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公開番号2025154503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057546
出願日2024-03-29
発明の名称発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子、ポリカーボネート系発泡粒子、ポリカーボネート系発泡成形体および発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子の製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08J 9/16 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】発泡性に優れる発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子を提供すること。
【解決手段】ポリカーボネート系樹脂および有機系発泡剤を含み、示差走査熱量計法で10℃/分の昇温速度で測定した際に得られるポリカーボネート系樹脂由来の融解ピークが5.0mJ/mg以下である、発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子であって、
ポリカーボネート系樹脂および有機系発泡剤を含み、
前記発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子は、示差走査熱量計法で10℃/分の昇温速度で測定した際に得られるポリカーボネート系樹脂由来の融解ピークが5.0mJ/mg以下である、発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子は、当該発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子100重量%中、前記有機系発泡剤を3重量%~20重量%含む、請求項1に記載の発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子。
【請求項3】
請求項1または2に記載の発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子を発泡してなる、ポリカーボネート系発泡粒子。
【請求項4】
請求項3に記載のポリカーボネート系発泡粒子を成形して成る、ポリカーボネート系発泡成形体。
【請求項5】
発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子の製造方法であって、
ポリカーボネート系樹脂および有機系発泡剤を含む樹脂組成物を溶融混練する溶融混練工程と、
溶融混練工程で得られた樹脂組成物を、ダイを通して加圧水中に押出し、押し出し直後から、押出された樹脂組成物を切断する造粒工程と、を有し、
前記発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子は、示差走査熱量計法で10℃/分の昇温速度で測定した際に得られるポリカーボネート系樹脂由来の融解ピークが5.0mJ/mg以下である、発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子、ポリカーボネート系発泡粒子、ポリカーボネート系発泡成形体および発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート系発泡成形体は、ポリカーボネート系樹脂由来の耐熱性および耐衝撃性などの特性に加え、発泡による軽量化という利点をさらに有する、優れた材料である。
【0003】
ポリカーボネート系発泡粒子およびポリカーボネート系発泡成形体として、これまでに様々な物品が開発されてきた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-188321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、発泡倍率の観点からは、十分なものでなく、さらなる改善の余地があった。
【0006】
本発明の一実施形態は、前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、発泡性に優れる新規の発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
〔1〕発泡性ポリカーボネート樹脂粒子であって、ポリカーボネート系樹脂および有機系発泡剤を含み、前記発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子は、示差走査熱量計法で10℃/分の昇温速度で測定した際に得られるポリカーボネート系樹脂由来の融解ピークが5.0mJ/mg以下である、発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子。
〔2〕前記発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子は、当該発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子100重量%中、前記有機系発泡剤を3重量%~20重量%含む、〔1〕に記載の発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子。
〔3〕〔1〕または〔2〕に記載の発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子を発泡してなる、ポリカーボネート系発泡粒子。
〔4〕〔3〕に記載のポリカーボネート系発泡粒子を成形して成る、ポリカーボネート系発泡成形体。
〔5〕発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子の製造方法であって、ポリカーボネート系樹脂および有機系発泡剤を含む樹脂組成物を溶融混練する溶融混練工程と、溶融混練工程で得られた樹脂組成物を、ダイを通して加圧水中に押出し、押し出し直後から、押出された樹脂組成物を切断する造粒工程と、を有し、前記発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子は、示差走査熱量計法で10℃/分の昇温速度で測定した際に得られるポリカーボネート系樹脂由来の融解ピークが5.0mJ/mg以下である、発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、発泡性に優れる新規の発泡性ポリカーボネート系樹脂粒子を提供することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態について以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、以下に説明する各構成に限定されるものではなく、請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能である。また、異なる実施形態または実施例にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせて得られる実施形態または実施例についても、本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。なお、本明細書中に記載された学術文献および特許文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。また、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上(Aを含みかつAより大きい)B以下(Bを含みかつBより小さい)」を意図する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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