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公開番号2025143738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043131
出願日2024-03-19
発明の名称無線通信装置及び無線通信方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04B 1/16 20060101AFI20250925BHJP(電気通信技術)
要約【課題】受信環境に応じて各種放送を適切に受信する無線通信装置及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信装置10は、自通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部22と、データを受信する受信部20と、受信部で受信したデータから受信時刻、受信情報及び音声信号を取得し、データを受信した時の自装置の受信時刻を取得する取得部40と、自通信装置に電力を供給している電源がAC電源であるかDC電源であるかを判定する電源判定部42と、受信条件を設定する受信制御部44と、第1受信条件及び第1受信条件とは異なる複数の他の受信条件を記憶する記憶部28と、を備える。受信制御部は、自通信装置に電力を供給する電源がDC電源であると判定され、DC電源のバッテリ残量、受信時刻および受信情報の少なくとも1つが所定の条件を満たす場合に、第1受信条件から複数の他の受信条件のうち、所定の条件に応じた第2受信条件に切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
他通信装置からデータを受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記データから受信情報および音声信号を取得し、前記データを受信した時の自装置の受信時刻を取得する取得部と、
前記自通信装置に電力を供給している電源がAC電源であるかDC電源であるかを判定する電源判定部と、
前記受信部に対して受信時の設定条件である受信条件を設定する受信制御部と、
通常時の前記受信条件である第1受信条件および前記第1受信条件とは異なる複数の他の受信条件を受信条件テーブルとして記憶する記憶部と、
を備え、
前記受信制御部は、前記自通信装置に電力を供給する前記電源が前記DC電源であると判定され、前記DC電源のバッテリ残量、前記受信時刻、および前記受信情報の少なくとも1つが所定の条件を満たす場合に、前記第1受信条件から複数の前記他の受信条件のうち、前記所定の条件に応じた第2受信条件に切り替える、
無線通信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記複数の他の受信条件には、緊急受信条件が含まれており、
前記受信制御部は、前記取得部が取得した前記受信情報に緊急情報が含まれ、かつ前記位置情報が前記緊急情報の対象地域に含まれる場合には、前記受信条件を前記緊急受信条件に切り替える、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記記憶部は、過去に前記取得部が取得した前記受信時刻と、前記受信条件とを対応付けた前記受信条件テーブルを履歴情報として記憶しており、
前記受信制御部は、前記取得部が取得した前記受信情報に緊急情報を含まない、または前記取得部が取得した前記受信情報に緊急情報が含まれ、かつ前記緊急情報の対象地域に前記位置情報が含まれない場合には、前記記憶部に記録している前記履歴情報に基づいて、現在の時刻に対応した前記受信条件に切り替える、
請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記受信条件は、受信電波強度のしきい値レベルであるRSSIしきい値、フレーム同期データを受信と判定する判定ビット数であるFSW許容ビット数およびフレーム同期データを受信と判定する判定時間であるFSW判定時間であり、
前記受信制御部は、前記受信条件を前記緊急受信条件に切り替える際には、前記RSSIしきい値を前記第1受信条件よりも小さくすること、前記FSW許容ビット数を前記第1受信条件よりも多くすること、および前記FSW判定時間を前記第1受信条件よりも短くすることの少なくとも1つを実行する、
請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項5】
自通信装置の位置情報を受信部で取得するステップと、
他通信装置からデータを受信するステップと、
前記受信部で受信した前記データから受信情報および音声信号を取得し、前記データを受信した時の自装置の受信時刻を取得するステップと、
前記自通信装置に電力を供給している電源がAC電源であるかDC電源であるかを判定するステップと、
前記受信部に対して受信時の設定条件である受信条件を設定するステップと、
通常時の前記受信条件である第1受信条件および前記第1受信条件とは異なる複数の他の受信条件を受信条件テーブルとして記憶するステップと、
前記自通信装置に電力を供給する前記電源が前記DC電源であると判定され、前記DC電源のバッテリ残量、前記受信時刻、および前記受信情報の少なくとも1つが所定の条件を満たす場合に、前記第1受信条件から複数の前記他の受信条件のうち、前記所定の条件に応じた第2受信条件に切り替えるステップと、
を含む、無線通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信装置の消費電力を低減する技術が知られている。例えば、特許文献1には、受信状態が良好な場合に、所定の処理について、節電を図ることができる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5125482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自治体から定期放送、緊急放送などを受信する戸別受信機は、住居に設置される。災害発生時などには、住民は、住宅に設置されている戸別受信機を住居から持ち出して各種放送を受信することが行われる。この際、戸別無線機のバッテリの消費を抑制しつつ、各種放送を適切に受信できることが求められる。
【0005】
本開示は、受信環境に応じて各種放送を適切に受信することのできる無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の無線通信装置は、自通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、他通信装置からデータを受信する受信部と、前記受信部で受信した前記データから受信情報および音声信号を取得し、前記データを受信した時の自装置の受信時刻を取得する取得部と、前記自通信装置に電力を供給している電源がAC電源であるかDC電源であるかを判定する電源判定部と、前記受信部に対して受信時の設定条件である受信条件を設定する受信制御部と、通常時の前記受信条件である第1受信条件および前記第1受信条件とは異なる複数の他の受信条件を受信条件テーブルとして記憶する記憶部と、を備え、前記受信制御部は、前記自通信装置に電力を供給する前記電源が前記DC電源であると判定され、前記DC電源のバッテリ残量、前記受信時刻、および前記受信情報の少なくとも1つが所定の条件を満たす場合に、前記第1受信条件から複数の前記他の受信条件のうち、前記所定の条件に応じた第2受信条件に切り替える。
【0007】
本開示の無線通信方法は、自通信装置の位置情報を受信部で取得するステップと、他通信装置からデータを受信するステップと、前記受信部で受信した前記データから受信情報および音声信号を取得し、前記データを受信した時の自装置の受信時刻を取得するステップと、前記自通信装置に電力を供給している電源がAC電源であるかDC電源であるかを判定するステップと、前記受信部に対して受信時の設定条件である受信条件を設定するステップと、通常時の前記受信条件である第1受信条件および前記第1受信条件とは異なる複数の他の受信条件を受信条件テーブルとして記憶するステップと、前記自通信装置に電力を供給する前記電源が前記DC電源であると判定され、前記DC電源のバッテリ残量、前記受信時刻、および前記受信情報の少なくとも1つが所定の条件を満たす場合に、前記第1受信条件から複数の前記他の受信条件のうち、前記所定の条件に応じた第2受信条件に切り替えるステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、受信環境に応じて各種放送を適切に受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る無線通信装置の構成例を示す図である。
図2は、実施形態に係る通常受信条件の受信条件テーブルの一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る緊急受信条件の受信条件テーブルの一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る定期受信条件の受信条件テーブルの一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る優先受信条件の受信条件テーブルの一例を示す図である。
図6は、実施形態に係るバッテリ残量小受信条件の受信条件テーブルの一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る妨害受信条件の受信条件テーブルの一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る設定項目に設定される設置値の一例を示す図である。
図9は、実施形態に係る受信テーブルの一例を示す図である。
図10は、実施形態に係る受信テーブルを生成する処理の流れを示すフローチャートである。
図11は、実施形態に係る受信履歴情報を説明するための図である。
図12は、実施形態に係る受信テーブルおよび受信条件テーブルの更新処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、実施形態に係る受信条件変更処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本開示に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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