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公開番号
2025145614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024045891
出願日
2024-03-22
発明の名称
超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61B
8/00 20060101AFI20250926BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】超音波診断装置用カートにおいてユーザの意図に反してテーブルが急上昇することを防ぐ。
【解決手段】テーブル22を有するカート20である。カート20は、ユーザ押しボタン50が押下された際にその押下の運動をガススプリングに伝達して、テーブル22のロック状態を解除してテーブル22を上方に付勢するロック解除状態とする運動伝達機構を備える。運動伝達機構は、ガススプリングへの運動伝達の少なくとも一部を担う並進運動部品を含む。カート20は、可搬型超音波診断装置がテーブル22に載せられた際にその装置から押下される装置押しボタン82と、装置押しボタン82と連動する運動規制部とを備える。運動規制部は、装置押しボタン82の未押下状態で並進運動部品の運動に干渉する領域に位置してその運動を規制し、装置押しボタン82の押下状態で並進運動部品の運動に干渉しない領域に位置してその運動を許容する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
可搬型超音波診断装置が載せられるテーブルを有するカートであって、
前記テーブルの昇降のロック状態と、そのロック状態を解除して前記テーブルを上方に付勢するロック解除状態とを形成可能であるガススプリングを備え、
前記ガススプリングは、前記ロック状態と前記ロック解除状態の切り替えを受け付けるガススプリング操作受付部を有し、
前記カートは、
ユーザ押しボタンと、
前記ユーザ押しボタンが押下された際にその押下の運動を前記ガススプリング操作受付部に伝達して、前記テーブルの前記ロック状態を前記ロック解除状態に変化させる運動伝達機構と、を備え、
前記運動伝達機構は、前記ユーザ押しボタンの押下により並進運動して前記ユーザ押しボタンから前記ガススプリング操作受付部への運動伝達の少なくとも一部を担う並進運動部品を含み、
前記カートは、
前記テーブルの上面から突出するように設けられて前記可搬型超音波診断装置が前記テーブルに載せられた際にその装置から押下される装置押しボタンと、
前記装置押しボタンと連動する運動規制部と、を備え、
前記運動規制部は、前記装置押しボタンの未押下状態で前記並進運動部品の運動に干渉する領域に位置してその運動を規制し、前記装置押しボタンの押下状態で前記並進運動部品の運動に干渉しない領域に位置してその運動を許容する、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
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【請求項2】
請求項1に記載の超音波診断装置用カートであって、
前記ユーザ押しボタンは、前記テーブルの前方に配置されている、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
【請求項3】
請求項1に記載の超音波診断装置用カートであって、
前記テーブルに接続されてその前方に位置する前ハンドルを備え、
前記ユーザ押しボタンは、前記前ハンドルの左右方向中央の下方に配置されている、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
【請求項4】
請求項1に記載の超音波診断装置用カートであって、
前記並進運動部品は、その運動方向と交差する方向に突出する突出部を含み、
前記カートは、支持軸を中心に揺動可能である揺動体を備え、
前記揺動体は、前記支持軸に対して一側に前記装置押しボタンを有すると共に、前記支持軸の前記一側とは反対側に前記運動規制部を有し、
前記揺動体は、前記支持軸を中心とする一定の回転方向に付勢部材で付勢されることで、前記装置押しボタンの未押下状態を形成し、
前記装置押しボタンの未押下状態において、前記装置押しボタンは前記テーブルの上面から突出すると共に、前記運動規制部は前記並進運動部品の前記突出部の運動に干渉する領域に位置してその運動を規制し、
前記揺動体が前記装置押しボタンの押下により揺動すると、前記運動規制部は前記並進運動部品の前記突出部の運動に干渉しない領域に位置してその運動を許容する、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
【請求項5】
請求項1に記載の超音波診断装置用カートであって、
前記並進運動部品は、その運動方向と交差する方向に突出する突出部を含み、
前記カートは、上下方向に移動可能である移動体を備え、
前記移動体は、前記装置押しボタンに接続されると共に前記運動規制部を有し、
前記移動体は、付勢部材により上方向に付勢されることで、前記装置押しボタンの未押下状態を形成し、
前記装置押しボタンの未押下状態において、前記装置押しボタンは前記テーブルの上面から突出すると共に、前記運動規制部は前記並進運動部品の前記突出部の運動に干渉する領域に位置してその運動を規制し、
前記移動体が前記装置押しボタンの押下により下降すると、前記運動規制部は前記並進運動部品の前記突出部の運動に干渉しない領域に位置してその運動を許容する、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
【請求項6】
請求項1に記載の超音波診断装置用カートであって、
前記ユーザ押しボタンは、前記テーブルの前方に配置されており、
前記運動伝達機構と前記ガススプリング操作受付部は、前記テーブルの内部空間に配置されており、
前記ガススプリング操作受付部は、上方に突出するガススプリング・ボタンであり、
前記運動伝達機構は、前記ユーザ押しボタンの押下による前記並進運動部品の前方に向かう運動を、下方に向かう運動に変換して前記ガススプリング・ボタンに伝える運動方向変更機構を含む、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
【請求項7】
請求項6に記載の超音波診断装置用カートであって、
前記テーブルを昇降可能に支持する支柱を備え、
前記ガススプリングは、前記支柱の内部に配置されており、
前記支柱は、前記テーブルが接続された上部支柱と、前記上部支柱の下方に配置された下部支柱と、を含み、
前記支柱は、前記上部支柱と前記下部支柱の一方が他方の内部に挿入されることにより伸縮する構造であり、
前記ガススプリングの一端は、前記テーブルに固定されており、前記ガススプリングの他端は、前記下部支柱またはその下方にある支持体に固定されており、
前記ガススプリングの一端は、前記テーブルの内部空間に配置された前記ガススプリング・ボタンを含む、
ことを特徴とする超音波診断装置用カート。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1つに記載の超音波診断装置用カートと、
前記カートの前記テーブルに載せられた可搬型超音波診断装置と、を備える、
ことを特徴とする超音波診断ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニットに関し、特に、カートのテーブルの高さを調整するための技術に関する。
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【背景技術】
【0002】
生体の超音波検査では超音波診断装置が用いられる。超音波診断装置は、超音波の送受波により得られた受信信号に基づいて超音波画像を生成及び表示する医用装置である。代表的な超音波画像として断層画像が知られている。
【0003】
可搬型の超音波診断装置が用いられている。このような超音波診断装置は、例えばノートパソコン型を有しており、ユーザが手で持ち運ぶことができる。また、可搬型超音波診断装置は、カートに載せられて使用されることも多い。カートにノートパソコン型の可搬型超音波診断装置を載せて移動し、被検体のすぐ傍まで近づけて、超音波診断装置をカートに載せたままの状態で、超音波診断装置を開いて操作し、かつ、プローブを被検体まで延ばして被検体に超音波を送受信する。
【0004】
特許文献1には、携帯型超音波診断装置用の台車に関し、携帯型超音波診断装置が載置部にある場合に、ガススプリングに接続されたワイヤを制御棒で引っ張ることで、ガススプリングを起動させて載置部を上昇させることができる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-57886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
可搬型超音波診断装置が載せられるテーブルを有するカートにおいて、ガススプリングとユーザ押しボタンを設けることが考えられる。ガススプリングは、テーブルの昇降のロック状態と、そのロック状態を解除してテーブルを上方に付勢するロック解除状態とを形成可能である。ユーザ押しボタンは、押下された際にガススプリングを操作して、テーブルのロック状態をロック解除状態に変化させる。この構成において、テーブルの上に可搬型超音波診断装置が置かれていない状態では、その装置の重量がテーブルにかかっていないため、ユーザ押しボタンが押下されると、ユーザの意図に反してテーブルが勢いよく上昇することが考えられる。
【0007】
そこで、本開示の目的は、超音波診断装置用カートまたは超音波診断ユニットに関し、ユーザの意図に反してテーブルが急上昇することを防ぐことにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る超音波診断装置用カートは、可搬型超音波診断装置が載せられるテーブルを有するカートであって、前記テーブルの昇降のロック状態と、そのロック状態を解除して前記テーブルを上方に付勢するロック解除状態とを形成可能であるガススプリングを備え、前記ガススプリングは、前記ロック状態と前記ロック解除状態の切り替えを受け付けるガススプリング操作受付部を有し、前記カートは、ユーザ押しボタンと、前記ユーザ押しボタンが押下された際にその押下の運動を前記ガススプリング操作受付部に伝達して、前記テーブルの前記ロック状態を前記ロック解除状態に変化させる運動伝達機構と、を備え、前記運動伝達機構は、前記ユーザ押しボタンの押下により並進運動して前記ユーザ押しボタンから前記ガススプリング操作受付部への運動伝達の少なくとも一部を担う並進運動部品を含み、前記カートは、前記テーブルの上面から突出するように設けられて前記可搬型超音波診断装置が前記テーブルに載せられた際にその装置から押下される装置押しボタンと、前記装置押しボタンと連動する運動規制部と、を備え、前記運動規制部は、前記装置押しボタンの未押下状態で前記並進運動部品の運動に干渉する領域に位置してその運動を規制し、前記装置押しボタンの押下状態で前記並進運動部品の運動に干渉しない領域に位置してその運動を許容する、ことを特徴とする。
【0009】
本開示に係る超音波診断ユニットは、上記の超音波診断装置用カートと、そのカートのテーブルに載せられた可搬型超音波診断装置と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、可搬型超音波診断装置がテーブルに置かれていない状態では、ユーザ押しボタンの押下による並進運動部品の運動が規制されて、その運動がガススプリング操作受付部に伝わらないので、テーブルが急上昇することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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