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公開番号
2025147269
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047464
出願日
2024-03-25
発明の名称
二次電池および電池パック
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250930BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】製造性に優れた二次電池を提供する。
【解決手段】この二次電池は、電極巻回体と、その電極巻回体を幅方向に挟んで互いに対向する第1電極集電板および第2電極集電板とを備える。電極巻回体は、幅方向に第1電極集電板と対向する第1端面と、幅方向に前記第2電極集電板と対向する第2端面とを有する。第1端面は、積層体が巻回された状態において第1電極露出領域の幅方向の縁部が曲折することにより形成されており、電極巻回体の外縁から電極巻回体の内縁に向かって内縁に至る途中まで延在する1以上の第1溝部と、1以上の第1溝部よりも第1電極集電板に向かって突出した第1凸部とを含む。
【選択図】図6A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と第2電極とセパレータとを含む積層体が前記積層体の長手方向に沿って巻回されると共に、前記長手方向と直交する幅方向に貫通する貫通孔を有する電極巻回体と、
前記電極巻回体を前記幅方向に挟んで互いに対向する第1電極集電板および第2電極集電板と
を備え、
前記電極巻回体は、前記幅方向に前記第1電極集電板と対向する第1端面と、前記幅方向に前記第2電極集電板と対向する第2端面とを有し、
前記第1電極は、第1電極集電体と前記第1電極集電体の一部を覆う第1電極活物質層とを含み、
前記第1電極は、前記第1電極集電体が前記第1電極活物質層により被覆された第1電極被覆部と、前記第1電極集電体が前記第1電極活物質層により覆われずに露出している第1電極露出領域とを含み、
前記第1端面は、前記積層体が巻回された状態において前記第1電極露出領域の前記幅方向の縁部が曲折することにより形成されており、前記電極巻回体の外縁から前記電極巻回体の内縁に向かって前記内縁に至る途中まで延在する1以上の第1溝部と、前記1以上の第1溝部よりも前記第1電極集電板に向かって突出した第1凸部とを含む
二次電池。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2電極は、第2電極集電体と前記第2電極集電体の一部を覆う第2電極活物質層とを含み、
前記第2電極は、前記第2電極集電体が前記第2電極活物質層により被覆された第2電極被覆部と、前記第2電極集電体が前記第2電極活物質層により覆われずに露出している第2電極露出領域とを含み、
前記第2端面は、前記積層体が巻回された状態において前記第2電極露出領域の前記幅方向の縁部が曲折することにより形成されており、前記外縁から前記内縁に向かって前記内縁に至る途中まで延在する1以上の第2溝と、前記1以上の第2溝部よりも前記第2電極集電板に向かって突出した第2凸部とを含む
請求項1記載の二次電池。
【請求項3】
前記第1端面は、前記内縁から前記外縁に向かって前記外縁に至る途中まで延在し、前記1以上の第1溝部のそれぞれと離間している1以上の第3溝部をさらに含む
請求項1記載の二次電池。
【請求項4】
前記1以上の第1溝部のそれぞれの延在方向の延長上に前記1以上の第3溝部のそれぞれが設けられている
請求項3記載の二次電池。
【請求項5】
前記第1端面は、前記1以上の第1溝部として複数の第1溝部を含み、
前記複数の第1溝部は互いに同じ長さを有する
請求項1記載の二次電池。
【請求項6】
前記第1端面は、前記1以上の第1溝部として複数の第1溝部を含み、
前記複数の第1溝部は互いに同じ形状を有する
請求項1記載の二次電池。
【請求項7】
前記第1端面は、前記1以上の第1溝部として複数の第1溝部を含み、
前記複数の第1溝部は互いに同じ深さを有する
請求項1記載の二次電池。
【請求項8】
前記第1端面のうちの前記第1凸部が前記第1電極集電板と接合されている
請求項1記載の二次電池。
【請求項9】
前記第2電極集電板と前記第2端面とは、前記第2凸部において接合されている
請求項2記載の二次電池。
【請求項10】
前記1以上の第1溝部の長さは、前記電極巻回体の径方向における前記外縁から前記内縁までの長さの1/4以上1/2以下である
請求項1記載の二次電池。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池、および、それを備えた電池パックに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話機などの多様な電子機器が普及しているため、小型かつ軽量であると共に高エネルギー密度を得ることが可能である電源として、二次電池の開発が進められている。この二次電池は、外装部材の内部に収納された電池素子を備えており、その二次電池の構成に関しては、様々な検討がなされている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、いわゆるタブレス構造と呼ばれる構造を採用し、内部抵抗を低減し、比較的大きな電流での充放電を可能とした二次電池が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/020237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
二次電池の性能を改善するために様々な検討がなされている。しかしながら、二次電池の性能には改善の余地がある。
【0006】
そこで、優れた性能を有する二次電池が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態の二次電池は、第1電極と第2電極とセパレータとを含む積層体が積層体の長手方向に沿って巻回されると共に、長手方向と直交する幅方向に貫通する貫通孔を有する電極巻回体と、その電極巻回体を幅方向に挟んで互いに対向する第1電極集電板および第2電極集電板とを備える。電極巻回体は、幅方向に第1電極集電板と対向する第1端面と、幅方向に前記第2電極集電板と対向する第2端面とを有する。第1電極は、第1電極集電体とその第1電極集電体の一部を覆う第1電極活物質層とを含む。第1電極は、第1電極集電体が第1電極活物質層により被覆された第1電極被覆部と、第1電極集電体が第1電極活物質層により覆われずに露出している第1電極露出領域とを含む。第1端面は、積層体が巻回された状態において第1電極露出領域の幅方向の縁部が曲折することにより形成されており、電極巻回体の外縁から電極巻回体の内縁に向かって内縁に至る途中まで延在する1以上の第1溝部と、1以上の第1溝部よりも第1電極集電板に向かって突出した第1凸部とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態の二次電池によれば、第1端面と第1電極集電板との接合状態が良好となる。また、第1端面のうち、第1電極集電板と接合可能な領域である第1凸部の面積を増大させることができる。よって、第1端面と第1電極集電板との接合箇所のレイアウトの自由度が向上するうえ、接合作業が容易となり製造効率が向上する。このように、本開示の一実施形態の二次電池によれば、優れた性能が実現されている。
【0009】
なお、本開示の効果は、必ずしもここで説明された効果に限定されるわけではなく、後述する本開示に関連する一連の効果のうちのいずれの効果でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施の形態における二次電池の高さ方向に沿った垂直断面構造の一構成例を表す断面図である。
図2は、図1に示した正極、負極およびセパレータを含む積層体の一構成例を表す模式図である。
図3は、図1に示した電極巻回体の水平断面構造の一構成例を表す断面図である。
図4Aは、図1に示した正極の展開図である。
図4Bは、図1に示した正極の断面図である。
図5Aは、図1に示した負極の展開図である。
図5Bは、図1に示した負極の断面図である。
図6Aは、図1に示した電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
図6Bは、図1に示した電極巻回体の下部端面を表す平面図である。
図7Aは、図1に示した正極集電板の平面図である。
図7Bは、図1に示した負極集電板の平面図である。
図8は、図1に示した二次電池の製造過程を説明する斜視図である。
図9は、本開示の一実施の形態の二次電池を適用した電池パックの回路構成を表すブロック図である。
図10は、本開示の第1変形例としての電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
図11は、本開示の第2変形例としての電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
図12は、本開示の第3変形例としての電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
図13は、本開示の第4変形例としての電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
図14は、本開示の第5変形例としての電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
図15は、本開示の第6変形例としての電極巻回体の上部端面を表す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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