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公開番号2025142318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-30
出願番号2025127173,2024228923
出願日2025-07-30,2021-01-29
発明の名称ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250919BHJP(光学)
要約【課題】広画角化と小型化を両立すると共に、防振時においても高い光学性能を維持可能なズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供すること。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、少なくとも3つのレンズ群を含み全体として正の屈折力の後群からなり、ズーミングに際して第1レンズ群と後群の間隔が変化するズームレンズであって、後群は、像ぶれ補正に際して光軸と垂直な方向の成分を含む方向へ移動する部分群を含み、第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、3枚以上の負レンズを含み、該3枚以上の負レンズのうち、少なくとも2枚は物体側に凸面を向けた形状であり、少なくとも1枚は物体側に凹面を向けた形状であり、広角端における無限遠合焦時の最大像高の歪曲量、第1レンズ群の焦点距離、最も像側に配置された最終レンズ群の焦点距離を各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群と、少なくとも3つのレンズ群を含み全体として正の屈折力の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記後群は、像ぶれ補正に際して光軸と垂直な方向の成分を含む方向へ移動する部分群を含み、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、3枚以上の負レンズを含み、
前記後群は、フォーカシングに際して移動する負の屈折力のフォーカス群を含み、
広角端における無限遠合焦時の最大像高の歪曲量をDist_w、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記ズームレンズにおいて最も像側に配置された最終レンズ群の焦点距離をfLN、広角端における前記ズームレンズのバックフォーカスをskwとするとき、
-20<Dist_w<-8
-0.4<f1/fLN<0.7
-2.2<f1/skw≦-1.21
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記部分群の焦点距離をfLIS、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
1.0<|fLIS/ft|<4.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
望遠端における前記後群の最も物体側のレンズ面から前記部分群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をdIS、望遠端における前記ズームレンズのレンズ全長をdtとするとき、
0.00≦dIS/dt<0.25
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記部分群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をdLIS、広角端における前記部分群の最も像側のレンズ面から前記部分群に像側で隣接して配置されたレンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をdRとするとき
0.1<dLIS/dR<10.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記部分群に含まれる最も焦点距離の短いレンズのアッベ数をνLISとするとき、
30<νLIS<70
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記部分群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をr1、前記部分群の最も像側のレンズ面の曲率半径をr2とするとき、
-1.0<(r1+r2)/(r1-r2)<0.6
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項7】
広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
-2.2<f1/fw<-1.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
-0.5<fw/fLN<0.3
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項9】
広角端における最大像高をYmax_wとするとき、
-1.5<Ymax_w/f1<-0.5
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記部分群は、正レンズ及び負レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ、車載用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、像ぶれを補正する手段として光学系の一部を光軸に垂直な方向へシフトさせるレンズシフト式の防振機構や撮像素子をシフトさせるセンサーシフト式の防振機構が知られている。特許文献1には、レンズシフト式の防振機構を備えるズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-215565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のズームレンズでは、大きな補正量を得ようとすると防振群の偏心量が多くなり、像ぶれを補正したときに偏心収差によって画像がボケてしまう。
【0005】
画角100°を超える超広角ズームレンズを使用する場合、小さいシフト量で大きな補正量を得ることができるため、センサーシフト式の防振機構を用いることが多い。中心射影方式の光学系に入射する光線の入射角の変化に対する像点の移動量は撮像面上で一様にならないため、中心射影方式で歪曲収差を抑制するズームレンズにおいて、撮像面中心の像ぶれ補正を行っても撮像面周辺の像ぶれが多く残存する。撮像面周辺の像ぶれを抑制するために射影方式を像ぶれの差異がない等距離射影方式に近づけると、画像が大きく歪んでしまうため、このようなズームレンズは歪曲収差を画像処理で補正する電子歪曲補正機能を有する撮像装置と合わせて使用されることが多い。しかしながら、中心射影方式での歪曲収差を過剰に発生させると、電子歪曲補正により撮像面周辺の画質が劣化してしまう。そのため、像ぶれ補正及び電子歪曲補正による撮像面周辺の画質劣化の抑制を両立するために、中心射影方式での歪曲収差を適切に設定する必要がある。
【0006】
また、レンズシフト式の防振機構は、防振敏感度(防振群の単位移動量に対する像ぶれの補正量の比)が撮像面中心よりも撮像面周辺の方が高くなるため、撮像面周辺の像ぶれを抑制することができる。したがって、超広角ズームレンズにレンズシフト式の防振機構を搭載することが望ましい。
【0007】
本発明は、広画角化と小型化を両立すると共に、防振時においても高い光学性能を維持可能なズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群と、少なくとも3つのレンズ群を含み全体として正の屈折力の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、後群は、像ぶれ補正に際して光軸と垂直な方向の成分を含む方向へ移動する部分群を含み、第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、3枚以上の負レンズを含み、該3枚以上の負レンズのうち、少なくとも2枚は物体側に凸面を向けた形状であり、少なくとも1枚は物体側に凹面を向けた形状であり、後群は、フォーカシングに際して移動する負の屈折力のフォーカス群を含み、広角端における無限遠合焦時の最大像高の歪曲量をDist_w、第1レンズ群の焦点距離をf1、ズームレンズにおいて最も像側に配置された最終レンズ群の焦点距離をfLN、広角端における前記ズームレンズのバックフォーカスをskwとするとき、
-20<Dist_w<-8
-0.4<f1/fLN<0.7
-2.2<f1/skw≦-1.21
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、広画角化と小型化を両立すると共に、防振時においても高い光学性能を維持可能なズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例1のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例1のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
実施例2のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例2のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例2のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
実施例3のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例3のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例3のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
実施例4のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例4のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例4のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
実施例5のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例5のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例5のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
実施例6のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例6のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例6のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
実施例7のズームレンズの断面図である。
(A)、(B)実施例7のズームレンズの広角端及び望遠端における縦収差図である。
(A)、(B)実施例7のズームレンズの広角端及び望遠端における防振時の横収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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