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公開番号
2025146555
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024074100
出願日
2024-03-22
発明の名称
磁力(磁気エネルギー)の特性を利用した放射線制御法
出願人
パテントフレア株式会社
代理人
主分類
G21F
3/00 20060101AFI20250926BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】従来、放射線が人体などに影響を及ぼさないように制御する方法は、金属などの放射線の遮断作用がある物質の機能を用いて制御していた。
これまでの考え方とは異なる方法を提供し、放射線制御の効果を高める。
【解決手段】磁力(磁気エネルギー)は、放射線の多くの領域を遮断する特性がある。
ネオジム磁石などの強磁性体、純鉄などの電磁石の材料銅などの導電性の高い金属、炭素同素体などの炭素系良導体を、粉末状又は溶液状に加工して混ぜ合わせる。
この混合物は、磁気エネルギーと電気エネルギーの相互変換作用を持ち、非常に強い磁力を発生する。
この混合物を利用して、物質の機能ではなく、エネルギーの機能を用いて放射線を制御する方法で、課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
磁力(磁気エネルギー)には、放射線(X線やガンマ線など)の多くの領域の波長を遮断する(透過させない)特性がある。
強い磁力(磁場)が存在するエリアでは、放射線が磁力にはね返されてしまう、磁場が放射線の障壁のような機能を果たし、磁場を透過できないという現象が起きる。
強い磁力(磁気エネルギー)は、ネオジム磁石などの強磁性体、純鉄などの電磁石の材料、金属炭素同素体などの良導体を、粉末状又は、溶液状に加工して混ぜ合わせた混合物の磁気エネルギーと電気エネルギーの相互変換作用によって、発生させることができる。
このような特性を有する磁力(磁気エネルギー)を、放射線を発生する放射線源の周辺に発生させて、放射線が広がるのを防ぐ方法。
放射線を発生する装置や設備の周辺エリア又は、装置内部で、強い磁場を発生させて、この磁場の特性を利用して、放射線の広がりを抑制する方法。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法で、宇宙線(放射線)が多く存在するエリアで運用する人工衛星や惑星探査機が宇宙線(放射線)の影響で故障などが生じないように、磁気エネルギーと電気エネルギーの相互変換作用を有する混合物を溶液状に加工して、衛星や探査機本体に塗布(コーティング)施行する。
又は、混合物溶液が塗布(コーティング)されたシートやフィルムを、衛星や探査機本体に貼付する。
このように、衛星や探査機の周囲に強い磁場を発生させて、磁力(磁気エネルギー)の特性を利用して宇宙線(放射線)を遮断し、影響を抑制する方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法で、高レベルの放射線が存在する現場で使用する放射線防護服に使われている布地や糸などに、磁気エネルギーと電気エネルギーの相互変換作用を有する混合物を溶液状に加工して塗布(コーティング)する。
又は、当該溶液で生地や糸を染色加工して、この生地や糸を用いて防護服を作製する。
従来は、放射線吸収力の高い鉛の板の機能などを利用していたが、磁力(磁気エネルギー)の持つ放射線遮断機能を利用して放射線防護服の機能を向上させる方法。
(磁気は、人体に対する影響はあまり無いが、電気は感電すると危険があるため、絶縁性の素材(ゴムなど)で、作られたインナーなどを着用し、感電防止対策とする。)
【請求項4】
請求項1、請求項2、請求項3に記載の方法を使用した製品、装置、設備。
【請求項5】
請求項4に記載の製品、装置、設備を使用した役務、事業。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気エネルギーの特性及び、磁気エネルギーと電気エネルギーの相互変換作用の応用技術に関する。
続きを表示(約 750 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気エネルギー(磁力)の電磁波透過特性
【0003】
磁気エネルギーと電気エネルギーの相互変換作用
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、人体に影響を及ぼす放射線が存在するエリアで、放射線を制御する場合、鉛やステンレスなどの金属、水やコンクリートなどの水素を多く含む物質など放射線を吸収する能力の高い物質の機能を利用して対応してきた。
これに対し、物質ではなくエネルギーの機能を利用して放射線を制御する方法を提供し、課題解決に寄与する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
磁力(磁気エネルギー)には、放射線(X線、ガンマ線など)の多くの領域を遮断する(透過させない)特性がある。
強い磁場が働いていると、放射線は磁力に遮断されて磁場を超えて広がらないという現象が起きる。
これは、磁力(磁気エネルギー)が、放射線に対し、障壁のような機能を果たすということである。
この磁力(磁気エネルギー)の特性を利用して、放射線の制御に関わる課題を解決する。
放射線源の周囲に強い磁場を発生させることにより、放射線の広がりを抑制することができる。
強い磁場を発生させる方法は、ネオジム磁石などの強い磁性体、純鉄などの電磁石の材料、銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体を、粉末状又は、溶液状に加工し混ぜ合わせる。
この混合物は、磁気エネルギーと電気エネルギーを相互変換する作用を持ち、非常に強い磁場を発生する。
この混合物を用いて放射線を制御する方法で、課題を解決する。
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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