケービング抑制剤を含有するパン生地及びパンを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
(ケービング抑制剤)
本発明の一実施形態は、α-グルコシダーゼと、6-α-グルカノトランスフェラーゼ及び/又は4-α-グルカノトランスフェラーゼを含有する、ケービング抑制剤に関する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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