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公開番号
2025146116
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046727
出願日
2024-03-22
発明の名称
ワイパーブレードラバー
出願人
バンドー化学株式会社
,
株式会社デンソー
,
株式会社デンソーワイパシステムズ
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B60S
1/38 20060101AFI20250926BHJP(車両一般)
要約
【課題】低温雰囲気における硬化を抑制することができるワイパーブレードラバーを提供する。
【解決手段】ワイパーブレードラバー10は、ゴム成分とカーボンブラックとを含有する架橋ゴム組成物で形成されている。カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、20m
2
/g以上40m
2
/g以下である。架橋ゴム組成物におけるカーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して15質量部以上30質量部未満である。架橋ゴム組成物の粘弾性特性の-20℃における損失正接をtanδ(-20℃)、-25℃における損失正接をtanδ(-25℃)及び-30℃における損失正接をtanδ(-30℃)とするとき、tanδ(-20℃)≦1.0、tanδ(-25℃)≧0.7及びtanδ(-30℃)≧0.6である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム成分と、カーボンブラックと、を含有する架橋ゴム組成物で形成されたワイパーブレードラバーであって、
前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が20m
2
/g以上40m
2
/g以下であり、
前記架橋ゴム組成物における前記カーボンブラックの含有量が前記ゴム成分100質量部に対して15質量部以上30質量部未満であり、
前記架橋ゴム組成物の粘弾性特性の-20℃における損失正接をtanδ(-20℃)、-25℃における損失正接をtanδ(-25℃)及び-30℃における損失正接をtanδ(-30℃)とするとき、tanδ(-20℃)≦1.0、tanδ(-25℃)≧0.7及びtanδ(-30℃)≧0.6であるワイパーブレードラバー。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記ゴム成分が天然ゴム及びクロロプレンゴムを含むブレンドゴムであるワイパーブレードラバー。
【請求項3】
請求項2に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記天然ゴムのムーニー粘度が50ML
1+4
(100℃)以上80ML
1+4
(100℃)以下であるワイパーブレードラバー。
【請求項4】
請求項2に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記クロロプレンゴムがメルカプタン変性タイプであるワイパーブレードラバー。
【請求項5】
請求項2に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記クロロプレンゴムのムーニー粘度が40ML
1+4
(100℃)以上60ML
1+4
(100℃)以下であるワイパーブレードラバー。
【請求項6】
請求項2に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記ゴム成分における前記天然ゴムの含有量が前記クロロプレンゴムの含有量よりも多いワイパーブレードラバー。
【請求項7】
請求項6に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記ゴム成分における前記天然ゴムの含有量の前記クロロプレンゴムの含有量に対する質量比(NR/CR)が50/50よりも大きくかつ70/30以下であるワイパーブレードラバー。
【請求項8】
請求項1に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記カーボンブラックがSRFを含むワイパーブレードラバー。
【請求項9】
請求項1に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記架橋ゴム組成物は、架橋剤として硫黄が用いられて架橋していているワイパーブレードラバー。
【請求項10】
請求項1に記載されたワイパーブレードラバーにおいて、
前記架橋ゴム組成物についてのゲーマンねじり試験結果から得られる比モジュラスが2になる温度t
2
が-28℃以下であるワイパーブレードラバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイパーブレードラバーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ワイパーブレードラバー用の架橋ゴム組成物として、カーボンブラックのSRFが添加されたものが知られている。例えば特許文献1には、ワイパーブレードラバー用の架橋ゴム組成物として、ゴム成分のEPDM100質量部に対してSRFが40質量部以上80質量部以下添加されたものが開示されている。特許文献2には、ワイパーブレードラバー用の架橋ゴム組成物として、ゴム成分のCR100質量部に対してSRFが30質量部添加されたものが開示されている。特許文献3には、ゴム成分のEPDM100質量部に対してSRFが50質量部添加されたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6371900号公報
特許第5729877号公報
特開2012-140090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、低温雰囲気における硬化を抑制することができるワイパーブレードラバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ゴム成分と、カーボンブラックとを含有する架橋ゴム組成物で形成されたワイパーブレードラバーであって、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が20m
2
/g以上40m
2
/g以下であり、前記架橋ゴム組成物における前記カーボンブラックの含有量が前記ゴム成分100質量部に対して15質量部以上30質量部未満であり、前記架橋ゴム組成物の粘弾性特性の-20℃における損失正接をtanδ(-20℃)、-25℃における損失正接をtanδ(-25℃)及び-30℃における損失正接をtanδ(-30℃)とするとき、tanδ(-20℃)≦1.0、tanδ(-25℃)≧0.7及びtanδ(-30℃)≧0.6である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、窒素吸着比表面積が20m
2
/g以上40m
2
/g以下であるカーボンブラックをゴム成分100質量部に対して15質量部以上30質量部未満含有し、tanδ(-20℃)≦1.0、tanδ(-25℃)≧0.7及びtanδ(-30℃)≧0.6の粘弾性特性を有する架橋ゴム組成物で形成されていることにより、低温雰囲気における硬化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るワイパーブレードラバーの一片の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について詳細に説明する。
【0009】
図1は、実施形態に係るワイパーブレードラバー10を示す。
【0010】
実施形態に係るワイパーブレードラバー10は、概略平板状の細長いゴム部品であって、幅方向の一方側に断面H形状の取付保持部11が設けられているとともに、幅方向の他方側に断面概略三角形状のリップ部12が設けられており、かつ、それらの取付保持部及びリップ部を繋ぐように薄肉のネック部13が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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