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公開番号2025145280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045374
出願日2024-03-21
発明の名称インジェクタ故障検出装置
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F02D 41/22 20060101AFI20250926BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】複数個所の故障の検出漏れを抑制することが可能なインジェクタ故障検出装置を提供する。
【解決手段】インジェクタ駆動回路に関する複数の状態信号に基づいてインジェクタ駆動回路に関する複数個所の故障検出を行うインジェクタ故障検出装置であって、複数の状態信号について、検知無効時間を細かく設定し、かつ複数回に亘って故障検知を行う検知部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
インジェクタ駆動回路に関する複数の状態信号に基づいて前記インジェクタ駆動回路に関する複数個所の故障検出を行うインジェクタ故障検出装置であって、
複数の前記状態信号について、検知無効時間を細かく設定し、かつ複数回に亘って故障検知を行う検知部を備えることを特徴とするインジェクタ故障検出装置。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
前記検知部は、故障を検出すると、故障個所の動作を停止させた上で複数回に亘る故障検知を行うことを特徴とする請求項１に記載のインジェクタ故障検出装置。
【請求項３】
前記検知部は、予め設定された所定の時間間隔で複数回に亘る故障検知を行うことを特徴とする請求項１又は２に記載のインジェクタ故障検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、インジェクタ故障検出装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、インジェクタの駆動時に複数の圧力センサを使用し圧力を監視することによりインジェクタの故障検出を実施する背景技術が開示されている。この背景技術は、インジェクタの駆動時に検出範囲の異なる圧力センサを３系統使用し、インジェクタの動作に合わせて変動する圧力に基づいてインジェクタの故障を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－０５６６５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、例えばインジェクタの駆動に関する複数個所の故障を検知する場合、各箇所の状態を示す複数の状態信号を並行して評価する必要がある。この場合、各箇所の故障はランダムに発生する虞があるので、状態信号を評価する評価装置は、複数の状態信号を所定の順番で順次取り込んで評価することにより、故障発生の見逃しを防止する必要がある。
【０００５】
しかしながら、上述した背景技術では、３つの圧力センサの検出信号（状態信号）を所定の順番で順次取り込んで評価するに際して、検出信号（状態信号）を取り込むと当該検出信号の評価期間が必要な関係で、次の検出信号（状態信号）を正常に評価することができない虞がある。
【０００６】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数個所の故障の検出漏れを抑制することが可能なインジェクタ故障検出装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明では、インジェクタ故障検出装置に係る第１の解決手段として、インジェクタ駆動回路に関する複数の状態信号に基づいて前記インジェクタ駆動回路に関する複数個所の故障検出を行うインジェクタ故障検出装置であって、複数の前記状態信号について、検知無効時間を細かく設定し、かつ複数回に亘って故障検知を行う検知部を備える、という手段を採用する。
【０００８】
本発明では、インジェクタ故障検出装置に係る第２の解決手段として、上記第１の解決手段において、前記検知部は、故障を検出すると、故障個所の動作を停止させた上で複数回に亘る故障検知を行う、という手段を採用する。
【０００９】
本発明では、インジェクタ故障検出装置に係る第３の解決手段として、上記第１又は第２の解決手段において、前記検知部は、予め設定された所定の時間間隔で複数回に亘る故障検知を行う、という手段を採用する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、複数個所の故障の検出漏れを抑制することが可能なインジェクタ故障検出装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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