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公開番号
2025140218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039447
出願日
2024-03-13
発明の名称
フィルタ回路
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H03H
7/01 20060101AFI20250919BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】小型のフィルタ回路を提供する。
【解決手段】フィルタ回路は、入力端子と、出力端子と、信号経路と、信号経路に挿入されたインダクタと、入力経路に接続される第1キャパシタと、出力経路に接続される第2キャパシタと、第1キャパシタおよび第2キャパシタに接続され、基準電位に接続される第3キャパシタと、を含む。基板と、インダクタを含む素子と、素子の入力側に接続されている第1電極と、素子の出力側に接続されている第2電極と、浮き電極である第3電極と、基準電位に接続されている第4電極と、を備える。第1電極と第3電極とは、対向して第1キャパシタを形成する。第2電極と第3電極とは、対向して第2キャパシタを形成する。第3電極と第4電極とは、対向して第3キャパシタを形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
入力端子と、
出力端子と、
前記入力端子と前記出力端子とを結ぶ信号経路と、
前記信号経路に直列に挿入されるインダクタと、
前記入力端子と前記インダクタとを結ぶ入力経路に一方の電極が接続される第1キャパシタと、
前記出力端子と前記インダクタとを結ぶ出力経路に一方の電極が接続される第2キャパシタと、
前記第1キャパシタおよび前記第2キャパシタに一方の電極が接続され、基準電位に他方の電極が接続される第3キャパシタと、
を含み、
第1方向に厚みを有する基板と、
前記基板の主面および内部の少なくとも一方に設けられ、前記インダクタを含む素子と、
前記基板の主面および内部の少なくとも一方に設けられ、前記素子の前記入力端子側の端子と接続されている第1電極と、
前記基板の主面および内部の少なくとも一方に設けられ、前記素子の前記出力端子側の端子と接続されている第2電極と、
前記基板の内部に設けられ、浮き電極である第3電極と、
前記基板の主面と第1方向で対向する主面および内部の少なくとも一方に設けられ、基準電位に接続されている第4電極と、
を備え、
前記第1電極の少なくとも一部と前記第3電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向し、
前記第2電極の少なくとも一部と前記第3電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向し、
前記第3電極の少なくとも一部と前記第4電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向し、
前記第1電極のうち、前記第1方向で前記第3電極に対向する部分は、前記第1キャパシタの一方の電極であり、
前記第2電極のうち、前記第1方向で前記第3電極に対向する部分は、前記第2キャパシタの一方の電極であり、
前記第3電極のうち、前記第1方向で前記第1電極に対向する部分は、前記第1キャパシタの他方の電極であり、
前記第3電極のうち、前記第1方向で前記第2電極に対向する部分は、前記第2キャパシタの他方の電極であり、
前記第3電極のうち、前記第1方向で前記第4電極に対向する部分は、前記第3キャパシタの一方の電極であり、
前記第4電極のうち、前記第1方向で前記第3電極に対向する部分は、前記第3キャパシタの他方の電極である、フィルタ回路。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第1キャパシタの静電容量は、0.03pF以上であり、
前記第2キャパシタの静電容量は、0.03pF以上である、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項3】
前記第3電極は、前記第1方向で前記第1電極の少なくとも一部に対向する部分と、前記第1方向で前記第2電極の少なくとも一部に対向する部分とを接続している接続部を有する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項4】
前記接続部は、前記第1方向に平面視して、前記素子と重畳しない、請求項3に記載のフィルタ回路。
【請求項5】
前記入力経路に一方の電極が接続され、基準電位に他方の電極が接続されるキャパシタをさらに含み、
前記第1電極の少なくとも一部と前記第4電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項6】
前記出力経路に一方の電極が接続され、基準電位に他方の電極が接続されるキャパシタをさらに含み、
前記第2電極の少なくとも一部と前記第4電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項7】
前記第1電極は、前記第1方向に視て前記第1電極同士が重なる部分を有し、
前記第3電極の一部は、前記第1方向の両側で、前記第1電極同士が重なる部分の少なくとも一部と対向する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項8】
前記第2電極は、前記第1方向に視て前記第2電極同士が重なる部分を有し、
前記第3電極の一部は、前記第1方向の両側で、前記第2電極同士が重なる部分の少なくとも一部と対向する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項9】
前記第3電極は、前記第1方向に視て前記第3電極同士が重なる部分を有し、
前記第1電極および前記第2電極の少なくとも一方の一部は、前記第1方向の両側で、前記第3電極同士が重なる部分の少なくとも一部と対向する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項10】
前記素子は、表面実装素子である、請求項1に記載のフィルタ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタ回路に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、特定の周波数を減衰させる共振回路が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-262349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の共振装置では、キャパシタの容量を確保するため、電極を大きくする必要がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、より小型のフィルタ回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るフィルタ回路は、入力端子と、出力端子と、前記入力端子と前記出力端子とを結ぶ信号経路と、前記信号経路に直列に挿入されるインダクタと、前記入力端子と前記インダクタとを結ぶ入力経路に一方の電極が接続される第1キャパシタと、前記出力端子と前記インダクタとを結ぶ出力経路に一方の電極が接続される第2キャパシタと、前記第1キャパシタおよび前記第2キャパシタに一方の電極が接続され、基準電位に他方の電極が接続される第3キャパシタと、を含み、第1方向に厚みを有する基板と、前記基板の主面および内部の少なくとも一方に設けられ、前記インダクタを含む素子と、前記基板の主面および内部の少なくとも一方に設けられ、前記素子の前記入力端子側の端子と接続されている第1電極と、前記基板の主面および内部の少なくとも一方に設けられ、前記素子の前記出力端子側の端子と接続されている第2電極と、前記基板の内部に設けられ、浮き電極である第3電極と、前記基板の主面と第1方向で対向する主面および内部の少なくとも一方に設けられ、基準電位に接続されている第4電極と、を備え、前記第1電極の少なくとも一部と前記第3電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向し、前記第2電極の少なくとも一部と前記第3電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向し、前記第3電極の少なくとも一部と前記第4電極の少なくとも一部とは、前記第1方向で対向し、前記第1電極のうち、前記第1方向で前記第3電極に対向する部分は、前記第1キャパシタの一方の電極であり、前記第2電極のうち、前記第1方向で前記第3電極に対向する部分は、前記第2キャパシタの一方の電極であり、前記第3電極のうち、前記第1方向で前記第1電極に対向する部分は、前記第1キャパシタの他方の電極であり、前記第3電極のうち、前記第1方向で前記第2電極に対向する部分は、前記第2キャパシタの他方の電極であり、前記第3電極のうち、前記第1方向で前記第4電極に対向する部分は、前記第3キャパシタの一方の電極であり、前記第4電極のうち、前記第1方向で前記第3電極に対向する部分は、前記第3キャパシタの他方の電極である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、より小型のフィルタ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るフィルタ回路の主面を示す概略図である。
図2は、第1実施形態に係るフィルタ回路の内部を示す概略図である。
図3は、図1および図2のIII-III線に沿った断面図である。
図4は、第1実施形態に係るフィルタ回路を示す回路図である。
図5は、図1に係るフィルタ回路の等価回路を示す回路図である。
図6は、第1変形例に係るフィルタ回路の内部を示す概略図である。
図7は、第2変形例に係るフィルタ回路の内部を示す概略図である。
図8は、第3変形例に係るフィルタ回路の内部を示す概略図である。
図9は、第3変形例に係るフィルタ回路を示す回路図である。
図10は、第2実施形態に係るフィルタ回路の内部を示す概略図である。
図11は、図10のXI-XI線に沿った断面図である。
図12は、第2実施形態に係るフィルタ回路を示す回路図である。
図13は、第3実施形態に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図14は、第3実施形態に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図15は、第3実施形態に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図16は、第3実施形態に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図17は、図13から図16のXVII-XVII線に沿った断面図である。
図18は、第3実施形態に係るフィルタ回路を示す回路図である。
図19は、第4変形例に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図20は、第5変形例に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図21は、第6変形例に係るフィルタ回路の回路図である。
図22は、第7変形例に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図23は、第7変形例に係るフィルタ回路の回路図である。
図24は、第4実施形態に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図25は、第4実施形態に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図26は、第4実施形態に係るフィルタ回路の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態および変形例を説明する。なお、これらの実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。各実施形態および変形例は例示であり、異なる実施形態および変形例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。また、各実施形態および変形例において、第1実施形態と同様の構成、効果および作用については説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るフィルタ回路の主面を示す概略図である。図2は、第1実施形態に係るフィルタ回路の内部を示す概略図である。図3は、図1および図2のIII-III線に沿った断面図である。図1から図3に示すように、第1実施形態に係るフィルタ回路1は、基板2に形成される回路である。図1から図3に示すように、第1実施形態に係るフィルタ回路1は、基板2と、主線路3,4と、素子5と、第1電極10と、第2電極20と、第3電極30と、第4電極40とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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