TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025150580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024051543
出願日
2024-03-27
発明の名称
車両用強度部材
出願人
豊田鉄工株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60R
19/04 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約
【課題】衝突エネルギー吸収効率の向上及び部材の組立効率の向上を図ることができる車両用強度部材を提供する。
【解決手段】長尺状の車両用強度部材であって、長手方向と交差する断面が溝型形状を呈する第1部材13と第2部材14を有し、閉じ断面が構成されている。第1部材13と第2部材14はそれぞれ、溝型形状をなす底面部13b,14bと、底面部13b,14bの両側縁から起立した壁部13c,13d,14c,14dと、開口部13a,14aを有する。それぞれの開口部13a,14aが対向した配置状態において、第1部材13の一方の壁部13cの内面と第2部材14の一方の壁部14cの外面とが当接した状態で重なった第1の重ね合わせ部15と、第1部材13の他方の壁部13dの外面と第2部材14の他方の壁部14dの内面とが当接した状態で重なった第2の重ね合わせ部16と、接合部17,18とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも二つの長尺状の部材により閉じ断面が構成された車両用強度部材であって、
長手方向と交差する断面が溝型形状を呈する第1部材と第2部材とを有し、
前記第1部材と前記第2部材は、
それぞれ、前記溝型形状をなす底面部と、前記底面部の両側縁から起立した壁部と、前記底面部の反対側が開口した開口部とを有し、
それぞれの前記開口部が対向した配置状態において、
前記第1部材の一方の前記壁部の内面と前記第2部材の一方の前記壁部の外面とが当接した状態で重なった第1の重ね合わせ部と、
前記第1部材の他方の前記壁部の外面と前記第2部材の他方の前記壁部の内面とが当接した状態で重なった第2の重ね合わせ部と、
前記第1と第2の重ね合わせ部それぞれにおいて当接した前記壁部が接合された接合部と、を有する、車両用強度部材。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された車両用強度部材であって、
車両用強度部材の長手方向と交差する断面視において、車体の衝突荷重を受ける側に前記第1部材が配置されており、前記接合部から前記第1部材の前記底面部までの垂直距離が、前記接合部から前記第2部材の前記底面部までの垂直距離よりも短い、車両用強度部材。
【請求項3】
請求項2に記載された車両用強度部材であって、
前記第1と第2の重ね合わせ部における前記接合部は、レーザー溶接により接合されている、車両用強度部材。
【請求項4】
請求項3に記載された車両用強度部材であって、
前記第1部材と前記第2部材の少なくともいずれか一方の前記底面部に長手方向に形成された凹ビードを有する、車両用強度部材。
【請求項5】
請求項4に記載された車両用強度部材であって、
前記第1部材と前記第2部材のそれぞれの前記底面部に長手方向に形成された凹ビードを有する、車両用強度部材。
【請求項6】
請求項5に記載された車両用強度部材であって、
前記第1部材の前記底面部に形成された凹ビードと前記第2部材の前記底面部に形成された凹ビードが当接し、前記第1部材と前記第2部材が凹ビードの当接部位で接合されている、車両用強度部材。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載された車両用強度部材であって、
当該車両用強度部材は、バンパリンフォースメントに適用される、車両用強度部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用強度部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車体には車両衝突時における衝突荷重を受けるための構造が設けられている。例えば、車体の前部又は後部に設けられたバンパ構造には、芯材として衝突エネルギーを吸収するバンパリンフォースメントが備えられる。特許文献1には、バンパリンフォースメントの例として、断面ハット形状を有する鋼製の基体部材の端部位置に鋼製のシート材がスポット溶接によって固定された構造が開示されている。すなわちこのバンパリンフォースメントは、二つの部材で閉じ断面が構成されている。
【0003】
特許文献2には、二つの部材がリベット接合によって接合され、閉じ断面が構成されたバンパリンフォースメントの例が開示されている。このバンパリンフォースメントは、断面ハット形状の部材の端部に形成されたフランジ部においてリベット接合が施されている。このように、二つの部材を組み合わせることにより閉じ断面を構成することで、バンパリンフォースメントの強度向上が図り得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-37220号公報
特開2021-154377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に記載のバンパリンフォースメントのように、閉じ断面の外側でスポット溶接又はリベット接合を施す態様は、接合位置を両側から電極で挟むために、例えば二つの部材の端部にフランジ部を設ける必要がある。この場合、二つの部材を組む際に部材間隙の管理が容易である等の利点がある一方で、バンパリンフォースメントの周辺部材との関係で決められた設計スペースに収まるようにするため、閉じ断面の大きさが制限される傾向にあった。そのため、車両用強度部材の強度や衝突エネルギー吸収量に改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、衝突エネルギー吸収効率の向上及び部材の組立効率の向上を図ることができる車両用強度部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用強度部材は、次の手段をとる。
【0008】
本発明の第1の発明は、少なくとも二つの長尺状の部材により閉じ断面形状が構成された車両用強度部材であって、長手方向と交差する断面が溝型形状を呈する第1部材と第2部材とを有し、前記第1部材と前記第2部材は、それぞれ、前記溝型形状をなす底面部と、前記底面部の両側縁から起立した壁部と、前記底面部の反対側が開口した開口部とを有し、それぞれの前記開口部が対向した配置状態において、前記第1部材の一方の前記壁部の内面と前記第2部材の一方の前記壁部の外面とが当接した状態で重なった第1の重ね合わせ部と、前記第1部材の他方の前記壁部の外面と前記第2部材の他方の前記壁部の内面とが当接した状態で重なった第2の重ね合わせ部と、前記第1と第2の重ね合わせ部それぞれにおいて当接した前記壁部が接合された接合部とを有する。
【0009】
本発明の第2の発明は、第1の発明の車両用強度部材であって、車両用強度部材の長手方向と交差する断面視において、車体の衝突荷重を受ける側に前記第1部材が配置されており、前記接合部から前記第1部材の前記底面部までの垂直距離が、前記接合部から前記第2部材の前記底面部までの垂直距離よりも短い。
【0010】
本発明の第3の発明は、第2の発明の車両用強度部材であって、前記第1と第2の重ね合わせ部における前記接合部は、レーザー溶接により接合されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
豊田鉄工株式会社
車両用カバー
2か月前
豊田鉄工株式会社
車両用強度部材
1か月前
ダイハツ工業株式会社
小型電動車両
1か月前
ダイハツ工業株式会社
小型電動車両
1か月前
ダイハツ工業株式会社
小型電動車両
1か月前
個人
タイヤレバー
3か月前
個人
前輪キャスター
2か月前
個人
上部一体型自動車
1か月前
個人
タイヤ脱落防止構造
2か月前
個人
ホイルのボルト締結
4か月前
個人
空間形成装置
20日前
個人
ルーフ付きトライク
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
個人
マスタシリンダ
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
個人
車両通過構造物
3か月前
日本精機株式会社
照明装置
15日前
個人
アクセルのソフトウェア
4か月前
個人
常設収納型サンバイザー
26日前
個人
乗合路線バスの客室装置
4か月前
個人
車両用スリップ防止装置
4か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
21日前
株式会社ニフコ
照明装置
3か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
4か月前
株式会社ニフコ
保持装置
4か月前
個人
音声ガイド、音声サービス
3か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
4か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
3か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
4か月前
日本精機株式会社
画像投映装置
1か月前
個人
回転窓ワイパー装置
20日前
株式会社ニフコ
収納装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
15日前
続きを見る
他の特許を見る