TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025146147
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046776
出願日
2024-03-22
発明の名称
画像処理装置、方法およびプログラム、並びに学習装置、方法およびプログラム
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250926BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】画像処理装置、方法およびプログラム、学習装置、方法およびプログラムにおいて、スカウト画像のような断層画像に含まれる実際の解剖構造の範囲を推定できるようにする。
【解決手段】少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、導出モデルを使用して、解剖構造を含む少なくとも1つの断層画像において相対的に視認が容易な解剖構造の第1範囲、および少なくとも1つの断層画像において相対的に視認が困難な解剖構造の第2範囲を、少なくとも1つの断層画像から導出し、第1範囲および前記第2範囲を表示する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
導出モデルを使用して、解剖構造を含む少なくとも1つの断層画像において相対的に視認が容易な前記解剖構造の第1範囲、および前記少なくとも1つの断層画像において相対的に視認が困難な前記解剖構造の第2範囲を、前記少なくとも1つの断層画像から導出し、
前記第1範囲および前記第2範囲を表示する画像処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第1範囲は、前記少なくとも1つの断層画像において視認される前記解剖構造の範囲であり、
前記第2範囲は、前記少なくとも1つの断層画像から推定される前記解剖構造が実際に存在する範囲である請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記少なくとも1つの断層画像に、前記第1範囲および前記第2範囲を重畳して表示する請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記第1範囲が重畳された前記少なくとも1つの断層画像、および前記第2範囲が重畳された前記少なくとも1つの断層画像のそれぞれを表示する請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記少なくとも1つの断層画像から疑似3次元画像を導出し、
前記疑似3次元画像に前記第1範囲および前記第2範囲を重畳して表示する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、表示された前記第2範囲が指定された場合に、前記疑似3次元画像に前記第1範囲および前記第2範囲を重畳して表示する請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記第2範囲が前記少なくとも1つの断層画像の範囲外にある場合、前記第2範囲を含む前記疑似3次元画像を導出する請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記導出モデルは、前記解剖構造を含む第1の3次元画像のスライス間隔を間引いた疑似3次元画像、前記疑似3次元画像における第1の解剖構造範囲、および前記第1の3次元画像における第2の解剖構造範囲を含む第1教師データを取得し、
前記第1の3次元画像よりもスライス間隔が大きい第2の3次元画像、および前記第2の3次元画像における第3の解剖構造範囲を含む第2教師データを取得し、
前記第1教師データを使用して、前記疑似3次元画像を、前記導出モデルを構築するためのモデルに入力することにより、前記疑似3次元画像における前記第1範囲として第1の疑似解剖構造範囲および前記第1の3次元画像における前記第2範囲としての第2の疑似解剖構造範囲を出力させ、前記第1の疑似解剖構造範囲と前記第1の解剖構造範囲との第1損失、および前記第2の疑似解剖構造範囲と前記第2の解剖構造範囲との第2損失を導出し、
前記第2教師データを使用して、前記第2の3次元画像を前記モデルに入力することにより、前記第2の3次元画像における第1範囲として第3の疑似解剖構造範囲を出力させ、前記第3の疑似解剖構造範囲と前記第3の解剖構造範囲との第3損失を導出し、
前記第1損失、第2損失および前記第3損失が小さくなるように前記モデルを学習することにより構築される請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
解剖構造を含む少なくとも1つの断層画像における前記解剖構造の第1範囲、および前記少なくとも1つの断層画像における前記解剖構造の第2範囲を、前記少なくとも1つの断層画像から導出する導出モデルを構築する学習装置であって、
少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記解剖構造を含む第1の3次元画像のスライス間隔を間引いた疑似3次元画像、前記疑似3次元画像における第1の解剖構造範囲、および前記第1の3次元画像における第2の解剖構造範囲を含む第1教師データを取得し、
前記第1の3次元画像よりもスライス間隔が大きい第2の3次元画像、および前記第2の3次元画像における第3の解剖構造範囲を含む第2教師データを取得し、
前記第1教師データを使用して、前記疑似3次元画像を、前記導出モデルを構築するためのモデルに入力することにより、前記疑似3次元画像における前記第1範囲として第1の疑似解剖構造範囲および前記第1の3次元画像における前記第2範囲としての第2の疑似解剖構造範囲を出力させ、前記第1の疑似解剖構造範囲と前記第1の解剖構造範囲との第1損失、および前記第2の疑似解剖構造範囲と前記第2の解剖構造範囲との第2損失を導出し、
前記第2教師データを使用して、前記第2の3次元画像を前記モデルに入力することにより、前記第2の3次元画像における第1範囲として第3の疑似解剖構造範囲を出力させ、前記第3の疑似解剖構造範囲と前記第3の解剖構造範囲との第3損失を導出し、
前記第1損失、第2損失および前記第3損失が小さくなるように前記モデルを学習する学習装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、学習が進行した段階において、前記第1損失および前記第3損失と前記第2損失のオーダーが一致するように、前記第1損失および前記第3損失に対する重みと前記第2損失に対する重みを設定する請求項9に記載の学習装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、方法およびプログラム、並びに学習装置、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、CT(Computed Tomography)装置およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医療機器の進歩により、より質の高い高解像度の3次元画像が画像診断に用いられるようになってきている。
【0003】
CT装置およびMRI装置等の撮影装置において被検体の撮影を行う場合、撮影範囲を決定するために、3次元画像を取得するための本撮影に先立ってスカウト撮影が行われ、2次元の位置決め用画像(スカウト画像)が取得される。技師等の撮影装置の操作者は、スカウト画像を見ながら本撮影時の撮影範囲を設定する。
【0004】
一方、スカウト画像を見ながらの撮影範囲の設定は、操作者が手動で行う必要があるため時間を要する。また、操作者の能力および経験に依存するために設定の精度にばらつきが生じる。このため、スカウト画像から自動で撮影範囲を設定するための各種手法が提案されている(例えば非特許文献1参照)。また、2次元の断層画像に含まれる臓器の3次元的な位置を推定する手法も提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/205990号
【非特許文献】
【0006】
Ruiqi Geng MSc, et al, Automated MR Image Prescription of the Liver Using Deep Learning: Development, Evaluation, and Prospective Implementation, 30 December 2022
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、スカウト画像は、本撮影により取得される3次元画像よりもスライス間隔が大きく、かつ枚数も3次元画像より少ない。このため、スカウト画像に含まれる臓器の範囲は、実際の臓器の範囲と隔たりを有するものとなる。したがって、スカウト画像にのみ基づいて撮影範囲を設定すると、本撮影により取得された3次元画像に必要な解剖構造が含まれなくなる事態が生じる。
【0008】
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、スカウト画像のような断層画像に含まれる実際の解剖構造の範囲を推定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示による画像処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、
プロセッサは、導出モデルを使用して、解剖構造を含む少なくとも1つの断層画像において相対的に視認が容易な解剖構造の第1範囲、および少なくとも1つの断層画像において相対的に視認が困難な解剖構造の第2範囲を、少なくとも1つの断層画像から導出し、
第1範囲および第2範囲を表示する。
【0010】
本開示による学習装置は、解剖構造を含む少なくとも1つの断層画像における解剖構造の第1範囲、および少なくとも1つの断層画像における解剖構造の第2範囲を、少なくとも1つの断層画像から導出する導出モデルを構築する学習装置であって、
少なくとも1つのプロセッサを備え、
プロセッサは、解剖構造を含む第1の3次元画像のスライス間隔を間引いた疑似3次元画像、疑似3次元画像における第1の解剖構造範囲、および第1の3次元画像における第2の解剖構造範囲を含む第1教師データを取得し、
第1の3次元画像よりもスライス間隔が大きい第2の3次元画像、および第2の3次元画像における第3の解剖構造範囲を含む第2教師データを取得し、
第1教師データを使用して、疑似3次元画像を、導出モデルを構築するためのモデルに入力することにより、疑似3次元画像における第1範囲として第1の疑似解剖構造範囲および第1の3次元画像における第2範囲としての第2の疑似解剖構造範囲を出力させ、第1の疑似解剖構造範囲と第1の解剖構造範囲との第1損失、および第2の疑似解剖構造範囲と第2の解剖構造範囲との第2損失を導出し、
第2教師データを使用して、第2の3次元画像をモデルに入力することにより、第2の3次元画像における第1範囲として第3の疑似解剖構造範囲を出力させ、第3の疑似解剖構造範囲と第3の解剖構造範囲との第3損失を導出し、
第1損失、第2損失および第3損失が小さくなるようにモデルを学習する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
富士フイルム株式会社
内視鏡
3日前
富士フイルム株式会社
レンズ装置
6日前
富士フイルム株式会社
超音波探触子
4日前
富士フイルム株式会社
超音波探触子
4日前
富士フイルム株式会社
超音波診断器
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置
6日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置
2日前
富士フイルム株式会社
医療機器用カート
3日前
富士フイルム株式会社
ゼリーボトルハンガ
4日前
富士フイルム株式会社
配線基板の製造方法
6日前
富士フイルム株式会社
医療用X線測定装置
6日前
富士フイルム株式会社
洗浄消毒装置及び蓋部
9日前
富士フイルム株式会社
X線管およびX線検査装置
3日前
富士フイルム株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
6日前
富士フイルム株式会社
組成物、硬化物および光学部材
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置の手押しハンドル
4日前
富士フイルム株式会社
磁気共鳴撮像装置及び画像処理方法
4日前
富士フイルム株式会社
情報処理装置、方法およびプログラム
6日前
富士フイルム株式会社
画像処理装置、方法およびプログラム
2日前
富士フイルム株式会社
情報処理装置、及び情報処理プログラム
4日前
富士フイルム株式会社
情報処理装置、及び情報処理プログラム
4日前
富士フイルム株式会社
情報処理装置、及び情報処理プログラム
4日前
富士フイルム株式会社
情報処理装置、及び情報処理プログラム
3日前
富士フイルム株式会社
支援装置、支援方法、及び支援プログラム
2日前
富士フイルム株式会社
磁気共鳴撮像装置及び中心周波数の補正方法
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット
3日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット
2日前
富士フイルム株式会社
超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット
2日前
富士フイルム株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
2日前
富士フイルム株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
2日前
富士フイルム株式会社
インクジェット記録方法、メラミン化粧板の製造方法、及びメラミン化粧板
2日前
富士フイルム株式会社
画像処理装置、方法およびプログラム、並びに学習装置、方法およびプログラム
2日前
富士フイルム株式会社
焦点制御装置、焦点制御装置の作動方法、焦点制御装置の作動プログラム、並びに撮像装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る