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公開番号2025142620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042079
出願日2024-03-18
発明の名称乗物用シート
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250924BHJP(車両一般)
要約【課題】光による加飾を行う乗物用シートにおいて意匠性を高める。
【解決手段】光透過性を有するファブリック22が張り渡され、ファブリック22の張力によって乗員を支持するファブリック張設部24と、ファブリック張設部24の裏面側に配され、ファブリック22に向かって光を照射する照明部50と、を備えた構成とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が着座する乗物用シートであって、
光透過性を有するファブリックが張り渡され、前記ファブリックの張力によって乗員を支持するファブリック張設部と、
前記ファブリック張設部の裏面側に配され、前記ファブリックに向かって光を照射する照明部と、
を備えた、乗物用シート。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ファブリック張設部は、周縁に沿う長手状のフレームに対して前記ファブリックが張り渡された構成とされており、
前記ファブリックは、前記フレームで裏面側に折り返され、表裏方向に重畳する重畳部を有する、請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記重畳部の内側には、前記照明部の光の透光率を調整する透光率調整部材が介在している、請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記ファブリック張設部の幅方向における両側に配されて当該乗物用シートの側方の骨格を形成する一対のサイドフレームと、一対の前記サイドフレームに取り付けられた一対のパッド部材と、を含んで構成されるクッション部を備え、
前記照明部は、一対の前記サイドフレームの少なくとも一方に配された光源部と、前記一対の前記サイドフレームに渡される形で配されて前記光源部の光を前記ファブリックに向かって反射する反射板と、を有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
【請求項5】
当該乗物用シートは、乗員の着座部となるシート本体と、乗員の背もたれとなるシートバックと、を備え、
前記ファブリック張設部および前記照明部は、前記シート本体と前記シートバックとの少なくとも一方に設けられている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1,2には、乗物用(車両用)のシートにおいて、光を用いた加飾を行うことが記載されている。下記特許文献1に記載のシートは、表皮の縫い合わせの部分に沿って光ファイバーを設け、シートをライン状に光らせる構成とされている。また、下記特許文献2に記載のシートは、クッション材に凹部を形成し、その凹部に照明装置を嵌め込んだ構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-186965号公報
特開2012-20668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1,2に記載された乗物用シートにおいては、光らせている部分がほんの一部であり、光による加飾によって意匠性を高めるという観点において、十分とは言い難く、改善の余地が多分に残されている。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、光による加飾を行う乗物用シートにおいて意匠性を高めることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に開示される乗物用シートは、下記の構造とされている。
(1)乗員が着座する乗物用シートであって、
光透過性を有するファブリックが張り渡され、前記ファブリックの張力によって乗員を支持するファブリック張設部と、
前記ファブリック張設部の裏面側に配され、前記ファブリックに向かって光を照射する照明部と、
を備えた、乗物用シート。
【0007】
本願に開示の乗物用シートは、一部分が、クッションではなく、張設されたファブリックによって構成される。そして、照明部は、ファブリック張設部との間に他部材を介さずに、ファブリック張設部に対して直に面している構成となっている。そのような構成により、本願に開示の乗物用シートによれば、シートの比較的広い範囲を面状に光らせることが可能であり、意匠性の高い光による加飾を行うことができるものとなる。本願に開示の乗物用シートは、ファブリック張設部を、乗員の背もたれとなる部分に設けたり、座面部に設けたり、それらの両方に設けたりすることができる。なお、ファブリックは、ファブリックを構成している繊維自体が光透過性を有するものであってもよいし、例えば、繊維と繊維の隙間から光を透過させる構成、いわゆるメッシュ状とされて光透過性を有するものであってもよい。
【0008】
また、上記構成の乗物用シートにおいて、以下に示す種々の態様とすることが可能である。
【0009】
(2)前記ファブリック張設部は、周縁に沿う長手状のフレームに対して前記ファブリックが張り渡された構成とされており、
前記ファブリックは、前記フレームにおいて裏面側に折り返され、表裏方向に重畳する重畳部を有する、(1)項に記載の乗物用シート。
【0010】
この構成の乗物用シートは、重畳部が、ファブリックが重ねられていることで、重畳部でない部分に比較して、光の透過率を下げることができる。つまり、重畳部の形状によって、光加飾のデザインを設定でき、意匠性をより高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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