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公開番号2025151645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053181
出願日2024-03-28
発明の名称駆動装置及び移動体
出願人国立大学法人東北大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60B 19/00 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】簡素な構造でありながら1つの動力から複数の出力のうちの任意の出力に容易に切り替えることができる駆動装置及び移動体を提供する。
【解決手段】駆動装置1は、動力が入力されて回転する入力歯車2と、入力歯車2に噛み合わされ、入力歯車2の回転を出力する複数の出力歯車4,5と、複数の出力歯車4,5を回転自在に支持するキャリア3と、を備える。キャリア3は、入力歯車2に各出力歯車4,5が各々個別に噛み合わさるように可動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
動力が入力されて回転する入力歯車と、
前記入力歯車に噛み合わされ、前記入力歯車の回転を出力する複数の出力歯車と、
前記複数の出力歯車を回転自在に支持するキャリアと、
を備え、
前記キャリアは、前記入力歯車に各前記出力歯車が各々個別に噛み合わさるように可動する、
駆動装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記キャリアを駆動するキャリア駆動部を備える、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記キャリアは、前記複数の出力歯車を一体的に回転自在に支持する、
請求項1又は請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記複数の出力歯車は、前記入力歯車の周方向に並んで配置されており、
前記キャリアは、前記入力歯車の回転軸線である入力回転軸線と平行な回転軸線であるキャリア回転軸線回りに回転し、
前記入力回転軸線は、前記キャリア回転軸線に対して偏心している、
請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記複数の出力歯車の周囲を取り囲む複数の内歯歯車を備え、
各前記内歯歯車に、別々の前記出力歯車が少なくとも2つずつ噛み合わされている、
請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
各前記内歯歯車は、各々回転軸線である各内歯回転軸線が互いに交差するように配置されている、
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記入力回転軸線と前記出力歯車の回転軸線である出力回転軸線とは交差しており、
前記入力歯車、前記出力歯車及び前記内歯歯車は、はすば歯車を含む、
請求項6に記載の駆動装置。
【請求項8】
請求項6に記載の駆動装置と、
前記駆動装置が設けられた車体と、
を備え、
前記内歯歯車の回転によって走行する、
移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、1つの動力から複数の出力のうちの任意の出力に切り替えることができる駆動装置が知られている。例えば、動力が伝達される1つの入力歯車(ピニオン)と、入力歯車に噛み合いながら周方向に移動する中間ギアと、中間ギアの移動軌跡に沿って円弧状に並んで配置された複数の出力歯車(出力ギア)と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
複数の出力歯車は、それぞれ中間ギアが移動することによって噛み合わされる。中間ギアと噛み合わされた出力歯車には、中間ギアを介して入力歯車の回転が伝達される。このように、複数の出力歯車のうちの任意の1つの出力歯車と、入力歯車とを、中間ギアを介して連結する。これにより、1つの動力(入力歯車)から複数の出力のうちの任意の出力に切り替えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-45136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、1つの動力(入力歯車)から複数の出力のうちの任意の出力に切り替えるために、中間ギアが必要になるとともにこの中間ギアを駆動する装置が必要になる。このため、駆動装置の構造が複雑になるという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、簡素な構造でありながら1つの動力から複数の出力のうちの任意の出力に容易に切り替えることができる駆動装置及び移動体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る駆動装置は、動力が入力されて回転する入力歯車と、前記入力歯車に噛み合わされ、前記入力歯車の回転を出力する複数の出力歯車と、前記複数の出力歯車を回転自在に支持するキャリアと、を備え、前記キャリアは、前記入力歯車に各前記出力歯車が各々個別に噛み合わさるように可動する。
【0008】
このように構成することで、キャリアによって各出力歯車自体が移動する。そして、入力歯車に各出力歯車が個別に噛み合わされる。このため、従来のような中間ギアが不要になるとともにこの中間ギアを駆動する装置も不要になる。よって、駆動装置は、簡素な構造でありながら1つの動力から複数の出力のうちの任意の出力に容易に切り替えることが可能になる。
【0009】
上記構成において、前記キャリアを駆動するキャリア駆動部を備えてもよい。
【0010】
このように構成することで、キャリア駆動部によって継続的に入力歯車と出力歯車との切り替えを行うことが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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