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公開番号2025137695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025122309,2022507677
出願日2025-07-22,2020-08-06
発明の名称適応分解能管理信号伝達
出願人オーピー ソリューションズ, エルエルシー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/132 20140101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約【課題】適応分解能管理信号伝達の提供。
【解決手段】方法は、ビットストリームを受信することと、ビットストリームを使用して、適応分解能管理モードがイネーブルにされているかどうかを決定することと、ビットストリームを使用して、垂直スケーリング定数成分と、水平スケーリング定数成分とを含む、スケーリング率を決定することと、決定されたスケーリング率を使用して、適応分解能管理モードにおいて現在のブロックのピクセルデータを再構築することであって、現在のブロックを水平スケーリング定数成分によって水平にスケーリングすることと、現在のブロックを垂直スケーリング定数成分によって垂直にスケーリングすることとを含む、こととを含む。関連する装置、システム、技法、および物品もまた、説明される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
デコーダであって、前記デコーダは、コーディングされたピクチャのシーケンスと、シーケンスパラメータセットと、複数のピクチャパラメータセットとを備えるビットストリームを受信するように構成されており、各コーディングされたピクチャは、前記ピクチャパラメータセットのうちの1つと関連付けられ、前記シーケンスパラメータセットは、現在のピクチャに対して基準ピクチャから予測を実施するためのモードがイネーブルにされていることを示す1ビット信号を含み、前記基準ピクチャは、前記現在のピクチャと異なる分解能を有し、
前記デコーダは、
基準ピクチャとしての使用のために、前記シーケンスからの第1のピクチャをデコードすることと、
前記モードを使用して、現在のピクチャの前記ピクチャパラメータセットと前記シーケンスパラメータセットとの組み合わせを使用してスケール率を決定することであって、前記現在のピクチャおよび前記基準ピクチャは、異なる分解能を有する、ことと、
前記スケール率を使用することによって前記現在のピクチャのブロックをデコードすることにより、前記基準ピクチャから前記ブロックに対する予測因子を形成することと
によって、前記ビットストリームをデコードする、デコーダ。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
デコーダであって、前記デコーダは、コーディングされたピクチャのシーケンスと、シーケンスパラメータセットと、複数のピクチャパラメータセットとを備えるビットストリームを受信するように構成されており、各コーディングされたピクチャは、前記ピクチャパラメータセットのうちの1つと関連付けられ、前記シーケンスパラメータセットは、現在のピクチャに対して基準ピクチャから予測を実施するためのモードがイネーブルにされていることを示す1ビット信号を含み、前記現在のピクチャは、前記基準ピクチャと異なる分解能を有し、
前記デコーダは、
前記モードを使用して、前記複数のピクチャパラメータセットを使用して複数の異なるスケール率を決定することであって、前記スケール率の各々は、前記ピクチャのシーケンス内のピクチャのうちの1つのブロックに対する予測因子を形成するために使用され、前記予測因子は、基準ピクチャとして記憶された前記シーケンス内の以前にデコードされたピクチャから形成され、前記1つのピクチャの分解能は、前記基準ピクチャの分解能と異なる、こと
によって、前記コーディングされたビデオピクチャのシーケンスをデコードする、デコーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2019年8月6日に出願され、「ADAPTIVE RESOLUTION MANAGEMENT SIGNALING」と題された、米国仮特許出願第62/883,459号の優先権の利益を主張する。
続きを表示(約 3,800 文字)【0002】
本発明は、概して、ビデオ圧縮の分野に関する。特に、本発明は、適応分解能管理信号伝達を対象とする。
【背景技術】
【0003】
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮または解凍する、電子回路またはソフトウェアを含むことができる。これは、非圧縮ビデオを圧縮フォーマットに転換することができ、逆もまた同様である。ビデオ圧縮の文脈において、ビデオを圧縮する(および/またはそのある機能を実施する)デバイスは、典型的には、エンコーダと呼ばれ得、ビデオを解凍する(および/またはそのある機能を実施する)デバイスは、デコーダと呼ばれ得る。
【0004】
圧縮データのフォーマットは、標準的なビデオ圧縮仕様に適合し得る。圧縮は、圧縮されたビデオが元のビデオの中に存在するある情報を欠く点で損失的であり得る。この結果は、解凍されたビデオが、元のビデオを正確に再構築するための不十分な情報が存在するため、元の非圧縮ビデオより低い品質を有し得ることを含み得る。
【0005】
ビデオ品質と、(例えば、ビットレートによって決定される)ビデオを表すために使用されるデータ量と、エンコーディングアルゴリズムおよびデコーディングアルゴリズムの複雑性と、データ損失および誤差に対する感度と、編集のし易さと、ランダムアクセスと、エンドツーエンド遅延(例えば、待ち時間)と、同等物との間に、複雑な関係が存在し得る。
【0006】
運動補償は、ビデオにおけるカメラおよび/またはオブジェクトの運動を考慮することによって、以前および/または将来のフレーム等の基準フレームを前提として、ビデオフレームまたはその一部を予測するためのアプローチを含み得る。これは、ビデオ圧縮のためのビデオデータのエンコーディングおよびデコーディングにおいて、例えば、(H.264とも称される)MPEG(Motion Picture Experts Group)のアドバンスドビデオコーディング(AVC)規格を使用するエンコーディングおよびデコーディングにおいて採用され得る。運動補償は、基準ピクチャの現在のピクチャへの変換の観点からピクチャを記述し得る。基準ピクチャは、現在のピクチャと比較したとき、時間的に以前のものである、および/または現在のピクチャと比較したとき、将来からのものであり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある側面では、デコーダは、ビットストリームを使用して、適応分解能管理モードがイネーブルにされているかどうかを決定し、ビットストリームを使用して、垂直スケーリング定数成分と、水平スケーリング定数成分とを含む、スケーリング率を決定し、決定されたスケーリング率を使用して、適応分解能管理モードにおいて現在のブロックのピクセルデータを再構築することであって、現在のブロックを水平スケーリング定数成分によって水平にスケーリングすることと、現在のブロックを垂直スケーリング定数成分によって垂直にスケーリングすることとを含む、ことを行うように構成される、回路網を含む。
【0008】
別の側面では、方法は、ビットストリームを受信することと、ビットストリームを使用して、適応分解能管理モードがイネーブルにされているかどうかを決定することと、ビットストリームを使用して、垂直スケーリング定数成分と、水平スケーリング定数成分とを含む、スケーリング率を決定することと、決定されたスケーリング率を使用して、適応分解能管理モードにおいて現在のブロックのピクセルデータを再構築することであって、現在のブロックを水平スケーリング定数成分によって水平にスケーリングすることと、現在のブロックを垂直スケーリング定数成分によって垂直にスケーリングすることとを含む、こととを含む。
【0009】
本明細書に説明される主題の1つまたはそれを上回る変形例の詳細が、付随の図面および下記の説明に記載される。本明細書に説明される主題の他の特徴および利点が、説明および図面から、および請求項から明白となるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
デコーダであって、前記デコーダは、回路網を備え、前記回路網は、
ビットストリームを受信することと、
前記ビットストリームを使用して、適応分解能管理モードがイネーブルにされているかどうかを決定することと、
前記ビットストリームを使用して、垂直スケーリング定数成分と、水平スケーリング定数成分とを含むスケーリング率を決定することと、
前記決定されたスケーリング率を使用して、適応分解能管理モードにおいて現在のブロックのピクセルデータを再構築することであって、前記再構築することは、前記現在のブロックを前記水平スケーリング定数成分によって水平にスケーリングすることと、前記現在のブロックを前記垂直スケーリング定数成分によって垂直にスケーリングすることとを含む、ことと
を行うように構成される、デコーダ。
(項目2)
前記適応分解能管理モードは、前記ビットストリーム内の単一ビットによって前記現在のブロックのために信号伝達される、項目1に記載のデコーダ。
(項目3)
前記適応分解能管理モードは、ピクチャパラメータセット(PPS)内で信号伝達される、項目1に記載のデコーダ。
(項目4)
前記適応分解能管理モードは、シーケンスパラメータセット(SPS)内で信号伝達される、項目1に記載のデコーダ。
(項目5)
前記適応分解能管理モードは、スライスヘッダまたはタイルヘッダ内で信号伝達される、項目1に記載のデコーダ。
(項目6)
前記デコーダはさらに、前記ビットストリームを使用して、可能にされた分解能を特徴付ける分解能リストを決定するように構成される、項目1に記載のデコーダ。
(項目7)
前記デコーダはさらに、前記ビットストリームを使用して、可能にされた分解能を特徴付ける分解能リストの中へのインデックスを決定するように構成される、項目1に記載のデコーダ。
(項目8)
エントロピデコーダプロセッサであって、前記エントロピデコーダプロセッサは、前記ビットストリームを受信し、前記ビットストリームを量子化された係数にデコードするように構成される、エントロピデコーダプロセッサと、
逆量子化および逆変換プロセッサであって、前記逆量子化および逆変換プロセッサは、逆離散コサインを実施することを含む前記量子化された係数を処理するように構成される、逆量子化および逆変換プロセッサと、
デブロッキングフィルタと、
フレームバッファと、
イントラ予測プロセッサと
をさらに備える、項目1に記載のデコーダ。
(項目9)
前記現在のブロックは、四分木+二分決定木の一部を形成する、項目1に記載のデコーダ。
(項目10)
前記現在のブロックは、コーディング木単位である、項目1に記載のデコーダ。
(項目11)
前記現在のブロックは、コーディング単位である、項目1に記載のデコーダ。
(項目12)
前記現在のブロックは、予測単位である、項目1に記載のデコーダ。
(項目13)
方法であって、
ビットストリームを受信することと、
前記ビットストリームを使用して、適応分解能管理モードがイネーブルにされているかどうかを決定することと、
前記ビットストリームを使用して、垂直スケーリング定数成分と、水平スケーリング定数成分とを含むスケーリング率を決定することと、
前記決定されたスケーリング率を使用して、適応分解能管理モードにおいて現在のブロックのピクセルデータを再構築することであって、前記再構築することは、前記現在のブロックを前記水平スケーリング定数成分によって水平にスケーリングすることと、前記現在のブロックを前記垂直スケーリング定数成分によって垂直にスケーリングすることとを含む、ことと
を含む、方法。
(項目14)
前記適応分解能管理モードは、前記ビットストリーム内の単一ビットによって前記現在のブロックのために信号伝達される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記適応分解能管理モードは、ピクチャパラメータセット(PPS)内で信号伝達される、項目13に記載の方法。
(項目16)
前記適応分解能管理モードは、シーケンスパラメータセット(SPS)内で信号伝達される、項目13に記載の方法。
(項目17)
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明を例証する目的のために、図面は、本発明の1つまたはそれを上回る実施形態の側面を示す。しかしながら、本発明が、図面に示される通りの配列および手段に限定されないことを理解されたい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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