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公開番号2025143176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024188875
出願日2024-10-28
発明の名称マイクロスマートモバイルコックピット
出願人國立成功大學,NATIONAL CHENG KUNG UNIVERSITY
代理人個人
主分類A61G 3/00 20060101AFI20250924BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】車椅子の利用者が自分で車内の位置に位置決めし、且つ車内の座席を調整可能なバリアフリー車両を提供する。
【解決手段】車体内部に形成されている車体空間であって、運転エリアと、副運転エリアと、車椅子の回転エリアと、を更に含む車体空間と、前記車体の一端に形成されている開口部と、前記開口部に対する前記車体空間の一端に設置されているダッシュボードと、前記車体の底部に設置されている底板と、を更に備えている車体と、前記車体の前記開口部に近接する位置に枢設され、車椅子が前記ランプボードにより前記車椅子の回転エリアに選択可能に進入するランプボードと、前記車体空間中に設置されている感知キットと、前記ダッシュボードの前記副運転エリアに対応する位置に設置されている位置決めアシスト画面と、前記車体空間に接触する前記底板の一側に設置されているストップストリップと、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体であって、前記車体内部に形成されている車体空間と、前記車体の一端に形成され、且つ前記車体空間に連通され、車椅子を前記開口部から前記車体空間に選択可能に進入させ、前記車体空間は、運転エリア、副運転エリア、及び車椅子の回転エリアからなり、前記車椅子の回転エリアは前記開口部に隣接している開口部と、前記開口部に対する前記車体空間の一端に設置されているダッシュボードと、前記車体の底部に設置され、且つ前記車体空間に接触している底板と、を含む車体と、
前記車体の前記開口部に近接する位置に枢設されているランプボードであって、開閉命令を選択可能に受信してから前記車体に対して枢動し、且つ閉状態と開状態との間で切り替えを行い、前記閉状態において、前記ランプボードが前記開口部を遮蔽し、前記開状態において、前記車体の前記開口部が前記車体空間に連通され、前記車椅子が前記ランプボードにより前記車椅子の回転エリアに選択可能に進入するランプボードと、
前記車体空間中に設置され、前記車椅子が前記車椅子の回転エリアに選択可能に進入してから、前記車体空間における前記車椅子の位置を検知し、且つ前記副運転エリアまで移動するようにガイドする感知キットと、
前記ダッシュボードの前記副運転エリアに対応する位置に設置され、前記副運転エリアにおける前記車椅子の現在位置、及び前記車椅子が前記現在位置から目標位置まで移動するのに必要な移動方向及び距離を選択可能に表示し、且つ前記車椅子が前記目標位置まで移動してから完了通知を表示すると共に送信する位置決めアシスト画面と、
前記車体空間に接触する前記底板の一側に設置され、且つ前記副運転エリアに近接しているストップストリップであって、前記ストップストリップは前記位置決めアシスト画面に接続され、前記完了通知を選択可能に受信すると共に上に向けて突起することで、前記車椅子が前記副運転エリアから前記車椅子の回転エリアまでスライドする状況を防止するストップストリップと、を備えていることを特徴とするマイクロスマートモバイルコックピット。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記ランプボードは、
マザーボードと、
前記マザーボードの対向する両端にそれぞれ設置され、前記マザーボードとの間に保護スペースを画定している2つの側板と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項3】
前記運転エリアに接触する前記底板の一側にスライド可能に設置され、前記車体に対して選択可能に前方に向けて移動し、前記運転エリアを圧縮して前記車椅子の回転エリアを拡張するか、或いは、前記車体に対して後方に向けて移動し、前記運転エリアを拡張して前記車椅子の回転エリアを圧縮する運転席を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項4】
前記ダッシュボードに取り外し可能に設置され、操作命令を選択可能に実行する車両のコントロールパネルを更に備え、前記操作命令は、前記車体のギアの調整と、故障警告灯の点灯または消灯と、前記ランプボードを前記閉状態または前記開状態まで移動するように制御すること、或いは、前記運転席を前方または後方に向けて移動するように制御することと、を含むことを特徴とする請求項3に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項5】
前記ダッシュボードに設置され、且つ前記車両のコントロールパネルに対応するように設置されているタッチパネルを更に備え、前記タッチパネルには少なくとも1つの機能キーが設置され、前記機能キーは前記操作命令に対応するように設置されていると共に、前記車両のコントロールパネルに接続され、前記車両のコントロールパネルが前記操作命令を実行するように選択可能に制御することを特徴とする請求項4に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項6】
前記機能キーは、前記車体をバックギアに切り替えるように制御するRギアキーと、前記車体をパーキングギアに切り替えるように制御するPギアキーと、前記車体をドライブギアに切り替えるように制御するDギアキーと、前記車体が故障警告灯を点灯または消灯するように制御する故障警告灯キーと、前記ランプボードを閉じるまたは開くように制御するランプ制御キーと、前記運転席を前方または後方に向けて移動するように制御する運転席調整ボタンと、を備えていることを特徴とする請求項5に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項7】
前記車体の外部の画像を記録するように前記車体外部に設置されている車外イメージキャプチャーと、
前記車体空間の前記ダッシュボードに隣接する位置に設置され、前記外部の画像を選択可能に受信すると共に表示する電子式バックミラーと、を含むリアビューシステムを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項8】
前記車体空間に対する前記車体の一側に設置され、且つ前記ダッシュボードの位置に近接しているディスプレイライトバーを更に備え、
左側ヘッドライトと、
前記左側ヘッドライトに対応するように設置されている右側ヘッドライトと、
前記左側ヘッドライトと前記右側ヘッドライトとの間に設置され、プリセット文字を選択可能に表示するニュースティッカーと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項9】
前記車体空間中に設置され、且つ前記開口部の位置に近接し、前記車体外部の画像を選択可能に表示する降車アシスト画面を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。
【請求項10】
前記車体空間に対する前記車体の一側に設置され、且つ前記開口部の位置に近接し、前記車椅子が前記車体空間に進入または退出した際に、前記車椅子の動作状況を選択可能に表示するサービス状況表示パネルを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスマートモバイルコックピット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構造設計の分野に関し、更に詳しくは、バリアフリー車両の構造設計に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
バリアフリー車両は車椅子を乗り降りさせ、且つ車椅子を運ぶ交通車両である。一般的なバリアフリー車両は、車両のサイドドアに対応する位置に昇降装置が装設され、車椅子の利用者を車両に近接する位置まで移動させてからが、昇降装置が車椅子の利用者と共に車椅子を車外から車内まで引き入れることで、車椅子の載置を完了する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述した従来の技術では、車椅子を車両に引き入れる際に、通常は定点に直接固定するため、調整ができなくなり、長距離移動する場合、車椅子の利用者が身体に不快を感じることになった。また、昇降装置が車椅子を車内または車外まで上昇させるため、車椅子が載置される位置は通常座席の最後尾に設置されており、且つその左右には隣接する座席がない。このため、車両の走行中に介護者が車椅子の利用者の身体の状態を観察することができず、すぐに介護または補助することができなかった。なお、従来のバリアフリー車両の座席は固定を保持するため、調整不可能になっており、前記車両は車椅子の利用者を乗せることしかできず、車椅子の利用者本人が自分で運転することはできず、使用が大きく制限されている。
【0004】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で、すなわち、車椅子の利用者が自分で車内の位置に位置決めし、且つ車内の座席を調整可能にするバリアフリー車両の設計で、上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
【0005】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とする。すなわち、本発明は、車椅子の利用者が自分で車内の位置に位置決めし、且つ車内の座席を調整可能なバリアフリー車両を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のある態様のマイクロスマートモバイルコックピットは、車体であって、前記車体内部に形成されている車体空間と、前記車体の一端に形成され、且つ前記車体空間に連通され、車椅子を前記開口部から前記車体空間に選択可能に進入させ、前記車体空間は、運転エリア、副運転エリア、及び車椅子の回転エリアからなり、前記車椅子の回転エリアは前記開口部に隣接している開口部と、前記車体空間の前記開口部に対する一端に設置されているダッシュボードと、前記車体の底部に設置され、且つ前記車体空間に接触している底板と、を含む車体と、前記車体の前記開口部に近接する位置に枢設されているランプボードであって、開閉命令を選択可能に受信してから前記車体に対して枢動し、且つ閉状態と開状態との間で切り替えを行い、前記閉状態において、前記ランプボードが前記開口部を遮蔽し、前記開状態において、前記車体の前記開口部が前記車体空間に連通され、前記車椅子が前記ランプボードにより前記車椅子の回転エリアに選択可能に進入するランプボードと、前記車体空間中に設置され、前記車椅子が前記車椅子の回転エリアに選択可能に進入してから、前記車体空間における前記車椅子の位置を検知し、且つ前記副運転エリアまで移動するようにガイドする感知キットと、前記ダッシュボードの前記副運転エリアに対応する位置に設置され、前記副運転エリアにおける前記車椅子の現在位置、及び前記車椅子が前記現在位置から目標位置まで移動するのに必要な移動方向及び距離を選択可能に表示し、且つ前記車椅子が前記目標位置まで移動してから完了通知を表示すると共に送信する位置決めアシスト画面と、前記車体空間に接触する前記底板の一側に設置され、且つ前記副運転エリアに近接しているストップストリップであって、前記ストップストリップは前記位置決めアシスト画面に接続され、前記完了通知を選択可能に受信すると共に上に向けて突起することで、前記車椅子が前記副運転エリアから前記車椅子の回転エリアまでスライドする状況を防止するストップストリップと、を備えている。
【0007】
より好ましくは、前記ランプボードは、マザーボードと、前記マザーボードの対向する両端にそれぞれ設置され、前記マザーボードとの間に保護スペースを画定している2つの側板と、を備えている。
【0008】
より好ましくは、前記運転エリアに接触する前記底板の一側にスライド可能に設置され、前記車体に対して選択可能に前方に向けて移動し、前記運転エリアを圧縮して前記車椅子の回転エリアを拡張するか、或いは、前記車体に対して後方に向けて移動し、前記運転エリアを拡張して前記車椅子の回転エリアを圧縮する運転席を更に備えている。
【0009】
より好ましくは、前記ダッシュボードに取り外し可能に設置され、操作命令を選択可能に実行する車両のコントロールパネルを更に備え、前記操作命令は、前記車体のギアの調整と、故障警告灯の点灯または消灯と、前記ランプボードを前記閉状態または前記開状態まで移動するように制御すること、或いは、前記運転席を前方または後方に向けて移動するように制御することと、を含む。
【0010】
より好ましくは、前記ダッシュボードに設置され、且つ前記車両のコントロールパネルに対応するように設置されているタッチパネルを更に備え、前記タッチパネルには少なくとも1つの機能キーが設置され、前記機能キーは前記操作命令に対応するように設置されていると共に、前記車両のコントロールパネルに接続され、前記車両のコントロールパネルが前記操作命令を実行するように選択可能に制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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