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公開番号2025138827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2025112763,2023002521
出願日2025-07-03,2008-01-10
発明の名称携帯端末装置及び情報入力方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 3/04886 20220101AFI20250917BHJP(計算;計数)
要約【課題】表示部の大きさに制約がある電子機器でも、表示部に設けられたタッチパネルから簡単な操作で文字が入力されるようにする。
【解決手段】携帯端末装置は、第1の複数の領域と、その外側に配置される第二の複数の領域とから構成される第3の複数の領域を行列配列で表示した表示部と、表示部に対する接触に基づいて、第1の文字と、第1の文字に付随する第2の文字を指定する入力部とを備え、第1の文字を第1の複数の領域に1文字ずつ割り当てて表示し、第1の複数の領域の一に対する接触がされている状態を検出している間、第1の文字と、第1の文字に付随する第2の文字を、第3の複数の領域において一の領域の上下および左右に表示し、第1の文字と、第2の文字とのそれぞれに対する指定と指定の解除を受け付け可能とし、指定が最後に解除された文字を入力し、一の領域に隣接する他の領域に第1の文字が表示されている場合には、第2の文字を表示する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの入力を受け付ける、タッチパネルを備えた表示手段と、
前記表示手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記表示手段に対する押下を、第1の文字が表示された部分を含む第1領域において検出したことに応答し、ハイライトされた第1の文字を表示し、かつ、第2の文字および第3の文字を表示し、前記第2の文字は前記ハイライトされた第1の文字の上側に表示され、前記第3の文字は前記ハイライトされた第1の文字の下側に表示され、
前記第1の文字は第1の母音と第1の子音からなり、
前記第2の文字は第2の母音と第2の子音からなり、
前記第3の文字は第3の母音と第3の子音からなり、
前記第2の子音および前記第3の子音は前記第1の子音と同一であり、
前記第2の母音は前記第1の母音とは異なり、
前記第2の母音は前記第3の母音とは異なり、
前記第3の母音は前記第1の母音とは異なり、
前記押下が維持された状態で、前記第2の文字が少なくとも表示された部分を含む第2領域において前記押下を検出したあとに、前記押下がリリースされたことに応答し、前記第2の文字を入力文字として確定する、
携帯端末装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2領域において前記押下を検出したことに応答し前記第2の文字がハイライトされるとき、前記第2の文字のみがハイライトされる、請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記ハイライトされた第1の文字は、前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記第2の文字および前記第3の文字と比較して、強調された表示形態をとる、
請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記ハイライトされた第1の文字は、その文字自体の表示が、前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記第2の文字の文字自体の表示および前記第3の文字の文字自体の表示と比較して、強調された表示形態をとる、
請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記第1領域は、前記第2領域に対し、同列方向において隣接する領域である、請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記第1の文字は、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、「や」、及び「ら」の何れかの文字である、請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
【請求項7】
ユーザの入力を受け付ける、タッチパネルを備えた表示手段を備える電子機器に用いられる情報入力方法であって、
前記表示手段に対する押下を、第1の文字が表示された部分を含む第1領域において検出したことに応答し、ハイライトされた第1の文字を表示し、かつ、第2の文字および第3の文字を表示し、前記第2の文字は前記ハイライトされた第1の文字の上側に表示され、前記第3の文字は前記ハイライトされた第1の文字の下側に表示され、
前記第1の文字は第1の母音と第1の子音からなり、
前記第2の文字は第2の母音と第2の子音からなり、
前記第3の文字は第3の母音と第3の子音からなり、
前記第2の子音および前記第3の子音は前記第1の子音と同一であり、
前記第2の母音は前記第1の母音とは異なり、
前記第2の母音は前記第3の母音とは異なり、
前記第3の母音は前記第1の母音とは異なり、
前記押下が維持された状態で、前記第2の文字が少なくとも表示された部分を含む第2領域において前記押下が検出されたあとに、前記押下がリリースされたことに応答し、前記第2の文字を入力文字として確定する、
情報入力方法。
【請求項8】
前記第2領域において前記押下を検出したことに応答し前記第2の文字をハイライトするとき、前記第2の文字のみをハイライトする、請求項7に記載の情報入力方法。
【請求項9】
前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記ハイライトされた第1の文字は、前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記第2の文字および前記第3の文字と比較して、強調された表示形態をとる、
請求項7又は8に記載の情報入力方法。
【請求項10】
前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記ハイライトされた第1の文字は、その文字自体の表示が、前記表示手段に対する押下を前記第1領域において検出したことに応答して表示される前記第2の文字の文字自体の表示および前記第3の文字の文字自体の表示と比較して、強調された表示形態をとる、
請求項7又は8に記載の情報入力方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、電子機器、該電子機器に用いられる情報入力方法及び情報入力制御プログラム、並びに携帯端末装置に係り、たとえば、タッチパネルから文字が入力されて所定の動作を行う携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)などに適用して好適な電子機器、該電子機器に用いられる情報入力方法及び情報入力制御プログラム、並びに携帯端末装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
タッチパネルにより文字入力を行う構成の電子機器では、ひらがなの五十音が全て同タッチパネルに表示される構成が一般的であるが、文字入力用のタッチパネルがディスプレイ部に表示される携帯電話機やPDAなどの携帯用の電子機器では、携帯機器としての性質上、ディスプレイ部の大きさに制約があり、同タッチパネルを表示するための領域の確保が困難である。この対処方法として、文字行(「あ行」、「か行」など)に対応した文字を表示し、たとえば、「あ行」のタッチパネルを決まった回数だけ押下することで、「あ」→「い」→「う」→「え」→「お」のように、入力文字を切り替える方法が取られている。また、キーによる文字入力では、上記と同様に入力文字を切り替える方法の他、「あ行」のキーを1回押下した時点で、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」を選択候補として表示部に表示し、2回目の選択操作で文字を決定する方法もある。
【0003】
この種の関連する技術としては、たとえば、特許文献1に記載されたかな文字入力装置がある。
【0004】
このかな文字入力装置では、タッチパネル又はキーボードの複数のキーの1個に5文字が定義され、キーの選択操作と選択した後の操作点乃至操作力の前後左右の移動方向とにより、1文字が選択される。具体的には、キーの1個に5個のかな文字を順序付けて対応させ、操作乃至押下されたキーに基づいて五十音配列の段を選択することにより、かな1文字が選択される。1個のキーに5文字が定義されるので、文字キーの数を大幅に低減でき、したがって、キーの大きさを小さくしなくても、タッチパネルやキーボードの面積を小さくできる。ユーザは、五十音配列に関連付けて入力操作を習得できるので、習得が容易である。
【0005】
また、特許文献2に記載された液晶タッチパネルを用いた仮名入力方法では、液晶タッチパネルの画面に文字列「あかさたなはまやらわ」が横一列にスーパーインポーズ表示され、この中の1文字にタッチ入力があったのに応動して、そのタッチ文字の下にタッチ文字を含む「あ」行乃至「わ」行のいずれか1行の残りの文字列が縦一列にスーパーインポーズ表示され、横一列中の上記1文字を含む縦一列に並んだ表示文字の中の1文字にタッチ入力することで、その文字が入力される。
【0006】
また、特許文献3に記載された文字入力装置では、表示部にひらがな入力画面が表示され、CPU(中央処理装置)により、タッチパネル及び同タッチパネルを介して表示部の表示面に対するスタイラスペンの接触状態が検出され、その検出結果に基づいて、ひらがな入力画面のひらがな入力キーと対向するタッチパネルの所定領域にスタイラスペンが一点で接触したとき、当該ひらがな入力キーに割り当てた所定文字が入力され、ひらがな入力キーと対向するタッチパネルの所定領域にスタイラスペンが接触したまま移動したとき、異なる文字を入力することにより、ひらがな入力キーに対する格段的に簡単な選択操作が実行されて多数の文字が容易に入力される。
【0007】
また、特許文献4に記載された文字入力方法では、「あ」行から「わ」行の文字がそれぞれ割り付けられたテンキーによりかな文字を入力する文字入力装置において、各テンキー及び記号キーに、正面からの押し込みを検知する接点と、上下左右からの押し込みを検知する接点とが備えられ、各テンキーにより、正面から入力される「あ」段の文字と上下左右の4方向から入力される「い」段、「う」段、「え」段、「お」段の文字との5文字に対応する信号が出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-112636号公報(要約書、図1)
特開2002-222053号公報(要約書、図6)
特開2003-157144号公報(要約書、図4、図14)
特開2006-178755号公報(要約書、図4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記各文献を含む上記技術では、次のような問題点があった。
【0010】
すなわち、タッチパネルを押下することで入力文字を切り替える方法では、ユーザが意図した文字を表示する際には何度もキーを押下する必要があるという問題点がある。また、五十音の全てを表示したとしても、文字数が多いため、ユーザが入力したい文字を瞬時に探すことは難しい。また、キーによる文字入力では、ユーザが意図した文字を表示する際には何度もキーを押下する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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