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公開番号2025148532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2025119430,2023185766
出願日2025-07-16,2019-12-24
発明の名称蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/131 20210101AFI20250930BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 外観が黒色を呈する蓄電デバイス用外装材であるにもかかわらず、イエロールーム内において、表面に印刷された識別標識の識別性に優れた蓄電デバイス用外装材を提供する。
【解決手段】 外観が黒色を呈する蓄電デバイス用外装材であって、
前記蓄電デバイス用外装材は、外側から順に、少なくとも、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層を備える積層体から構成されており、
SCI方式、視野10°及び光源F2の測定条件で、前記積層体の外側から測定された、反射光のL*a*b*色空間におけるb*値が、-0.20以下である、蓄電デバイス用外装材。
特許請求の範囲【請求項1】
外観が黒色を呈する蓄電デバイス用外装材であって、
前記蓄電デバイス用外装材は、外側から順に、少なくとも、表面被覆層、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層を備える積層体から構成されており、
SCI方式、視野10°及び光源F2の測定条件で、前記積層体の外側から測定された、反射光のL
*

*

*
色空間におけるb
*
値が、-5.00以上-0.20以下であり、
前記反射光のL
*

*

*
色空間におけるa
*
値が、-3.50以上+0.20以下であり、
前記反射光のL
*

*

*
色空間におけるL
*
値が、40以下である、蓄電デバイス用外装材。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記表面被覆層が、酸化チタンを含んでいる、請求項1に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項3】
前記表面被覆層が、シリカを含んでいる、請求項1に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項4】
前記表面被覆層が、カオリンを含んでいる、請求項1に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項5】
前記基材層と前記バリア層との間に、接着剤層を備えており、
前記接着剤層が、着色剤を含んでいる、請求項1~4のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項6】
前記基材層と前記バリア層との間に、着色層を備えており、
前記着色層が、顔料を含んでいる、請求項1~4のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項7】
前記バリア層と前記熱融着性樹脂層との間に接着層を備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項8】
前記接着層の厚みが、5μm以下である、請求項7に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項9】
前記接着層の厚みが、0.1μm以上である、請求項7又は8に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項10】
前記バリア層が、金属箔及び樹脂層を含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々なタイプの蓄電デバイスが開発されているが、あらゆる蓄電デバイスにおいて、電極や電解質などの蓄電デバイス素子を封止するために外装材が不可欠な部材になっている。従来、蓄電デバイス用外装材として金属製の外装材が多用されていた。
【0003】
一方、近年、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、パソコン、カメラ、携帯電話などの高性能化に伴い、蓄電デバイスには、多様な形状が要求されると共に、薄型化や軽量化が求められている。しかしながら、従来多用されていた金属製の蓄電デバイス用外装材では、形状の多様化に追従することが困難であり、しかも軽量化にも限界があるという欠点がある。
【0004】
そこで、近年、多様な形状に加工が容易で、薄型化や軽量化を実現し得る蓄電デバイス用外装材として、基材層/バリア層/熱融着性樹脂層が順次積層されたフィルム状の積層体が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
このような蓄電デバイス用外装材においては、一般的に、冷間成形により凹部が形成され、当該凹部によって形成された空間に電極や電解液などの蓄電デバイス素子を配し、熱融着性樹脂層を熱融着させることにより、蓄電デバイス用外装材の内部に蓄電デバイス素子が収容された蓄電デバイスが得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-287971号公報
特開2015-166261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば、リチウムイオン二次電池等の蓄電デバイスは、装着対象とする電気機器等の機器の外観と色彩を統一させるために、黒色に着色することが求められることがある(例えば、特許文献2を参照)。
【0008】
一方、蓄電デバイス用外装材を用いた蓄電デバイスの製造工程においては、蓄電デバイスの表面に、商品情報(例えば、ロットナンバーを表示した文字や数字や、バーコードや記号など)等の識別標識等が印刷されることがある。蓄電デバイスの表面に識別標識が付されることにより、例えば正規品と偽造品との区別を行うことができる。同様に、蓄電デバイス用外装材の製造工程においても、外側の表面に識別標識等が印刷されることがある。
【0009】
ところが、本開示の発明者らが検討したところ、蓄電デバイスや蓄電デバイス用外装材の外観が黒色を呈するように着色すると、これらの製造工程などにおいて、印刷された識別標識等の識別性が低下するという新たな課題が見出された。
【0010】
具体的には、蓄電デバイスや蓄電デバイス用外装材の製造工程においては、イエロールーム内等の黄色の光源下で加工や検査が行われることがある。ところが、外観が黒色を呈する蓄電デバイスや蓄電デバイス用外装材に識別標識等を印刷し、イエロールーム内の光源下で加工や検査を行うと、識別標識の識別性が低下し、商品情報等を正確に読み取ることができない虞があるという問題が見出された。
(【0011】以降は省略されています)

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