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公開番号2025154255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057157
出願日2024-03-29
発明の名称通風路選択切替装置及び車両用シート空調装置
出願人パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】大型化を抑制することができる通風路選択切替装置等を提供する。
【解決手段】通風路選択切替装置2は、送風機31によって吸い込まれた空気が導かれる吸気通風路53aと、空気を吐出するための吐出通風路54aと、吸気通風路53a及び吐出通風路54aに接続される第1通風路51aと、吸気通風路53a及び吐出通風路54aに接続される第2通風路52aと、通風路切替部と、を備え、通風路切替部は、第1通風路51aから吸い込まれた空気を吸気通風路53aに導き、吐出通風路54aに導かれた空気を第2通風路52aに導く第1モードと、第2通風路52aから吸い込まれた空気を吸気通風路53aに導き、吐出通風路54aに導かれた空気を第1通風路51aに導く第2モードと、を有し、第1モードと第2モードとの間でモードが選択されると、選択されたモードに切り替える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車両に配置されるシートに用いられる車両用シート空調装置に設けられる通風路選択切替装置であって、
送風機によって吸い込まれた空気が導かれる吸気通風路と、
前記送風機によって吸い込まれて前記吸気通風路で導かれた空気を吐出するための吐出通風路と、
前記吸気通風路及び前記吐出通風路に接続される第1通風路と、
前記第1通風路と異なる通風路であり、前記吸気通風路及び前記吐出通風路に接続される第2通風路と、
通風路切替部とを備え、
前記通風路切替部は、
前記送風機によって前記第1通風路から吸い込まれた空気を前記吸気通風路に導き、前記送風機によって前記吐出通風路に導かれた空気を前記第2通風路に導く第1モードと、
前記送風機によって前記第2通風路から吸い込まれた空気を前記吸気通風路に導き、前記送風機によって前記吐出通風路に導かれた空気を前記第1通風路に導く第2モードと、を有し、
前記第1モードと前記第2モードとの間でモードが選択されると、選択されたモードに切り替える、
通風路選択切替装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記通風路切替部は、第1可動板と第2可動板とを有し、
前記第1可動板は、前記吐出通風路と前記第1通風路とを繋ぐ流路を遮断及び開放するように配置され、
前記第2可動板は、前記吸気通風路と前記第2通風路とを繋ぐ流路を遮断及び開放するように配置される、
請求項1に記載の通風路選択切替装置。
【請求項3】
前記第1モードでは、前記第2可動板が前記第2通風路から前記吸気通風路への流路を遮断しつつ前記第1通風路から前記吸気通風路への流路を開放し、前記第1可動板が前記吐出通風路から前記第1通風路への流路を遮断しつつ前記吐出通風路から前記第2通風路への流路を開放する、
請求項2に記載の通風路選択切替装置。
【請求項4】
前記第2モードでは、前記第2可動板が前記第1通風路から前記吸気通風路への流路を遮断しつつ前記第2通風路から前記吸気通風路への流路を開放し、前記第1可動板が前記吐出通風路から前記第2通風路への流路を遮断しつつ前記吐出通風路から前記第1通風路への流路を開放する、
請求項2又は3に記載の通風路選択切替装置。
【請求項5】
前記第1可動板を回動させる第1ギアと、前記第1ギアと噛み合い前記第2可動板を回動させる第2ギアと、前記第1ギアと前記第2ギアとを連動して回転させる駆動部とを有する駆動機構をさらに備える、
請求項2又は3に記載の通風路選択切替装置。
【請求項6】
前記第1ギア及び前記第2ギアは、前記吸気通風路と前記吐出通風路との間の隙間に配置され、
前記第1ギア又は前記第2ギアの外周側で、前記吸気通風路から前記吐出通風路に近づき、前記隙間を埋めるように前記吸気通風路が膨出している、又は、前記吐出通風路から前記吸気通風路に近づき、前記隙間を埋めるように前記吐出通風路が膨出している、
請求項5に記載の通風路選択切替装置。
【請求項7】
前記シートには、前記第1通風路と接続される第1開口部と、前記第2通風路と接続される第2開口部とが形成され、
前記第2開口部は、前記第1開口部よりも鉛直下方に配置される、
請求項1~3のいずれか1項に記載の通風路選択切替装置。
【請求項8】
前記シートは、前記シートに着座する人が寄りかかるシートバックを有し、
前記第1開口部は、前記シートバックの上部に配置されている、
請求項7に記載の通風路選択切替装置。
【請求項9】
前記シートは、前記シートに着座する人が寄りかかるシートバックと、前記シートに人が着座する座部とを有し、
前記第1開口部は、前記シートバックの上部に配置され、
前記第2開口部は、前記シートバック及び前記座部に配置される、
請求項7に記載の通風路選択切替装置。
【請求項10】
請求項1~3のいずれか1項に記載の通風路選択切替装置と、
送風機と、
前記送風機の駆動を制御し、かつ、前記通風路切替部の駆動を制御する制御部と、
前記通風路選択切替装置及び前記送風機を搭載したシートとを備える、
車両用シート空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートに着座する人に送風する通風路選択切替装置及び車両用シート空調装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、シートから空調風を乗員に向けて吹き出すシート空調装置が知られている。例えば、特許文献1のシート空調装置は、遠心式のファンと、ファン吸込口に連なる吸込側空気流路を形成するとともに、ファン吹出口に連なる吹出側空気流路を形成する第2ケースとを備えている。
【0003】
第2ケースは、シート表面から吸い込まれた空気を吸込側空気流路に導入するためのシート吸込用開口部と、車室内を空調する室内空調ユニットからの空調風を吸込側空気流路に導入するための空調風吸込用開口部と、吹出側空気流路を流れる空気をシート表面から吹き出すためのシート吹出用開口部と、吹出側空気流路を流れる空気を第2ケースから排出するための排気用開口部とを有している。
【0004】
第2ケースには、シート吸込用開口部及び空調風吸込用開口部を選択的に開閉する吸込側切替ドアと、シート吹出用開口部及び排気用開口部を選択的に開閉する吹出側切替ドアとが設けられている。
【0005】
シート空調装置では、吹出側切替ドアがシート吹出用開口部を閉じるとともに排気用開口部を開き、吸込側切替ドアがシート吸込用開口部を開くとともに空調風吸込用開口部を閉じる第1モード位置となり、吹出側切替ドアがシート吹出用開口部を開くとともに排気用開口部を閉じ、吸込側切替ドアがシート吸込用開口部を閉じるとともに空調風吸込用開口部を開く第2モード位置となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6052099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のシート空調装置では、吹出側切替ドア及び吸込側切替ドアが第1モード位置となった場合ではシート吹出用開口部及び空調風吸込用開口部が閉じられるため、吹出側切替ドアからシート吹出用開口部以降の流路が使用されず、吸込側切替ドアから空調風吸込用開口部以降の流路も使用されない。また、第2モード位置となった場合では排気用開口部及びシート吸込用開口部が閉じられるため、吹出側切替ドアから排気用開口部以降の流路が使用されず、吸込側切替ドアからシート吸込用開口部以降の流路が使用されない。このため、特許文献1のシート空調装置では、モードの切り替えによって、使用されない流路が存在してしまう。また、シート吹出用開口部、シート吸込用開口部、空調風吸込用開口部及び排気用開口部が第2ケースの下方側に設けられているが、それぞれの開口部に接続するためのダクトが纏めて配置されることとなる。このシート空調装置を車両のシートに適用した場合、シートが大型化してしまい、車両のシートに適用し難くなるという課題がある。
【0008】
そこで、本開示では、大型化を抑制することができる通風路選択切替装置及び車両用シート空調装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る通風路選択切替装置は、車両に配置されるシートに用いられる車両用シート空調装置に設けられる通風路選択切替装置であって、送風機によって吸い込まれた空気が導かれる吸気通風路と、前記送風機によって吸い込まれて前記吸気通風路で導かれた空気を吐出するための吐出通風路と、前記吸気通風路及び前記吐出通風路に接続される第1通風路と、前記第1通風路と異なる通風路であり、前記吸気通風路及び前記吐出通風路に接続される第2通風路と、通風路切替部とを備え、前記通風路切替部は、前記送風機によって前記第1通風路から吸い込まれた空気を前記吸気通風路に導き、前記送風機によって前記吐出通風路に導かれた空気を前記第2通風路に導く第1モードと、前記送風機によって前記第2通風路から吸い込まれた空気を前記吸気通風路に導き、前記送風機によって前記吐出通風路に導かれた空気を前記第1通風路に導く第2モードと、を有し、前記第1モードと前記第2モードとの間でモードが選択されると、選択されたモードに切り替える。
【0010】
また、本開示の一態様に係る車両用シート空調装置は、通風路選択切替装置と、送風機と、前記送風機の駆動を制御し、かつ、前記通風路切替部の駆動を制御する制御部と、前記通風路選択切替装置及び前記送風機を搭載したシートとを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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