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公開番号2025137007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035971
出願日2024-03-08
発明の名称正極活物質、および、正極活物質の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 4/525 20100101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池抵抗の低減。
【解決手段】正極活物質は、複数の二次粒子を含む。複数の二次粒子の各々は、3から20個の一次粒子を含む。一次粒子は、リチウム金属複合酸化物を含む。リチウム金属複合酸化物は、層状岩塩型構造を有する。一次粒子の粒子径分布が「0.3μm以上のDmin」および「0.10μm以上のDFWHM」を有する。粒子径分布は、個数基準である。Dminは、粒子径分布における最小径を示す。DFWHMは、粒子径分布の最大ピークの半値全幅を示す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の二次粒子を含み、
前記複数の二次粒子の各々は、3から20個の一次粒子を含み、
前記一次粒子は、リチウム金属複合酸化物を含み、
前記リチウム金属複合酸化物は、層状岩塩型構造を有し、
前記一次粒子の粒子径分布が、
0.3μm以上のD
min
、および、
0.10μm以上のD
FWHM
を有し、
前記粒子径分布は、個数基準であり、
前記D
min
は、前記粒子径分布における最小径を示し、かつ、
前記D
FWHM
は、前記粒子径分布の最大ピークの半値全幅を示す、
正極活物質。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記D
FWHM
が0.21μm以上である、
請求項1に記載の正極活物質。
【請求項3】
前記D
FWHM
が0.87μm以下である、
請求項1に記載の正極活物質。
【請求項4】
前記リチウム金属複合酸化物は、一般式:
Li
1-a
MO
2
で表される組成を有し、
前記一般式中、
-0.5≦a≦0.5の関係が満たされており、かつ、
Mは、Ni、Co、MnおよびAlからなる群より選択される少なくとも1種を含む、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の正極活物質。
【請求項5】
(a)金属水酸化物を準備すること、
(b)前記金属水酸化物およびリチウム化合物を混合することにより、混合物を形成すること、
(c)酸素雰囲気下、前記混合物に熱処理を施すことにより、リチウム金属複合酸化物を合成すること、
(d)前記リチウム金属複合酸化物を解砕することにより、二次粒子を形成すること、および、
(e)前記二次粒子を水洗すること、
を含み、
前記リチウム化合物は、20μm以上のD50を有し、かつ、
前記D50は、質量基準の粒子径分布において、積算値が50%になる粒子径を示す、
正極活物質の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、正極活物質、および、正極活物質の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2019-145204号公報は、平均粒径が1μm以下の一次粒子が集合して形成された二次粒子を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-145204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
二次粒子は、一次粒子の集合体である。例えば、一次粒子サイズの調整により、放電容量の増大が期待される。ただし、電池抵抗に改善の余地があると考えられる。
【0005】
本開示の目的は、電池抵抗の低減にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.正極活物質は、複数の二次粒子を含む。複数の二次粒子の各々は、3から20個の一次粒子を含む。一次粒子は、リチウム金属複合酸化物を含む。リチウム金属複合酸化物は、層状岩塩型構造を有する。一次粒子の粒子径分布が「0.3μm以上のD
min
」および「0.10μm以上のD
FWHM
」を有する。粒子径分布は、個数基準である。D
min
は、粒子径分布における最小径を示す。D
FWHM
は、粒子径分布の最大ピークの半値全幅を示す。
【0007】
従来、一次粒子は、シャープな粒子径分布を有する。本開示の正極活物質においては、一次粒子がブロードな粒子径分布を有する。すなわち、D
FWHM
が0.1μm以上である。メカニズムの詳細は不明ながら、一次粒子がブロードな粒子径分布を有することにより、電池抵抗の低減が期待される。例えば、各種サイズの一次粒子が共存することにより、二次粒子の内部におけるリチウム(Li)拡散が促進されている可能性がある。
【0008】
2.上記「1」に記載の正極活物質は、例えば、次の構成を含んでいてもよい。D
FWHM
が0.21μm以上である。
【0009】

FWHM
が0.21μm以上である時、電池抵抗の低減に加えて、耐久性の向上も期待される。粒子径分布がよりブロードになることにより、二次粒子の内部におけるイオン拡散がいっそう促進され得る。他方、二次粒子の表面と、電解質との接触面積は減少し得る。その結果、耐久性が向上し得ると考えられる。
【0010】
3.上記「1」または「2」に記載の正極活物質は、例えば、次の構成を含んでいてもよい。D
FWHM
が0.87μm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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