TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025145010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044973
出願日2024-03-21
発明の名称表示制御プログラム、表示制御方法、及び、情報処理装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G06V 10/74 20220101AFI20250926BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの判断を好適に補助する。
【解決手段】プログラムは、コンピュータに、複数種のクラスに分別される対象が写った画像に関する3次元以上の特徴量から2次元の特徴量をクラス毎にマッピングした2次元画像を表示部に表示させ、クエリ画像の2次元特徴量を導出し、2次元画像上に、クエリ画像の2次元特徴量を表示部にプロットさせる。2次元画像において、クエリ画像の2次元特徴量がプロットされた位置とクラス毎における特定の要素の2次元特徴量がマッピングされた位置との間の距離は、クエリ画像とクラス別の対象物との類似度を表す一方で、クラス間の特定の要素の位置の間の距離は、クラス間の類似度を表す。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
複数種のクラスに分別される対象が写った画像に関する3次元以上の特徴量から2次元の特徴量をクラス毎にマッピングした2次元画像を表示部に表示させ、
クエリ画像の2次元特徴量を導出し、
前記2次元画像上に、前記クエリ画像の2次元特徴量を前記表示部にプロットさせ、
前記2次元画像において、前記クエリ画像の2次元特徴量がプロットされた位置と前記クラス毎における特定の要素の2次元特徴量がマッピングされた位置との間の距離は、前記クエリ画像と前記クラス別の対象物との類似度を表す一方で、クラス間の特定の要素の位置の間の距離は、前記クラス間の類似度を表す、
表示制御プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記2次元画像は、前記複数種のクラスの領域を示す一方で、前記クエリ画像の2次元特徴量が前記クラス外の領域にプロットされた場合、前記複数種のクラスのうち、前記クエリ画像の2次元特徴量に近接する少なくとも2つのクラスにおける前記クエリ画像の2次元特徴量と最も近接する要素が強調表示される、
表示制御プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記クエリ画像の2次元特徴量を導出することは、
前記クエリ画像をクラス識別器に入力して前記クラス識別器の中間層から出力された3次元以上の特徴量を取得することと、
次元削減前の特徴量空間で近い点が次元削減後の特徴量空間でも近くなるように特徴量の次元を削減する次元削減モデルを用いて、前記中間層から出力された3次元以上の特徴量を2次元に次元削減することと、を含む
表示制御プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記2次元画像を前記表示部に表示させることは、前記表示部に、前記2次元画像上に、前記クラス識別器の学習に使用された学習用画像の2次元特徴量の空間分布をクラス毎に区別可能に示す空間分布情報を表示させること、を含む
表示制御プログラム。
【請求項5】
請求項4に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記空間分布情報は、前記2次元画像上のクラス毎の領域を画定するクラス領域情報であって、クラス毎の前記学習用画像の前記2次元特徴量の分布を近似した2次元ガウス分布に基づいて作成されたクラス領域情報、を含む
表示制御プログラム。
【請求項6】
請求項4に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記空間分布情報は、前記学習用画像の2次元特徴量を含み、
前記空間分布情報を表示させることは、前記表示部に、前記2次元画像上に、前記学習用画像の2次元特徴量をプロットさせること、を含む
表示制御プログラム。
【請求項7】
請求項1に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記コンピュータに、さらに、
前記表示部に、前記クエリ画像の2次元特徴量がプロットされた位置と前記クラス毎における特定の要素の2次元特徴量がマッピングされた位置との間の距離を示す距離情報を表示させる
表示制御プログラム。
【請求項8】
請求項1に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記コンピュータに、さらに、
前記表示部に、前記クエリ画像と、前記クラス毎における特定の要素の2次元特徴量に対応する学習用画像と、を表示させる
表示制御プログラム。
【請求項9】
請求項1に記載の表示制御プログラムにおいて、
前記コンピュータに、さらに、
前記表示部に、前記クエリ画像と、前記クエリ画像の2次元特徴量と最も近接する要素に対応する学習用画像と、を表示させる
表示制御プログラム。
【請求項10】
コンピュータが、
複数種のクラスに分別される対象が写った画像に関する3次元以上の特徴量から2次元の特徴量をクラス毎にマッピングした2次元画像を表示部に表示させることと、
クエリ画像の2次元特徴量を導出することと、
前記2次元画像上に、前記クエリ画像の2次元特徴量を前記表示部にプロットさせることと、を含み、
前記2次元画像において、前記クエリ画像の2次元特徴量がプロットされた位置と前記クラス毎における特定の要素の2次元特徴量がマッピングされた位置との間の距離は、前記クエリ画像と前記クラス別の対象物との類似度を表す一方で、クラス間の特定の要素の位置の間の距離は、前記クラス間の類似度を表す、
表示制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、表示制御プログラム、表示制御方法、及び、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
被検体の皮膚を撮像した画像に基づいて皮膚の状態(例えば、疾患名など)を判定する技術が知られている。このような技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-038639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ユーザは、判定結果を鵜呑みにせず、判定結果から自ら判断をする必要がある場合がある。以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、ユーザの判断を好適に補助する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る表示制御プログラムは、コンピュータに、複数種のクラスに分別される対象が写った画像に関する3次元以上の特徴量から2次元の特徴量をクラス毎にマッピングした2次元画像を表示部に表示させ、クエリ画像の2次元特徴量を導出し、前記2次元画像上に、前記クエリ画像の2次元特徴量を前記表示部にプロットさせ、前記2次元画像において、前記クエリ画像の2次元特徴量がプロットされた位置と前記クラス毎における特定の要素の2次元特徴量がマッピングされた位置との間の距離は、前記クエリ画像と前記クラス別の対象物との類似度を表す一方で、クラス間の特定の要素の位置の間の距離は、前記クラス間の類似度を表す。
【発明の効果】
【0006】
上記の態様によれば、ユーザの判断を好適に補助ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るシステムの構成を例示した図である。
情報処理装置の機能的構成を例示した図である。
データベース作成処理の一例を示すフローチャートである。
データベース内の情報を可視化した図である。
診断支援処理の一例を示すフローチャートである。
診断支援処理でクエリ画像入力後に表示される画面の一例である。
画面上の任意の点を選択後に表示される画面の一例である。
診断支援処理でクエリ画像入力後に表示される画面の別の例である。
診断支援処理でクエリ画像入力後に表示される画面の更に別の例である。
画面上のクエリ画像に対応する点を選択後に表示される画面の一例である。
画面上のクエリ画像に対応する点を選択後に表示される画面の別の例である。
診断支援処理の別の例を示すフローチャートである。
診断支援処理でクエリ画像入力後に表示される画面の更に別の例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すシステム1のユーザは、例えば、悪性皮膚腫瘍の診断を行う医師であり、システム1は、医師による診断を支援する。システム1は、情報処理装置100と、情報処理装置100に接続された周辺機器(表示装置10、入力装置20、ダーモスコープ付き撮影装置30)を含んでいる。
【0009】
表示装置10は、ユーザに情報を表示する表示部の一例である。表示装置10は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。入力装置20は、ユーザの操作を受け付ける入力部の一例である。入力装置20は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどである。ダーモスコープは、悪性皮膚腫瘍を疑う対象を拡大して非侵襲的に観察可能な拡大鏡である。ダーモスコープ付き撮影装置30は、対象を撮影する撮影装置であり、対象のダーモスコピー画像を生成する。対象は、例えば、被検体に生じた変異部分のため、病変の可能性がある部分であり、例えば、皮膚に生じたほくろやいぼなどである。ダーモスコピー画像は、偏光フィルムやジェルを利用して皮膚表面の反射を抑えて、対象を撮影した画像である。生成されたダーモスコピー画像は、情報処理装置100へ出力される。
【0010】
情報処理装置100は、CPU110と、GPU120と、記憶装置130を備える、汎用若しくは専用のコンピュータである。CPU110とGPU120は、プロセッサであり、記憶装置130に記憶されているプログラムPGを実行することで、図2に示す算出部111及び表示制御部112として動作して、各種処理を行う。なお、1つ以上のプロセッサが含まれていればよく、単一のプロセッサが処理を行っても良いし、複数のプロセッサが共同して処理を行っても良い。記憶装置130は、CPU110やGPU120などのプロセッサが実行するプログラムPG、プログラムPGを実行する際に利用するデータ(クエリ画像Dq、学習用画像D1、データベースDB)等を記憶する。記憶装置130、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの主記憶装置として動作する半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置として動作するストレージを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

カシオ計算機株式会社
支持台
2日前
カシオ計算機株式会社
減音器具
4日前
カシオ計算機株式会社
減音器具
4日前
カシオ計算機株式会社
電子鍵盤楽器
2日前
カシオ計算機株式会社
装飾板及び時計
3日前
カシオ計算機株式会社
機器ケース及び時計
26日前
カシオ計算機株式会社
光源装置及び投影装置
16日前
カシオ計算機株式会社
光源装置及び投影装置
16日前
カシオ計算機株式会社
取付構造及び印刷装置
25日前
カシオ計算機株式会社
光源装置及び投影装置
4日前
カシオ計算機株式会社
光源装置及び投影装置
4日前
カシオ計算機株式会社
端末装置及びプログラム
4日前
カシオ計算機株式会社
外装部品ユニット及び時計
2日前
カシオ計算機株式会社
電子時計及び電子時計本体
17日前
カシオ計算機株式会社
電子機器、及び表示制御方法
6日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、外装部材及びバンド
17日前
カシオ計算機株式会社
カッターユニット及び切断装置
2日前
カシオ計算機株式会社
演奏装置、方法およびプログラム
3日前
カシオ計算機株式会社
補助バスマスタ回路及び電子機器
6日前
カシオ計算機株式会社
指針、時計、及び指針の製造方法
1か月前
カシオ計算機株式会社
演奏装置、方法およびプログラム
4日前
カシオ計算機株式会社
制御装置、方法およびプログラム
6日前
カシオ計算機株式会社
発音装置及び音出力制御システム
16日前
カシオ計算機株式会社
制御装置、方法およびプログラム
6日前
カシオ計算機株式会社
時計、表示制御方法及びプログラム
17日前
カシオ計算機株式会社
ロボット、及びロボットの製造方法
2日前
カシオ計算機株式会社
外装部品、外装部品ユニット及び時計
2日前
カシオ計算機株式会社
情報処理装置、方法およびプログラム
2日前
カシオ計算機株式会社
制御装置、制御方法、及びプログラム
3日前
カシオ計算機株式会社
テープ製造方法及びテープ製造システム
24日前
カシオ計算機株式会社
発音装置、接続装置及び音出力システム
16日前
カシオ計算機株式会社
電子機器、登録処理方法及びプログラム
2日前
カシオ計算機株式会社
プログラム、電子機器及び登録処理方法
2日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、針位置検出方法及びプログラム
25日前
カシオ計算機株式会社
情報処理装置、表示方法、及びプログラム
6日前
カシオ計算機株式会社
位置推定装置、位置推定方法、プログラム
24日前
続きを見る