TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025141820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2025026635
出願日2025-02-21
発明の名称通信装置、通信方法およびプログラム
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人
主分類H04W 36/18 20090101AFI20250919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】他の通信装置と音声通信している際に受信感度が悪化する状況であっても、途切れることなく適切に音声通信を行う通信装置、通信方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】通信装置10は、第1通信方式で他通信装置とデータを送受信する第1通信部、第2通信方式で他通信装置とデータを送受信する第2通信部、第1通信部及び第2通信部の通信を制御する通信制御部、第1受信感度と第2受信感度とを、第1通信部と第2通信部とが他通信装置から受信したデータから抽出する抽出部、第1受信感度と第2受信感度とに基づいて、優先通信部を判断する判断部及び音声信号と同期信号とを含む信号であるフレーム信号を生成する生成部を備え、優先通信部での通信中に受信したデータから抽出された受信感度が第1のしきい値未満であると判断した場合、通信制御部は、生成部が生成したフレーム信号を第1通信部と第2通信部との両方から送信するように制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1通信方式で他通信装置とデータを送受信する第1通信部と、
前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で前記他通信装置とデータを送受信する第2
通信部と、
前記第1通信部および前記第2通信部の通信を制御する通信制御部と、
前記第1通信部で送信したデータを他通信装置が受信した際の受信感度である第1受信
感度と、前記第2通信部で送信したデータを前記他通信装置が受信した際の受信感度であ
る第2受信感度とを、前記第1通信部と前記第2通信部とが前記他通信装置から受信した
データから抽出する抽出部と、
前記抽出部で抽出した前記第1受信感度と前記第2受信感度とに基づいて、前記第1通
信部と前記第2通信部とから優先的に通信に用いる優先通信部を判断する判断部と、
音声入力部に入力された音声に基づいて、音声信号と同期信号とを含む信号であるフレ
ーム信号を生成する生成部と、
を備え、
前記通信制御部は、前記判断部で判断された前記優先通信部を用いて通信を行うよう制
御し、
前記優先通信部での通信中に受信したデータから、前記抽出部で抽出された受信感度が
第1のしきい値未満であると前記判断部が判断した場合、
前記通信制御部は、前記生成部で生成された前記フレーム信号を前記第1通信部と前記
第2通信部との両方から送信するように制御を行う、
通信装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第1受信感度と前記第2受信感度とは、RSSI値またはCRCエラー率である、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記第1通信部と前記第2通信部との両方で通信中の状態で、
前記判断部が、前記第1受信感度又は前記第2受信感度が前記第1のしきい値より大き
い第2しきい値以上と判断した場合、
前記通信制御部は、前記第1通信部と前記第2通信部とのうち一方の受信感度が低い通
信部を停止するよう制御をする、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記第1通信部と前記第2通信部との両方で通信中の状態で、
前記判断部が前記優先通信部と判断した前記第1受信感度又は前記第2受信感度が前記
第1のしきい値より大きい第2しきい値以上と判断した場合、
前記通信制御部は、前記第1通信部と前記第2通信部とのうち、前記優先通信部ではな
い一方の通信部を停止するよう制御をする、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記判断部において、前記優先通信部の判断がされていない状態で、
前記通信制御部は、前記第1通信部と前記第2通信部とで同時に同一の音声のデータを
送信した後に、前記第1通信部と前記第2通信部とでそれぞれの送信したデータの応答と
なるデータを受信し、
前記抽出部は、前記第1通信部と前記第2通信部とが受信したデータに含まれる前記第
1受信感度と前記第2受信感度とを抽出し、
前記判断部は、抽出した前記第1受信感度と前記第2受信感度とを比較し、受信感度が
大きい通信部を前記優先通信部と判断する、
請求項1または3に記載の通信装置。
【請求項6】
第1通信部を制御して、第1通信方式で他通信装置とデータを送受信するステップと、
第2通信部を制御して、前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で前記他通信装置と
データを送受信するステップと、
前記第1通信部で送信したデータを他通信装置が受信した際の受信感度である第1受信
感度と、前記第2通信部で送信したデータを前記他通信装置が受信した際の受信感度であ
る第2受信感度とを、前記第1通信部と前記第2通信部とが前記他通信装置から受信した
データから抽出するステップと、
抽出した前記第1受信感度と前記第2受信感度とに基づいて、前記第1通信部と前記第
2通信部とから優先的に通信に用いる優先通信部を判断するステップと、
音声入力部に入力された音声に基づいて、音声信号と同期信号とを含む信号であるフレ
ーム信号を生成するステップと、
前記優先通信部を制御して通信を行うステップと、
前記優先通信部での通信中に受信したデータから抽出された受信感度が第1のしきい値
未満であると判断された場合、生成された前記フレーム信号を前記第1通信部と前記第2
通信部との両方から送信するように制御を行うステップと、
を含む、通信方法。
【請求項7】
第1通信部を制御して、第1通信方式で他通信装置とデータを送受信するステップと、
第2通信部を制御して、前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で前記他通信装置と
データを送受信するステップと、
前記第1通信部で送信したデータを他通信装置が受信した際の受信感度である第1受信
感度と、前記第2通信部で送信したデータを前記他通信装置が受信した際の受信感度であ
る第2受信感度とを、前記第1通信部と前記第2通信部とが前記他通信装置から受信した
データから抽出するステップと、
抽出した前記第1受信感度と前記第2受信感度とに基づいて、前記第1通信部と前記第
2通信部とから優先的に通信に用いる優先通信部を判断するステップと、
音声入力部に入力された音声に基づいて、音声信号と同期信号とを含む信号であるフレ
ーム信号を生成するステップと、
前記優先通信部を制御して通信を行うステップと、
前記優先通信部での通信中に受信したデータから抽出された受信感度が第1のしきい値
未満であると判断された場合、生成された前記フレーム信号を前記第1通信部と前記第2
通信部との両方から送信するように制御を行うステップと、
をコンピュータに実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、通信方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数の通信方式で通信可能な通信装置において、通信状態が悪化したときに、他の通信
方式に切り替えて通信を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-181233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2つの通信方式で音声通信可能な通信装置において、一方の通信方式の音声通信の受信
感度が悪くなったときに、他方の通信方式の音声通信に切り替える際に、音声信号の途切
れが発生する状況がある。音声通信の受信感度が悪化する状況であっても、途切れること
なく適切に音声通信を行うことのできる技術が望まれている。
【0005】
本開示は、他の通信装置と音声通信している際に受信感度が悪化する状況であっても、
途切れることなく適切に音声通信を行うことのできる通信装置および通信方法を提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の通信装置は、第1通信方式で他通信装置とデータを送受信する第1通信部と、
前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で前記他通信装置とデータを送受信する第2通
信部と、前記第1通信部および前記第2通信部の通信を制御する通信制御部と、前記第1
通信部で送信したデータを他通信装置が受信した際の受信感度である第1受信感度と、前
記第2通信部で送信したデータを前記他通信装置が受信した際の受信感度である第2受信
感度とを、前記第1通信部と前記第2通信部とが前記他通信装置から受信したデータから
抽出する抽出部と、前記抽出部で抽出した前記第1受信感度と前記第2受信感度とに基づ
いて、前記第1通信部と前記第2通信部とから優先的に通信に用いる優先通信部を判断す
る判断部と、音声入力部に入力された音声に基づいて、音声信号と同期信号とを含む信号
あるフレーム信号を生成する生成部と、を備え、前記通信制御部は、前記判断部で判断さ
れた前記優先通信部を用いて通信を行うよう制御し、前記優先通信部での通信中に受信し
たデータから、前記抽出部で抽出された受信感度が第1のしきい値未満であると前記判断
部が判断した場合、前記通信制御部は、前記生成部で生成された前記フレーム信号を前記
第1通信部と前記第2通信部との両方から送信するように制御を行う。
【0007】
本開示の通信方法は、第1通信部を制御して、第1通信方式で他通信装置とデータを送
受信するステップと、第2通信部を制御して、前記第1通信方式とは異なる第2通信方式
で前記他通信装置とデータを送受信するステップと、前記第1通信部で送信したデータを
他通信装置が受信した際の受信感度である第1受信感度と、前記第2通信部で送信した
データを前記他通信装置が受信した際の受信感度である第2受信感度とを、前記第1通信
部前記第2通信部とが前記他通信装置から受信したデータから抽出するステップと、抽出
した前記第1受信感度と前記第2受信感度とに基づいて、前記第1通信部と前記第2通信
部とから優先的に通信に用いる優先通信部を判断するステップと、音声入力部に入力され
た音声に基づいて、音声信号と同期信号とを含む信号であるフレーム信号を生成するステ

プと、前記優先通信部を制御して通信を行うステップと、前記優先通信部での通信中に受
信したデータから抽出された受信感度が第1のしきい値未満であると判断された場合、生
成された前記フレーム信号を前記第1通信部と前記第2通信部との両方から送信するよう
に制御を行うステップと、を含む。
【0008】
本開示のプログラムは、第1通信部を制御して、第1通信方式で他通信装置とデータを
送受信するステップと、第2通信部を制御して、前記第1通信方式とは異なる第2通信方
式で前記他通信装置とデータを送受信するステップと、前記第1通信部で送信したデータ
を他通信装置が受信した際の受信感度である第1受信感度と、前記第2通信部で送信した
データを前記他通信装置が受信した際の受信感度である第2受信感度とを、前記第1通信
部と前記第2通信部とが前記他通信装置から受信したデータから抽出するステップと、抽
出した前記第1受信感度と前記第2受信感度とに基づいて、前記第1通信部と前記第2通
信部とから優先的に通信に用いる優先通信部を判断するステップと、音声入力部に入力さ
れた音声に基づいて、音声信号と同期信号とを含む信号であるフレーム信号を生成するス
テップと、前記優先通信部を制御して通信を行うステップと、前記優先通信部での通信中
に受信したデータから抽出された受信感度が第1のしきい値未満であると判断された場合
、生成された前記フレーム信号を前記第1通信部と前記第2通信部との両方から送信する
ように制御を行うステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、他の通信装置と音声通信している際に途切れることなく適切に音声通
信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る通信装置の構成例を示す図である。
図3は、第1実施形態に係るフレーム信号の構成例を示す図である。
図4は、第1実施形態に係る優先通信部判断処理の流れを示すフローチャートである。
図5は、第1実施形態の第1の例に係る通信補完方法の流れを示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態の第1の例に係るデータの補完方法を説明するための図である。
図7は、第1実施形態の第2の例に係る通信補完方法の流れを示すフローチャートである。
図8は、第2実施形態の第2の例に係るデータの補完方法を説明するための図である。
図9は、第1実施形態の第1の例に係る通信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図10は、第1実施形態の第1の例に係る音声信号を第1通信方式で送信する方法を説明するための図である。
図11は、第1実施形態の第1の例に係る第1通信方式で受信した音声信号に関する音声を出力する方法を説明するための図である。
図12は、第1実施形態の第2の例に係る通信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、第1実施形態の第2の例に係る音声信号を第2通信方式で送信する方法を説明するための図である。
図14は、第1実施形態の第2の例に係る第2通信方式で受信した音声信号に関する音声を出力する方法を説明するための図である。
図15は、第1実施形態の第3の例に係る通信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図16は、第1実施形態の第3の例に係る音声信号を第2通信方式で送信する方法を説明するための図である。
図17は、第1実施形態の第3の例に係る音声信号に関する音声を補完して出力する方法を説明するための図である。
図18は、第1実施形態の第4の例に係る通信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図19は、第2実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
図20は、第2実施形態に係る管理装置の構成例を示すブロック図である。
図21は、第2実施形態の第1の例に係る管理装置の通信制御方法の流れを示すフローチャートである。
図22は、第2実施形態の第2の例に係る管理装置の通信制御方法の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社JVCケンウッド
再生装置及び再生方法
今日
株式会社JVCケンウッド
再生装置及び再生方法
今日
株式会社JVCケンウッド
再生装置及び再生方法
今日
個人
音響装置
4か月前
個人
店内配信予約システム
2か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
4か月前
サクサ株式会社
中継装置
2か月前
WHISMR合同会社
収音装置
20日前
アイホン株式会社
電気機器
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
4か月前
キヤノン株式会社
通信装置
4か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
4か月前
個人
ワイヤレスイヤホン対応耳掛け
12日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
3か月前
日本精機株式会社
画像投映システム
2か月前
電気興業株式会社
無線中継器
3か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
21日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
4か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
4か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
4か月前
キヤノン株式会社
通信システム
3か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
4か月前
キヤノン株式会社
撮像システム
14日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
4か月前
株式会社ニコン
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
4か月前
続きを見る