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公開番号
2025138392
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037454
出願日
2024-03-11
発明の名称
シェルター用吸気装置
出願人
株式会社シェルタージャパン
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20250917BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】長期に亘り室内空気を良好な状態に維持できて、津波によるシェルター内の浸水を回避できるシェルター用吸気装置を提供する。
【解決手段】シェルター用吸気装置1は、複数個の外気導入弁10、並びに開閉部20、及びフィルター部30を有している。外気導入弁10は、外気導入筒11、および開閉蓋15を有している。2個の外気導入筒11が、天板53を貫通して取り付けられている。開閉部20を動作することで、開閉蓋15は同期して上下方向D2に移動して、外気導入孔11aを開閉する。フィルター部30は、第1フィルター31及び第2フィルター32とからなるフィルター群35、及びスクリーン部Sを有している。スクリーン部30を移動することで、開口面OPを通過する外気0Aは、第1フィルター31、あるいは第2フィルター32を経由してシェルター室内105に流入する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外気をシェルター室内に取り込むためのシェルター用吸気装置であって、
外気を取り込むことができる複数個の外気導入弁と、
複数個の前記外気導入弁を開閉する開閉部と、
を備えることを特徴とするシェルター用吸気装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記外気導入弁は、外気を流入させるための外気導入孔を画定する外気導入筒と、前記外気導入孔を開閉する開閉蓋と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシェルター用吸気装置。
【請求項3】
前記開閉部は、複数個の前記開閉蓋に接続する同期移動部と、前記同期移動部を動作する動作部と、を有し、前記同期移動部は、前記開閉蓋を同期して移動させることで、複数個の前記外気導入孔は同時に開閉されることを特徴とする請求項2に記載のシェルター用吸気装置。
【請求項4】
前記同期移動部は、前記外気導入筒に設けられた凹部に沿って摺動する摺動リブを有することを特徴とする請求項3に記載のシェルター用吸気装置。
【請求項5】
前記摺動リブの一端は前記開閉蓋に接続し、他端は前記開閉蓋が開放される方向の移動を制限するストッパが設けられることを特徴とする請求項4に記載のシェルター用吸気装置。
【請求項6】
前記摺動リブ、及び前記凹部は、前記外気導入筒の周方向に、等間隔に複数設けられることを特徴とする請求項4又は5に記載のシェルター用吸気装置。
【請求項7】
前記外気導入弁を通過した外気に含まれる汚染物質を除去できるフィルター部と、
前記フィルター部を通過した外気を、シェルター室内に流出させるための流出部と、を備え、
前記フィルター部は、第1方向に沿って延びる第1フィルターと、前記第1方向に沿って移動する開口面が設けられるスクリーン部と、を有し、前記第1フィルターは外気に含まれる有害物質を除去できる性能を具備し、前記開口面は平面視で前記第1フィルターの領域内に収容される形状に設定され、前記第1フィルターを通過する外気は、前記開口面を経由することを特徴とする請求項1に記載のシェルター用吸気装置。
【請求項8】
前記フィルター部は、前記第1フィルターに隣接して並べられて、前記第1方向に沿って延びる第2フィルターを有し、前記第2フィルターは外気に含まれる粉塵を除去できる性能を具備し、前記開口面は平面視で前記第2フィルターの領域内に収容される形状に設定され、前記第2フィルターを通過する外気は、前記開口面を経由することを特徴とする請求項7に記載のシェルター用吸気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シェルター室内に外気を取り込むためのシェルター用吸気装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の国際状況は、軍事的な緊張関係が高まっており、ミサイル攻撃による建物破壊や、場合によっては核を使用した攻撃等がなされるリスクがある。諸外国では、このような軍事攻撃等から身を守るために、シェルターが多数設置されている。
【0003】
緊迫する国際状況に鑑みて、我が国においても、戦争や天変地異等の緊急事態が発生した場合に備えて、放射線遮蔽性能を具備するいわゆる核シェルターの設置要望が高まっている。
【0004】
核シェルターは、放射性物質を遮断する必要があるため、極めて高い気密性が求められる。この場合、核シェルター内に避難する人々が生命を維持するために、所定量の酸素の供給が必要となる。避難が長期に及ぶ場合は、屋外からの放射性物質を含んだ空気を取り入れて、浄化した後に室内に取り入れる浄化装置を導入することが考えられる。
【0005】
近年は、大規模地震に起因する津波災害も懸念され、シェルターが水没する事態も想定される。この場合は、屋外からの空気の流入を遮断して、津波によるシェルター内への浸水を防止することを要する。
【0006】
特許文献1、2は送流路中にプレフィルターとHEPAフィルターと活性炭によりなる放射性物質除去部を備える空気清浄装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-219403号公報
特開2020-126072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1、2で提案される空気清浄装置は構造が複雑で、大きな設置スペースが必要となる。また、津波によるシェルター内部の浸水を阻止することは困難であると考えられる。
【0009】
本発明は、これらの問題点に着目してなされたものであり、長期に亘り室内空気を良好な状態に維持できて、しかも津波によるシェルター内の浸水を回避できるシェルター用吸気装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための発明は、外気をシェルター室内に取り込むためのシェルター用吸気装置であって、外気を取り込むことができる複数個の外気導入弁と、複数個の外気導入弁を開閉する開閉部と、外気導入弁を通過した外気に含まれる汚染物質を除去できるフィルター部と、フィルター部を通過した外気を、シェルター室内に流出させるための流出部と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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