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公開番号
2025143102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-01
出願番号
2024042844
出願日
2024-03-18
発明の名称
焦点制御装置、焦点制御装置の作動方法、焦点制御装置の作動プログラム、並びに撮像装置
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G02B
7/28 20210101AFI20250924BHJP(光学)
要約
【課題】被写体距離の変動が大きい場合に生じるフォーカスレンズの位置のふらつきを抑制することが可能な焦点制御装置、焦点制御装置の作動方法、焦点制御装置の作動プログラム、並びに撮像装置を提供する。
【解決手段】焦点調整部は、フォーカスレンズ駆動機構からのフォーカス用モータの駆動量に基づいて、光軸上のフォーカスレンズの現在位置を導き出すことで取得する。合焦導出部は、現在位置にフォーカスレンズがある場合のフォーカスレンズの推定合焦位置を導出することで取得する。フォーカスレンズの現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が閾値未満の場合、速度設定部は、フォーカスレンズの移動速度を第1速度とする。フォーカスレンズ駆動制御部は第1速度でフォーカスレンズを移動させる。一方、フォーカスレンズの現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が閾値以上の場合、速度設定部は、フォーカスレンズの移動速度を、第1速度よりも遅い第2速度とする。フォーカスレンズ駆動制御部は第2速度でフォーカスレンズを移動させる。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
位相差検出用画素からの出力に基づいてフォーカスレンズの焦点制御を行う焦点制御装置であって、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記フォーカスレンズの現在位置と、前記現在位置に前記フォーカスレンズがあるときに導出された前記フォーカスレンズの推定合焦位置とを取得し、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が第1閾値未満の場合は、第1速度で前記フォーカスレンズを移動させ、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が前記第1閾値以上の場合は、前記第1速度よりも遅い第2速度で前記フォーカスレンズを移動させる、
焦点制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1閾値には、位相差検出精度が設定範囲外となる前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が設定される請求項1に記載の焦点制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値、および単位時間当たりの前記推定合焦位置の導出回数に基づいて、前記フォーカスレンズを移動させる間に前記推定合焦位置の導出を設定回数行うことが可能な速度に、前記第2速度を設定する請求項1に記載の焦点制御装置。
【請求項4】
前記設定回数は、前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値に応じて変更される請求項3に記載の焦点制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記第2速度にて前記フォーカスレンズを移動させている間に、前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が第2閾値未満となった場合、前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が第2閾値未満となった場合の前記推定合焦位置に基づいて、前記フォーカスレンズの移動速度を変更する請求項1に記載の焦点制御装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記第2速度にて前記フォーカスレンズを移動させている間に、前記推定合焦位置を複数回導出し、
前回と今回の前記推定合焦位置の差の絶対値が第3閾値未満となった場合、前記フォーカスレンズの移動を停止させる請求項1に記載の焦点制御装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記第2速度にて前記フォーカスレンズを移動させている間に、前記現在位置が前記推定合焦位置を行き過ぎたと判断した場合、前記フォーカスレンズの移動を停止させる請求項1に記載の焦点制御装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の正負が逆転した場合に、前記現在位置が前記推定合焦位置を行き過ぎたと判断する請求項7に記載の焦点制御装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が第4閾値未満の場合は、前記フォーカスレンズを前記現在位置にとどめ、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が前記第4閾値以上の場合は、前記フォーカスレンズを移動させる請求項1に記載の焦点制御装置。
【請求項10】
位相差検出用画素からの出力に基づいてフォーカスレンズの焦点制御を行う焦点制御装置の作動方法であって、
前記フォーカスレンズの現在位置と、前記現在位置に前記フォーカスレンズがあるときに導出された前記フォーカスレンズの推定合焦位置とを取得すること、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が第1閾値未満の場合は、第1速度で前記フォーカスレンズを移動させること、並びに、
前記現在位置と前記推定合焦位置との差の絶対値が前記第1閾値以上の場合は、前記第1速度よりも遅い第2速度で前記フォーカスレンズを移動させること、
を含む焦点制御装置の作動方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、焦点制御装置、焦点制御装置の作動方法、焦点制御装置の作動プログラム、並びに撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【0002】
特許文献1には、カメラの撮影光学系が合焦状態となるように該撮影光学系のフォーカスを制御するオートフォーカス制御を行うオートフォーカスシステムが記載されている。オートフォーカスシステムは、フォーカス移動量情報取得手段と、フォーカス移動速度変更手段とを備えている。フォーカス移動量情報取得手段は、撮影光学系が現在のピント状態から合焦状態となるまでのフォーカスの移動量に関する情報を取得する。フォーカス移動速度変更手段は、カメラがオートフォーカス手段により合焦させる被写体に対して遠近方向に停止している場合のフォーカスの移動速度を基準速度として、フォーカス移動量情報取得手段により取得した情報に基づいて、撮影光学系が現在のピント状態から合焦状態となるまでのフォーカスの移動速度を基準速度に対して変更する。フォーカス移動速度変更手段は、カメラが遠近方向に移動することにより、合焦状態となるまでのフォーカスの移動量が増加する場合には、フォーカスの移動速度を基準速度よりも速くし、フォーカスの移動量が減少する場合には、フォーカスの移動速度を基準速度よりも遅くする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-233668号公報
【発明の概要】
【0004】
本開示の技術に係る1つの実施形態は、被写体距離の変動が大きい場合に生じるフォーカスレンズの位置のふらつきを抑制することが可能な焦点制御装置、焦点制御装置の作動方法、焦点制御装置の作動プログラム、並びに撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の焦点制御装置は、位相差検出用画素からの出力に基づいてフォーカスレンズの焦点制御を行う焦点制御装置であって、プロセッサを備え、プロセッサは、フォーカスレンズの現在位置と、現在位置にフォーカスレンズがあるときに導出されたフォーカスレンズの推定合焦位置とを取得し、現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が第1閾値未満の場合は、第1速度でフォーカスレンズを移動させ、現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が第1閾値以上の場合は、第1速度よりも遅い第2速度でフォーカスレンズを移動させる。
【0006】
第1閾値には、位相差検出精度が設定範囲外となる現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が設定されることが好ましい。
【0007】
プロセッサは、現在位置と推定合焦位置との差の絶対値、および単位時間当たりの推定合焦位置の導出回数に基づいて、フォーカスレンズを移動させる間に推定合焦位置の導出を設定回数行うことが可能な速度に、第2速度を設定することが好ましい。
【0008】
設定回数は、現在位置と推定合焦位置との差の絶対値に応じて変更されることが好ましい。
【0009】
プロセッサは、第2速度にてフォーカスレンズを移動させている間に、現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が第2閾値未満となった場合、現在位置と推定合焦位置との差の絶対値が第2閾値未満となった場合の推定合焦位置に基づいて、フォーカスレンズの移動速度を変更することが好ましい。
【0010】
プロセッサは、第2速度にてフォーカスレンズを移動させている間に、推定合焦位置を複数回導出し、前回と今回の推定合焦位置の差の絶対値が第3閾値未満となった場合、フォーカスレンズの移動を停止させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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