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公開番号2025137591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025116421,2024099396
出願日2025-07-10,2019-01-30
発明の名称符号化装置及び復号装置
出願人パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ,Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 19/105 20140101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約【課題】動画像の符号化等において、処理量の増加を抑制しつつ、より細分化された予測処理を行うことができる符号化装置を提供する。
【解決手段】符号化装置100は、回路160と、メモリ162と、を備え、回路160は、動画像におけるブロック単位の動きベクトルに基づき予測処理を行う第1のモード、及び、ブロックを分割したサブブロック単位の動きベクトルに基づき予測処理を行う第2のモードを含む複数のモードのうち、いずれのモードを用いて予測処理を行うかを決定し、第1のモードで予測処理を行う場合は、予測処理を行うことで得られる予測画像における画素値の空間的な勾配を用いて予測画像の補正処理を行うか否かを判定し、補正処理を行うと判定された場合に補正処理を行い、第2のモードで予測処理を行う場合は、補正処理を行わず、第1のモード及び第2のモードは、マージモードに含まれる。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
予測処理を行って動画像を符号化する符号化装置であって、
回路と、
メモリと、を備え、
前記回路は、前記メモリを用いて、
前記動画像におけるブロック単位の動きベクトルに基づき前記予測処理を行う第1のモード、及び、前記ブロックを分割したサブブロック単位の動きベクトルに基づき前記予測処理を行う第2のモードを含む複数のモードのうち、いずれのモードを用いて前記予測処理を行うかを決定し、
前記第1のモードで前記予測処理を行う場合は、前記予測処理を行うことで得られる予測画像における画素値の空間的な勾配を用いて前記予測画像の補正処理を行うか否かを判定し、前記補正処理を行うと判定された場合に前記補正処理を行い、
前記第2のモードで前記予測処理を行う場合は、前記補正処理を行わず、
前記第1のモード及び前記第2のモードは、前記ブロックに隣接する隣接ブロックの動きベクトルを動きベクトルとして用いるモードであるマージモードに含まれる、
符号化装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
予測処理を行って動画像を復号する復号装置であって、
回路と、
メモリと、を備え、
前記回路は、前記メモリを用いて、
前記動画像におけるブロック単位の動きベクトルに基づき前記予測処理を行う第1のモード、及び、前記ブロックを分割したサブブロック単位の動きベクトルに基づき前記予測処理を行う第2のモードを含む複数のモードのうち、いずれのモードを用いて前記予測処理を行うかを決定し、
前記第1のモードで前記予測処理を行う場合は、前記予測処理を行うことで得られる予測画像における画素値の空間的な勾配を用いて前記予測画像の補正処理を行うか否かを判定し、前記補正処理を行うと判定された場合に前記補正処理を行い、
前記第2のモードで前記予測処理を行う場合は、前記補正処理を行わず、
前記第1のモード及び前記第2のモードは、前記ブロックに隣接する隣接ブロックの動きベクトルを動きベクトルとして用いるモードであるマージモードに含まれる、
復号装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、動画像を符号化する符号化装置等に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、動画像を符号化するための規格として、HEVC(High Efficiency Video Coding)とも呼ばれるH.265が存在する(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
H.265(ISO/IEC 23008-2 HEVC)/HEVC(High Efficiency Video Coding)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、動画像の符号化等において、処理量の増加を抑制しつつ、より細分化された予測処理を行うことは容易ではない。
【0005】
そこで、本開示は、動画像の符号化等において、処理量の増加を抑制しつつ、より細分化された予測処理を行うことができる符号化装置等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る符号化装置は、予測処理を行って動画像を符号化する符号化装置であって、回路と、メモリと、を備え、前記回路は、前記メモリを用いて、前記動画像におけるブロック単位の動きベクトルに基づき前記予測処理を行う第1のモード、及び、前記ブロックを分割したサブブロック単位の動きベクトルに基づき前記予測処理を行う第2のモードを含む複数のモードのうち、いずれのモードを用いて前記予測処理を行うかを決定し、前記第1のモードで前記予測処理を行う場合は、前記予測処理を行うことで得られる予測画像における画素値の空間的な勾配を用いて前記予測画像の補正処理を行うか否かを判定し、前記補正処理を行うと判定された場合に前記補正処理を行い、前記第2のモードで前記予測処理を行う場合は、前記補正処理を行わず、前記第1のモード及び前記第2のモードは、前記ブロックに隣接する隣接ブロックの動きベクトルを動きベクトルとして用いるモードであるマージモードに含まれる。
【0007】
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、コンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、及び、記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様に係る符号化装置等は、動画像の符号化等において、処理量の増加を抑制しつつ、より細分化された予測処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1に係る符号化装置の機能構成を示すブロック図である。
図2は、実施の形態1におけるブロック分割の一例を示す図である。
図3は、各変換タイプに対応する変換基底関数を示す表である。
図4Aは、ALFで用いられるフィルタの形状の一例を示す図である。
図4Bは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図4Cは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図5Aは、イントラ予測における67個のイントラ予測モードを示す図である。
図5Bは、OBMC処理による予測画像補正処理の概要を説明するためのフローチャートである。
図5Cは、OBMC処理による予測画像補正処理の概要を説明するための概念図である。
図5Dは、FRUCの一例を示す図である。
図6は、動き軌道に沿う2つのブロック間でのパターンマッチング(バイラテラルマッチング)を説明するための図である。
図7は、カレントピクチャ内のテンプレートと参照ピクチャ内のブロックとの間でのパターンマッチング(テンプレートマッチング)を説明するための図である。
図8は、等速直線運動を仮定したモデルを説明するための図である。
図9Aは、複数の隣接ブロックの動きベクトルに基づくサブブロック単位の動きベクトルの導出を説明するための図である。
図9Bは、マージモードによる動きベクトル導出処理の概要を説明するための図である。
図9Cは、DMVR処理の概要を説明するための概念図である。
図9Dは、LIC処理による輝度補正処理を用いた予測画像生成方法の概要を説明するための図である。
図10は、実施の形態1に係る復号装置の機能構成を示すブロック図である。
図11は、第1態様において符号化装置及び復号装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、第1態様において符号化装置及び復号装置が行う動作の他の例を示すフローチャートである。
図13は、ATMVPモードにおけるサブブロック単位の動きベクトルの決定方法の一例を示す図である。
図14は、STMVPモードにおけるサブブロック単位の動きベクトルの決定方法の一例を示す図である。
図15は、実施の形態1に係る符号化装置の実装例を示すブロック図である。
図16は、実施の形態1に係る符号化装置の動作例を示すフローチャートである。
図17は、実施の形態1に係る復号装置の実装例を示すブロック図である。
図18は、実施の形態1に係る復号装置の動作例を示すフローチャートである。
図19は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムの全体構成図である。
図20は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図21は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図22は、webページの表示画面例を示す図である。
図23は、webページの表示画面例を示す図である。
図24は、スマートフォンの一例を示す図である。
図25は、スマートフォンの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本開示の基礎となった知見)
例えば、動画像を符号化する符号化装置は、動画像の符号化等において、処理量の増加を抑制しつつ、より細分化された予測処理を行う動画像を符号化する際、動画像を構成する画像から予測画像を減算することにより予測誤差を導出する。そして、符号化装置は、予測誤差に対して周波数変換及び量子化を行って、その結果を画像のデータとして符号化する。このとき、動画像に含まれるブロック等の符号化対象ユニットの動きをブロック単位又は当該ブロックを構成するサブブロック単位で動き予測処理を行い、さらに微小単位で動き補正処理を行えば、符号化精度が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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