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公開番号2025139285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038131
出願日2024-03-12
発明の名称制御装置、制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/695 20230101AFI20250918BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザが画像の回転の角度を意識することなく所望の撮影方向へ直感的に操作できるようにする。
【解決手段】制御装置は、撮像部で撮像されて表示された画像に対してユーザにより指示された移動方向を取得する方向取得手段と、撮像部または撮像部の撮像素子の結像光学系の光軸回りの回転による回転角度と、表示された画像の画像中心回りの回転による回転角度との少なくとも一つを取得する角度取得手段と、撮像部の撮影方向を第1の方向に移動させる第1の駆動手段と第1の方向とは異なる第2の方向に移動させる第2の駆動手段とを制御する制御手段と、を有する。制御手段は、回転角度に基づいて、撮像部による撮影方向が、ユーザの指示による移動方向に合うように、第1の駆動手段と第2の駆動手段による撮像部の撮影方向の移動を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部で撮像されて表示された画像に対してユーザにより指示された移動方向を取得する方向取得手段と、
前記撮像部または前記撮像部の撮像素子の結像光学系の光軸回りの回転による回転角度と、表示された前記画像の画像中心回りの回転による回転角度との少なくとも一つを取得する角度取得手段と、
前記撮像部の撮影方向を第1の方向に移動させる第1の駆動手段と、前記撮像部の撮影方向を前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動させる第2の駆動手段とを制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記回転角度に基づいて、前記撮像部による撮影方向が、前記ユーザの指示による前記移動方向に合うように、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段による前記撮像部の撮影方向の移動を制御することを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記撮像部または前記撮像部の撮像素子を、結像光学系の光軸回りに回転させる回転手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記撮像部で撮像された画像を、画像中心回りに回転させる画像処理を行う画像処理手段を有し、
前記制御手段は、前記画像処理手段による前記画像を画像中心回りに回転させる画像処理を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記角度取得手段は、前記撮像部または前記撮像部の撮像素子の結像光学系の光軸回りの回転と、前記撮像部で撮像されて表示される画像の画像中心回りの回転とに基づいて、前記回転角度を算出することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記撮像部で撮像されて表示された画像に対して前記ユーザが前記移動方向を指示するためのユーザーインターフェースのデータ、または、画像内に映る被写体の移動方向を示すユーザーインターフェースのデータを、生成する画像処理手段を有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記撮像部で撮像されて表示された画像に対して前記ユーザが前記移動方向を指示するためのユーザーインターフェースと、前記画像内に映る被写体の移動方向を示すユーザーインターフェースとは、正反対の方向を示すユーザーインターフェースであることを示す請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記回転角度に基づいて、前記第1の駆動手段による前記第1の方向と前記第2の駆動手段による前記第2の方向との合成ベクトルを算出し、前記合成ベクトルに基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とによる駆動の比率を決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記合成ベクトルに基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の駆動量を決定することを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記第1の駆動手段は複数の前記撮像部ごとの前記撮影方向を個々に前記第1の方向に移動させる複数の第1の駆動手段からなり、
前記第2の駆動手段は前記複数の撮像部ごとの前記撮影方向を個々に前記第2の方向に移動させる複数の第2の駆動手段からなり、
前記複数の撮像部または前記撮像部ごとの撮像素子を結像光学系の光軸回りに回転させる複数の回転手段をさらに有し、
前記方向取得手段は、前記複数の撮像部の中からユーザにより選択された一つ以上の撮像部で撮像されて表示される画像に対してユーザにより指示された前記移動方向を取得し、
前記制御手段は、前記複数の第1の駆動手段と前記複数の第2の駆動手段と前記複数の回転手段とを制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項10】
複数の前記移動方向をユーザが指示するためのユーザーインターフェースのデータを生成する画像処理手段を有し、
前記複数の撮像部の中からユーザにより複数の撮像部が選択された場合、前記画像処理手段は、ユーザによる前記ユーザーインターフェースへの操作を不可とする表示または前記ユーザーインターフェースを非表示にすることを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置の制御技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、撮像装置をパン駆動部とチルト駆動部を備えた雲台に搭載し、それらパン駆動部やチルト駆動部を駆動することによって、撮像装置の撮影方向を変更することが行われている。さらに近年は、撮像素子を光軸回りに回転駆動可能なローテーション駆動部を備えた撮像装置がある。また、撮像装置において、撮像素子によって撮像された画像のアスペクト比は、撮像面上の横方向画素数と縦方向画素数との比率で決まる。ローテーション駆動部を備えた撮像装置では、撮像面が水平方向に対して横長の状態であった撮像素子を、ローテーション駆動部により光軸回りに90度回転駆動することで、縦長の画像を得ることができる。
【0003】
また、特許文献1には、雲台のパン駆動およびチルト駆動、ならびに撮像装置または撮像素子を光軸回りに回転させるローテーション駆動を可能とする技術が開示されている。特許文献1では、パン駆動およびチルト駆動を制御する雲台操作モードと、ローテーション駆動を制御するローテーション操作モードとを選択可能となっている。ユーザは、ローテーション操作モードにおいて撮像装置または撮像素子を光軸回りに任意のローテーション角度に回転させる操作を行うことができ、また、雲台操作モードにおいて雲台を任意のパン角度やチルト角度にする操作を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-114503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に開示された技術では、操作性の向上を図ることを目的として、パン駆動およびチルト駆動とローテーション駆動とを別々に制御するようにしている。しかしながら、ローテーション駆動によって画像が任意の角度に回転された場合、ユーザは、雲台操作モード時に雲台のパン・チルト方向をどの程度操作すれば撮像装置を所望の撮影方向に向けられるかを、直感的に認識することが難しくなることがある。
【0006】
そこで本発明は、ユーザが画像の回転の角度を意識することなく所望の撮影方向へ直感的に操作できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の制御装置は、撮像部で撮像されて表示された画像に対してユーザにより指示された移動方向を取得する方向取得手段と、前記撮像部または前記撮像部の撮像素子の結像光学系の光軸回りの回転による回転角度と、表示された前記画像の画像中心回りの回転による回転角度との少なくとも一つを取得する角度取得手段と、前記撮像部の撮影方向を第1の方向に移動させる第1の駆動手段と、前記撮像部の撮影方向を前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動させる第2の駆動手段とを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記回転角度に基づいて、前記撮像部による撮影方向が、前記ユーザの指示による前記移動方向に合うように、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段による前記撮像部の撮影方向の移動を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザが画像の回転の角度を意識することなく所望の撮影方向へ直感的に操作できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態の撮像システムの機能構成例を示す図である。
複数の撮像部の円周上におけるパン駆動の説明図である。
一つの撮像部のチルト駆動の説明図である。
撮像素子のローテーション駆動の説明図である。
円周上の各撮像部における捻じれ駆動の説明図である。
撮像システムの概略構成例を示す図である。
第1の実施形態の撮像システムのハードウェア構成例を示す図である。
ローテーション駆動と被写体との関係説明に用いる図である。
横撮り状態の画像と縦撮り状態の画像の例を示す図である。
ローテーション時のパン駆動による画像の変化を示す図である。
ローテーション角度θ=0度のGUI例を示す図である。
ローテーション角度θ=+90度のGUI例を示す図である。
ローテーション角度θ=+45度のGUI例を示す図である。
合成ベクトルの説明図である。
ローテーション角度に応じたパン・チルト制御のフローチャートである。
駆動量選択ボタンの例を示す図である。
ローテーション角度φ=+90度のGUI例を示す図である。
ローテーション角度φ=+45度のGUI例を示す図である。
ローテーション角度φ=+90度、θ=-90度のGUI例を示す図である。
複数の撮像部が選択された際のGUI例を示す図である。
第4の実施形態の撮像システムの機能構成例を示す図である。
第4の実施形態の撮像システムのハードウェア構成例を示す図である。
第4の実施形態の撮像装置の外観構成例を示す図である。
チルト角度+90時のローテーション駆動の説明図である。
チルト角度が+90度のGUI例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。実施形態の構成は、本発明が適用される装置の仕様や各種条件(使用条件、使用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。また、以降の各実施形態において、同一もしくは同様の構成や処理工程には同じ参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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