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公開番号2025155734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024202824
出願日2024-11-20
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04W 72/0446 20230101AFI20251006BHJP(電気通信技術)
要約【課題】NTN(Non-Terrestrial Network)環境においてTDD(Time division duplex)を使用する端末及び通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、端末は、NTN環境において、TDDパターンに係る情報を基地局から受信する通信部と、TDDパターンに係る情報に基づいて、1周期が下りリンク、ガード期間、上りリンクの順で構成され、かつ、無線フレームの整数倍となる周期を有するTDDパターンを決定する制御部と、を有し、通信部は、決定したTDDパターンを適用して基地局との送受信を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）において、ＴＤＤ（Time division duplex）パターンに係る情報を基地局から受信する通信部と、
前記ＴＤＤパターンに係る情報に基づいて、１周期が下りリンク、ガード期間、上りリンクの順で構成され、かつ無線フレームの整数倍となる周期を有するＴＤＤパターンを決定する制御部とを有し、
前記通信部は、前記決定したＴＤＤパターンを適用して前記基地局との送受信を実行する端末。
続きを表示（約 590 文字）【請求項２】
前記制御部は、１周期が下りリンクの最小期間、下りリンクの追加期間、ガード期間、上りリンクの追加期間、上りリンクの最小期間の順で構成され、かつ無線フレームの整数倍となる周期を有するＴＤＤパターンを決定する請求項１記載の端末。
【請求項３】
前記制御部は、ＴＤＤパターンがハイパーフレームの先頭から開始されると想定する請求項１記載の端末。
【請求項４】
前記制御部は、前記ＴＤＤパターンに係る情報に基づいて下りリンクの追加期間、ガード期間及び上りリンクの追加期間を決定する請求項１記載の端末。
【請求項５】
前記制御部は、第１周期と第２周期とが異なるＴＤＤパターンであるサイクルを繰り返すＴＤＤパターンを決定する請求項１記載の端末。
【請求項６】
ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）において、ＴＤＤ（Time division duplex）パターンに係る情報を基地局から受信する手順と、
前記ＴＤＤパターンに係る情報に基づいて、１周期が下りリンク、ガード期間、上りリンクの順で構成され、かつ無線フレームの整数倍となる周期を有するＴＤＤパターンを決定する手順とし、
前記決定したＴＤＤパターンを適用して前記基地局との送受信を実行する手順とを端末が実行する通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無線通信システムにおける端末及び通信方法に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
ＬＴＥ（Long Term Evolution）の後継システムであるＮＲ（New Radio）（「５Ｇ」ともいう。）においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている（例えば非特許文献１）。
【０００３】
また現在、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）が検討されている。ＮＴＮとは、衛星等の非地上型ネットワークを使用して、地上型５Ｇネットワークでは主にコスト面でカバーできないエリアにサービスを提供するものである（例えば非特許文献２及び非特許文献３）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
3GPP TS 38.300 V18.3.0 (2024-09)
3GPP TR 38.821 V16.2.0 (2023-03)
小西他，"HAPS移動通信システムにおける下りリンク周波数共用に関する一検討"，電子情報通信学会総合大会，B-17-1，2020年
3GPP TSG RAN Meeting #105, RP-242415, September, 2024
3GPP TR 36.763 V17.0.0 (2021-06)
3GPP TS 36.211 V15.8.1 (2020-01)
3GPP TS 36.331 V15.8.0 (2019-12)
3GPP TS 38.331 V18.3.0 (2024-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
現在のＮＴＮにおける複信方式としては、ＦＤＤ（Frequency division duplex）が一般に使用される。一方、ＴＤＤ（Time division duplex）を使用することで、例えば、上りリンクと下りリンクの非対称なトラフィックロードへの対応を容易にし、１バンドのみで上りリンク及び下りリンクを構成することができる。しかしながら、ＲＴＴ（Round-trip-time）が大きいＮＴＮ環境では、ＴＤＤには大きなＧＰ（Guard Period）が必要になることから、新たなフレーム構造を規定する必要がある。
【０００６】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）環境においてＴＤＤ（Time division duplex）を使用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
開示の技術によれば、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）において、ＴＤＤ（Time division duplex）パターンに係る情報を基地局から受信する通信部と、前記ＴＤＤパターンに係る情報に基づいて、１周期が下りリンク、ガード期間、上りリンクの順で構成され、かつ無線フレームの整数倍となる周期を有するＴＤＤパターンを決定する制御部とを有し、前記通信部は、前記決定したＴＤＤパターンを適用して前記基地局との送受信を実行する端末が提供される。
【発明の効果】
【０００８】
開示の技術によれば、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）環境においてＴＤＤ（Time division duplex）を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
ＮＴＮの例（１）を示す図である。
ＮＴＮの例（２）を示す図である。
ＮＴＮの例（３）を示す図である。
ＮＴＮの例（４）を示す図である。
ＮＲ－ＴＤＤパターンの例を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターン決定の例を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（１）を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（２）を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（３）を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（４）を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（５）を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（６）を示す図である。
本発明の実施の形態におけるＴＤＤパターンの例（７）を示す図である。
本発明の実施の形態における基地局１０の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における端末２０の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における基地局１０又は端末２０のハードウェア構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における車両２００１の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
（【００１１】以降は省略されています）

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